受験参考書

学校配布の物理重要問題集と良問の風はどっち? A問題の別冊解答で進められるかで選ぶ

学校で2026年版の物理重要問題集を配られた高2・高3へ。迷ったら重問のA問題から。A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときに買い足します。2冊を全題解く場合の日数も計算しました。

広告・アフィリエイトリンクを含みます

この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由の購入や申込みで、kaupedia に報酬が入る場合があります。 広告について

要点

  1. 学校で重問を配られたなら、迷ったら重問のA問題から。A問題の別冊解答で進められるなら重問を続ける
  2. A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときに三訂版を買い足す
  3. 重問2026年版163題と良問の風 三訂版154題で317題。1日2題で159日、巻末論述は別
良問の風 物理 三訂版。河合出版の公式商品画像。
書影:河合出版

A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときに買い足す

良問の風 物理 三訂版

Amazonで見る価格・在庫を確認選ぶ理由と注意点を見る ↓

学校で重問を配られたなら、迷ったら重問のA問題から始めます。A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときに買い足します。配布本だけで遅れると不安でも、2冊の全317題を1日2題で解くと159日かかり、高3の10月1日開始では2027年2月25日からの国公立大前期試験を越えます。

重問に良問の風を足す? 迷ったら重問のA問題から。A問題の別冊解答で進められるなら重問を続ける。A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときに三訂版(税込1,100円)を買い足す。重問2026年版は163題で、配布済みなら追加支出は0円。良問の風 三訂版は154題。両方の全317題を1日2題で解くと159日で、巻末論述は別。
数研出版と河合出版の公式情報による。題数は2026年9月25日、日数は1日2題の試算

学校で重問を配られたなら、迷ったらA問題から

学校採用版は表紙に「2026 物理重要問題集」とある数研出版の本です。表紙に「実戦」が付く書店版とは同内容で、書店版だけに入試直前用の24ページの冊子が付きます。出版社の説明では全163題のうち「必解」印が87題。A問題は標準的な頻出問題、B問題は応用問題です。

まず授業の進度に合わせてA問題を解き、別冊解答で立式の理由まで追います。B問題はA問題を終え、志望校の過去問で必要な分野から使えます。2026年7月の東大生の投稿は、高2の秋から高3の夏まで重問を使った経験を記しています。東大・京大以外の多くの大学ならA問題を解けるようにするだけでもかなり戦える、という本人の見方です。

良問の風で標準問題に慣れてから重問へ進む順を勧める塾の解説もあります。2021年4月の知恵袋の回答でも、2冊を使った人は重問の方が難しいと書いています。

重問全体の方が難しいという声を踏まえ、まず配られたA問題を試します。数研出版はA問題を標準的な頻出問題、B問題を応用問題と説明しています。上の東大生も、B問題で急に難しくなると振り返っています。

河合出版は良問の風を頻出・標準の問題集と説明しています。A問題の別冊解答で進められるなら、重問を続けます。

同じ知恵袋の回答者は、良問の風は学びやすいよう設問を変えてある一方、解き方にはやや癖を感じたそうです。重問の長い問題文は入試の形に近いとも書いています。二次試験の長い設問は重問のB問題か過去問で練習します。共通テストだけに物理を使うなら、良問の風を買う前に共通テスト形式の過去問を解いてみます。

良問の風 三訂版は河合出版の説明では、頻出・標準の154題と巻末の論述問題を収めています。2冊を選ぶときは次の差を見ます。

選択に効く差

配布された重問 2026年版

良問の風 三訂版

問題の組み方

A問題が標準頻出、B問題が応用。必解印87題

頻出・標準154題と巻末の論述問題

新たな支出

学校配布分を使う

税込定価1,100円(2026年9月25日、河合出版)

解説の詳しさだけを理由に良問を買う前に、重問の別冊解答を開きます。数研出版は別冊解答を本冊より多い176ページとし、詳しく丁寧に解答すると説明しています。公開見本の2〜3ページでは、各題の最初に「ヒント」があり、図と途中式が続きます。良問を足すかは解説の量ではなく、どちらの書き方なら式を追えるかで決めます。

163題と154題を両方解くと、1日2題で159日

出版社が示す全題を1回ずつ、1日2題のペースで解くとします。重問163題は82日、良問154題は77日。両方なら317題で159日です。良問の巻末論述と解き直しは別に時間がかかります。

学校で配られた重問5題に約2時間かかると、2022年3月の知恵袋で医学部志望の受験生が書いています。この人の速さなら2題に約48分です。回答者は、良問の風で8割以上正答できてから重問を解き直す順を勧めています。

高3が2026年10月1日を1日目として毎日進めると、重問だけの全163題は12月21日、良問も全題足した317題は2027年3月8日に終わります。国立大学協会と公立大学協会は前期試験を2月25日からとしています。2冊の全題を始めると、初回演習だけで前期試験を越えます。

A問題だけの題数は公表されていません。手元の本で各章のA問題を数え、2で割って端数を切り上げれば、1日2題で進める日数が出ます。時間が足りなければ、手元のA問題で「必解」印が付いた題から解きます。買った本を積むのが心配なら、良問の全154題を加えて初回の予定を77日増やす前に、重問のA問題を進めます。

2026年6月の旧帝大工学部合格者の投稿には、良問を使わず、重問を高2の冬休みから直前期まで2〜3周した例があります。配られた本を解き直して進む道もあります。私なら、A問題から進めて説明が合わない単元だけ良問を使います。

A問題の別冊解答で止まるなら、同じ題材の試し読みで選ぶ

良問の風の公式試し読みは5画面です。4画面目は問題6ページの「速度と加速度」の第1題、5画面目は解答2ページ。単元の最初に「KEY POINT」があり、第1題の解答では図と計算が続きます。

重問の公開解答見本の第3題と良問の試し読みの第1題は、どちらもv-tグラフ(速度と時間のグラフ)の傾きと面積を使います。重問は各題の「ヒント」、良問は第1題の解答の冒頭で考え方を示します。同じ題材で書き方を比べ、手元の重問のA問題の別冊解答でも立式を追います。

2018年8月の元受験者のブログでは、重問の解説は比較的分かりやすかったそうです。一方、2026年9月の名大工学部生の投稿は、数年前に使った重問に解説が簡潔すぎる問題もあったと振り返っています。

良問の風の解説も、2021年3月の名工大合格者は淡白に感じ、2026年2月の宮崎大医学部生は分かりやすかったと書いています。年月は投稿の時期で、使った版はどの投稿にも書かれていません。声が割れるからこそ、手元の解答と試し読みを読み比べます。

学校の授業で終えた「等加速度運動」のA問題を1題解き、別冊解答で立式の理由を自分の言葉で説明します。説明できれば進められていて、説明できない式が残れば止まっています。良問の風の試し読みの第1題も同じ方法で読み、A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときが買い足す合図です。

試し読みで比べられるのは近い題材の1題です。ほかの単元で止まるなら、書店で同じ単元の解答を読み比べます。

A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときは、良問の風 三訂版を選びます。止まった単元を別の書き手の説明で解き直せます。税込定価は1,100円(2026年9月25日の河合出版の表示)。購入先では表紙の「三訂版」と別冊解答がそろうかを見ます。

どちらの解答でも止まるなら、教科書の基本問題へ戻る

良問の風の試し読みの2画面目(4ページ)は、基本が固まっていない分野では、先に『物理のエッセンス』などで足場を作るよう勧めています。どちらの解答でも立式の理由を説明できないときは、同じ単元の教科書の例題や授業の基本問題で、図と公式の意味から学び直します。

解説のどの行で止まったかを探す手順は、物理のエッセンスの解説が分からないときの記事にまとめています。説明の本を1冊足すなら、エッセンス・良問の風・名問の森の選び方も参考になります。

今日、手元のA問題を1題解いてから決める

今日、学校の授業で終えた「等加速度運動」のA問題を1題解き、別冊解答で立式の理由を自分の言葉で説明します。説明できれば重問を続け、説明できない式が残れば、良問の風の試し読みの解答2ページを同じ方法で読みます。

購入先

価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。

良問の風 物理 三訂版。河合出版の公式商品画像。
書影:河合出版

河合出版

良問の風 物理 三訂版

A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められるときに買い足す

商品の公式情報
向く人
A問題の別冊解答で止まり、良問の風の試し読みなら進められた人。止まった単元を、別の書き手の説明で解き直したい人
確認すること
購入先では表紙の三訂版と、別冊解答がそろうかを見る
書籍の仕様を見る

記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。

しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

しおり

大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

この著者の記事を読む ↗