要点
- まだ解いていない回がある人は2026年版を先に使う。迷ったら手持ちの残りから1回解く。
- 手持ちで足りず、新しい版にまだ解いていない回があり、解き直す時間もある人は、その科目だけ2027年版を買い足す。
- 最新の本試験だけ解きたい人は無料の公式問題と正解を使う。解説は学校の教材などで補う。
去年の黒本にまだ解いていない回が残る人は、迷ったら2026年版から1回解きます。黒本は本番をまねた模試を集めた本なので、新しい版でも受けた模試と重なることがあるからです。手持ちで足りず、新しい版のまだ解いていない回を解き直す時間も取れる科目だけ2027年版を買い足します。
こんな人は
- まだ解いていない回がある人は今ある本の残りから1回解く。
- 手持ちで足りず、新しい版にまだ解いていない回があり、解き直す時間もある人は、その科目だけ買い足す。
- 最新の本試験だけ解きたい人は無料の公式問題と正解を使う。

新しい版で変わるのは模試の年と最新の本試験
ここで比べる黒本は河合出版の『共通テスト総合問題集』です。何年もの本試験を解く『過去問レビュー』とは別のシリーズ。表紙が黒い本を探すときはこの名前で見分けます。
本試験とは実際の共通テストで出された問題のことです。出版社の案内では、新しい版には全統模試と最新の本試験が載っています。
年が変わると次の年の問題を買い足せますが、学校や予備校で受けた模試の問題が入っていることもあります。本が出た年と、自分が初めて解くかどうかは別ですよね。
たとえば公共・倫理のネットで読める目次を比べると、模試が行われた年と本試験が次の年へ移っています。これは同じ科目での違い。どの科目も同じ順に並ぶことや、すべての問いが入れ替わったことまで表す表ではありません。
公共・倫理で比べる所 | 2026年版 | 2027年版 |
|---|---|---|
高2の全統模試 | 2023年度 | 2024年度 |
第1〜3回の全統模試とプレ | 2024年度 | 2025年度 |
共通テストの本試験 | 2025年度 | 2026年度 |
英語リーディングの新しい版でも目次に挙がる模試は同じ年のものです。受けた模試と名前が同じでも、行われた年が違えば別の回です。名前と年をそろえて比べれば、自分が解いた回かどうかが分かります。
残りの回を使い、最新の本試験を無料で補う
去年の版を持っている人が今できるのはまだ見ていない問題を解くこと。表紙の年が古くても答えをまだ知らない回で、時間内に解き終える練習ができます。私なら、残っている回を先に解きます。
ただし、去年の版に載っている本試験は今年より前の問題です。最新の本試験だけ解きたい人は大学入試センターの無料の問題と正解で補えます。リスニングの音声も無料です。
公式サイトでは著作権のために、読めない所がある科目もあります。また、正解の番号を見るだけではどこで間違えたか分かりにくいこともあります。学校の解説や今ある本の過去問集で直せる人はそれを使えば十分です。
今年の本番で出た問題を解くと、今はどのように聞かれるかが分かります。たとえば英語では文章を書き直す問いが本試験にあります。去年の模試を進める人もこうした問いを最新の本試験で一度解いてから、残りへ戻ると使い分けやすいですね。
中古をこれから買う人は書き込みで答えが見えていないか、答えの冊子がそろっているかも見る所です。リスニングでは、その年の本に合った音声を開けることも必要です。学校から使う本を言われている人はその年版を用意します。
初めて解く問題が増える科目だけ買い足す
今ある本の答えを覚えてしまうと、決めた時間で読み終える練習に使う問題を増やしたくなりますよね。そこで数えるのは初めて解く問題、つまり内容や答えをまだ知らない回。受けていなくても学校の授業で解いた回は解き直しに回します。
新しい版には全統模試が5回分あります。そこに最新の本試験が付くので、合わせて6回分です。すでに解いた回を引くと、自分にとって新しい問題の数が出ます。
例として、新しい版の模試のうち2回は受験済みで、2026年度の本試験も学校で解いたとします。同じ回を重ねて引かず、残りの回も授業などで解いていないことを前提にした数え方です。
すでに解いた回は間違いを直すために使えます。初めて見る文章を、決めた時間で読む練習とは別の使い方です。まだ知らない問いがいくつ増えるかを見ると、買い足す理由がはっきりします。
科目によっては模試の問題を変えて載せることもあります。数える手がかりは、模試が行われた年と、学校で解いた問題の中身です。使う科目の目次を受けた模試の記録と並べ、まだ知らない回が増える科目を選びます。
英語で河合以外も比べたい人は、共通テスト英語の予想問題集の選び方へ。
1冊増やす前に、解き直す時間まで予定に入れる
学校の宿題がある中で、全部を買い直しても解くために使える時間はそのままです。買うかどうかは今ある本の残りと、新しく買う問題を直すところまで終えられるかで決めます。
高1の冬休みに生物を演習
学校の宿題と英検準1級の勉強もあり、毎日大問2題ほどのペースで2026年版を1冊解き終えるのでいっぱいだった。
2026年2月の学習記録の要約
黒本の全統プレを解いた
国語とリスニングで普段より点が下がり、採点しながら戸惑った。
2026年1月の知恵袋の質問の要約。書籍の年版は不明
点が下がったときに、すぐ次の本を探したくなりますよね。まず、習ったことを思い出せなかった問いと、ゆっくりなら解けた問いに分けます。思い出せなかった所は教科書へ戻り、時間が足りなかった所は解き方と時間の使い方を直します。
英語リーディングは本番と同じ80分で解きます。解き直しにも同じ長さを取るとした予定は次の量です。
英語リーディングの解答時間は2027年度受験案内の80分。解き直し80分は予定を立てるための仮の値で、実際の学習時間を測った値ではありません。
ほかの科目では、手持ちを1回解いて直すのにかかった時間で、新しい版の残りも予定に入れます。生物基礎でも、英語の解答時間をそのまま当てはめず、自分にかかった時間で考えるということです。
英語が手持ちで足りず、新しい版のまだ解いていない回を解き直す時間も取れる人は、英語リーディングを1冊足します。税込みの定価は1,595円(河合出版、2026年10月12日)。
生物基礎が手持ちで足りず、新しい版のまだ解いていない回を解き直す時間も取れる人は、生物基礎を1冊足します。税込みの定価は1,155円(河合出版、2026年10月12日)。生物基礎と生物はそれぞれ別の本です。
迷ったら、今ある本の目次のページで残りを数える
新しい版の定価は科目で分かれます。去年の定価との差はどちらのグループも55円。ただ、持っている本を買い直すときに払うのは差額ではなく、新しい版の1冊分です。
科目 | 2026年版の税込みの定価 | 2027年版の税込みの定価 |
|---|---|---|
英語など、理科基礎以外の14冊 | 各1,540円 | 各1,595円 |
物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎 | 各1,100円 | 各1,155円 |
表の値段は河合出版の税込みの定価です(2026年10月12日)。中古の値段や送料は店ごとに変わります。安い去年の版を探す人も、答えの冊子や音声がそろっていて、実際に使える本を選びます。
- 今ある本の目次のページで、まだ解いていない回に印を付ける迷ったら、その中から1回を今日の予定に入れる。解答と直す時間もそろえる1回分
購入先
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- 向く人
- 手持ちの残りでは足りず、2027年版にまだ解いていない回があり、解いて直す時間も取れる人。学校で解いた回も数える。
- 確認すること
- 表紙の2027・共通テスト総合問題集・英語[リーディング]を選ぶ。模試の年と学校で解いた内容も比べる。リスニングは別冊。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 手持ちの残りでは足りず、2027年版にまだ解いていない回があり、解いて直す時間も取れる人。学校で解いた回も数える。
- 確認すること
- 表紙の2027・共通テスト総合問題集・生物基礎を選ぶ。生物の版と区別し、模試の年と学校で解いた内容も比べる。
書籍の仕様を見る
- 収録
- 全統模試5回+2026年本試験1回
- 体裁
- B5判・168ページ
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