要点
- 迷ったら過去問を続ける。13回の通し演習と採点は17時間20分で、18日×1日平均60分では復習に40分しか残らない(試算)
- 四字熟語か書き取りの一方が2回とも最多失点で、手元に未演習の問題がなければ分野別を足す。改訂三版の税込定価は990円、送料等は別(2026年9月30日)
- 2026年第1回の無料問題例で失点を分ける。通し3回と、1日20問を12日・計240問の練習に配分する(試算)
私なら、2026年10月18日の漢検2級に申込済みで過去問を持っている人は、迷ったら手元の過去問を続けます。13回の通し演習と採点には17時間20分かかり、残り18日を1日平均60分で使うと復習に残るのは40分です(試算)。本を増やして間に合うか不安なら、四字熟語か書き取りの一方が2回とも最多失点で、手元に未演習の問題がなければ分野別を足します。

迷ったら過去問を続け、2回の失点で買い足すか決める
分野別を足すのは、弱点に使う新しい問題が手元で足りなくなったときです。 過去問も、大問を分ければ四字熟語や書き取りだけを練習できます。まだ解いていない回が残っていれば、その分野を先に使います。
手元の問題と解説で練習を続けられる人は、買い足さずに進めます。意味や字形でつまずいた1問は、手元の辞書で調べて解き直します。通学中で国語の先生に質問できる人は、問題と自分の答案を持っていく方法もあります。
まず、違う問題を2回分解き、分野ごとの失点を並べます。1回は公式の無料問題例、もう1回は手元の未演習の過去問を使えます。
解き切っていれば、初めて解いたときの得点記録を使います。記録がなければ、まず無料問題例で間違えた問題を復習します。
四字熟語は書き取りと意味を合わせて、ほかも大問ごとに「満点から自分の得点を引いた点数」を記録します。
四字熟語か書き取りの一方が2回とも最多失点で、手元に未演習の問題がなければ、分野別を足します。最多失点の分野が変わる、同点で並ぶ、ほかの分野が最多、未演習の問題が残る、という場合は過去問を続けます。2回は、1回だけの出題の偏りで買い足すのを避けるための目安です。分かるのは練習を増やす分野で、合格の予測は別の話です。
過去問13回を解いて四字熟語の弱さに気づき、追加で四字熟語を覚えた受検者もいます(note、2023年3月)。古い過去問集から始めた人の報告ですが、先に失点を見てから問題を足す順は、今の手元の本でも使えます。
条件がそろった人には、同じ分野の練習を続けられる『漢検2級 分野別問題集 改訂三版』を選びます。定価で買う場合の追加費用は、本代990円(税込)+購入先の送料・手数料です(2026年9月30日、漢検協会の価格改定案内)。受検料は含めず、申込済みの人の教材の買い足しだけを比べています。
購入先では表紙の「2級」「改訂三版」、紙の本であること、送料等を含む支払総額と到着予定を見ます。
過去問題集は13回の通し演習、分野別は同じ種類の問題を続けて解く
違いは、練習する問題の並びです。過去問題集は1回分を通して解き、時間配分と全体の失点を見られます。分野別は、苦手な種類の問題を続けて解く本です。
選ぶ理由になる違い | 漢検2級 過去問題集 | 漢検2級 分野別問題集 改訂三版 |
|---|---|---|
収録の並び | 2021・2022年度の検定問題13回分 | 読み・部首・熟語の理解・対義語類義語・四字熟語・送りがな・同音同訓異字・書き取りの8分野 |
答え合わせの手助け | 別冊に大問ごとの合格者の平均得点 | 各分野の基礎解説、ヒントや目印、実力完成問題 |
分量・発売 | 80ページ・2023年3月 | 208ページ・2022年8月 |
紙書籍の税込定価(送料等別) | 1,320円 | 990円 |
過去問を持っている人の追加費用 | 手元の本を続ければ買い足し0円 | 定価で買うなら990円+購入先の送料・手数料 |
商品情報と価格は2026年9月30日現在。過去問の紙書籍は公式ストアの紙書籍欄、分野別は公式の価格改定告知で、11月5日の改定前の定価を使っています。分野別は11月5日に1,320円になりますが、今回の検定日はそれより前です。今選ぶ理由は、値上げより必要な練習の量です。
分野別の四字熟語の見本・106ページは、練習1の二字を埋める問題が20問続き、一部に意味のヒントがあります。一方、過去問の見本・16〜17ページの四字熟語は、書き取り10問と意味5問です。同じ1回分の中に、読みや熟語の構成も並びます。
ただ、過去問から四字熟語だけを抜き出す使い方もできます。分野別を買う価値は、分野が分かれていることだけでなく、手持ちで答えを覚えた後に、別の問題をまとまった量で解けることにあります。
分野別の改訂三版の購入者には、別冊解答の字が小さく、細かなハネや点をスマートフォンで調べ直したという声があります(楽天ブックス、2025年3月)。字形が見づらいときは辞書で拡大し、答えを写すだけで済ませず、どの字を取り違えたかを残します。
2026年の無料問題例で、音訓読みと失点分野を押さえる
2026年の試験に近い形式は、無料問題例で先に見ます。 公式が公開しているのは2026年度第1回・6月21日実施の問題2ページと、標準解答1ページです(2026年9月30日確認)。
問題の1ページ目には読み、音訓読み、熟語の構成、四字熟語があります。2ページ目は対義語・類義語、同音・同訓異字、誤字訂正、漢字と送りがな、書き取りです。大問2は音読みの熟語で使われた漢字を、訓読みの語にして答える10問で、過去問題集の見本の部首10問とは内容が変わっています。
無料問題例の分野 | 満点 | 1回目の失点 | 2回目の失点 | 練習に戻る場所 |
|---|---|---|---|---|
読み | 30点 | 記入 | 記入 | 手元の過去問の読み、分野別の漢字の読み |
音訓読み | 10点 | 記入 | 対応問題があれば記入 | 無料問題例と手元の教材の音読み・訓読み |
熟語の構成 | 20点 | 記入 | 記入 | 過去問の同じ大問、分野別の熟語の理解 |
四字熟語(書き取り+意味) | 30点 | 記入 | 記入 | 分野別の四字熟語。書き取りと意味を両方練習 |
対義語・類義語 | 20点 | 記入 | 記入 | 過去問の同じ大問、分野別の対義語・類義語 |
同音・同訓異字 | 20点 | 記入 | 記入 | 過去問の同じ大問、分野別の同音・同訓異字 |
誤字訂正 | 10点 | 記入 | 記入 | 過去問の同じ大問。分野別の独立した章名にはない |
漢字と送りがな | 10点 | 記入 | 記入 | 過去問の同じ大問、分野別の送りがな |
書き取り | 50点 | 記入 | 記入 | 過去問の同じ大問、分野別の書き取り |
配点はこの無料問題例の数字で、10月の各分野の配点や形式を保証する表ではありません。協会も、問題例は過去に実施したもので、今後の形式・問題数は同じとは限らないと案内しています。古い回に音訓読みの大問がなければ、空欄のままにして、部首の点数を入れ替えずに残します。
2回の最多失点を比べる際は、両方にある分野で比べます。音訓読みが1回目で最多失点なら、その10問を練習し、今の教材で音読みと訓読みを見直します。専用の問題を見つけるために、部首の章がある分野別を買う理由にはしません。
2級の合格基準は200点満点の80%程度です。160点を目安に置けますが、直前の学習では総得点と合わせて、どこで失点したかを見ます。書き取りが50点あるからと一律に時間を割くより、自分が落とした点数の多い分野から練習する方が、次の1時間を使いやすくなります。
18日で13回を解くと、復習に残るのは40分
公開会場の検定日は2026年10月18日、2級の実施時間は11時50分〜12時50分です。申込受付は9月7日で終了しています。以下は申込済みの人が、9月30日から10月17日までの18日を使う計画です(2026年9月30日確認)。
本番と同じ60分で1回を解き、採点と失点の記入に20分使うと仮定します。復習はさらに別の時間です。1日平均60分なら、18日で使えるのは1,080分・18時間になります。
18時間の使い方 | 通し演習 | 採点・記入 | 練習・復習に残る時間 |
|---|---|---|---|
13回をすべて通して解く | 780分 | 260分 | 40分 |
通しを3回に絞る | 180分 | 60分 | 840分・14時間 |
13回分あることと、直前に13回全部を解くことは別です。通し3回なら、失点した問題に戻る時間を14時間取れます。 採点に20分以上かかった日は、その分だけ新しい問題を減らします。
初受検で175点だった成人受検者は、過去問題集も買ったものの、手元の「漢字学習ステップ」の模擬テスト2回で実力を見られたため使わなかったと書いています(note、2026年2月)。過去問の購入が合格の必須条件ではない、という読み方ができます。すでに通し演習できる本がある人は、その問題と復習時間を使い切る方を先に選びます。
通し3回と弱点の240問に分ける18日計画
私なら、最初の2回で買い足すか決め、3回目を10月12日に置きます。通し3回は、最初の傾向を見る2回と、練習後に見る1回という配分です。残りは弱点に使います。
日付 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
9月30日・10月1日 | 無料問題例1回と手元の未演習の過去問1回。分野別の失点を記入 | 各80分・計160分 |
10月2日〜11日 | 失点が多い分野を1日20問。答え合わせまで30分、前日の間違いを解き直す30分 | 10日×60分・計600分 |
10月12日 | 別の未演習の過去問1回を60分で解き、採点。最多失点分野を見直す | 80分 |
10月13日・14日 | 3回目で失点が多かった分野を1日20問。答え合わせと解き直し | 2日×60分・計120分 |
10月15日〜17日 | 印を付けた問題を解き直し、書ける形で終える | 3日×40分・計120分 |
合計 | 通し3回、20問×12日、最後の復習3日 | 1,080分・18時間 |
1日20問を12日なら、240問に取り組む計算です。分野別を足した人は苦手な章の問題、過去問を続ける人は同じ分野の問題を使います。240問は解き直しも含めた延べの量で、240種類を覚え切るという数字ではありません。
手元の回を解き切った人は、10月1日と12日を通しの解き直しに替えます。買い足すかの比較には初めて解いたときの記録を使い、答えを覚えて高くなった点は使いません。
20問を30分で解いて採点する速さは仮定です。初日に10問までしか進まなければ、翌日から10問にして、間違いを解き直す時間を残します。分野別も、最初から208ページを全部終える予定にはしません。
1日平均30分なら18日で9時間です。通し3回と採点に4時間を使うと、練習・復習は5時間になります。この場合は、通しを解く日に80分を確保し、ほかの15日の練習・復習を1日20分に収めます。20問という数を外して、当日進められた問題数を記録します。分野別が届くのが遅ければ、届くまでは手元の間違いを使います。
四字熟語の書き取りだけなら、公式プリントは教材300円+印刷代
四字熟語か書き取りの一方が2回とも最多失点で、手元に未演習の問題がなければ、問題の買い足しを考えます。 この条件に当てはまり、四字熟語の書き取り100問だけを追加したい人には、漢検 ラストプラス 四字熟語2級という小さい買い方もあります。書き取り100問・標準解答を含む5ページで税込300円です(2026年9月30日の公式表示)。
分野別改訂三版から問題を取っているので、すでに分野別を持っている人は、その四字熟語の章を使います。
紙で使う費用は、教材300円+印刷代です。セブン‐イレブンで5ページをA4白黒・片面で各1枚印刷するなら、1枚20円×5枚で100円、教材との総額は400円(税込・試算)になります(2026年9月30日、公式の印刷案内とネットプリント料金表)。自宅で印刷する場合も、紙とインクの費用は別です。
購入前に専用アプリ「漢検ブックス」を用意します。自宅印刷はWindows・Mac版、セブン‐イレブンでの印刷はスマートフォンのiOS・Android版8.1.21以降に対応しています。後者はアプリで商品をダウンロードし、ネットプリントの予約番号を発行して店頭で印刷する流れです。設定と店舗への移動・印刷にかかる時間は別に見込みます。
購入は300円の教材代がかかり、購入後の返品・交換はできません(公式商品ページ、2026年9月30日)。
上の買い足す条件に当てはまり、四字熟語の書き取り100問だけを足したく、アプリと印刷を使える人は、このプリントを選べます。同じ条件に当てはまり、四字熟語の意味も練習したい人や、専用アプリを使わず紙の本で解きたい人は、分野別の必要な章を使います。条件がそろわなければ、手元の過去問を続けます。
問題集を2級4冊、準2級3冊買った成人受検者は、冊数を増やすうちに難易度のばらつきに気づいたと書いています(note、2025年8月)。直前に増やすのは、今日見つけた失点に使う問題だけで十分です。
今日の80分を無料問題例と採点に使う
買い足すか迷っているなら、今日は公式の無料問題例の2級を1回解きます。問題2ページと標準解答1ページは、会員登録や教材購入なしに無料で開けます。紙に印刷する場合の印刷代は別です。
問題を表示する端末か印刷した紙、答案用のノート、筆記具、タイマーを用意します。60分で解き、採点・失点記入に20分を見込み、計80分を取ります(採点20分は目安)。上の表に分野ごとの失点を記入してから、買い足す条件に当てはめます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 四字熟語か書き取りの一方が2回とも最多失点で、手元に未演習の問題がなければ分野別を足す人。苦手な章の問題を続けて解くために使います。
- 確認すること
- 表紙の「2級」と「改訂三版」で選び、苦手な章から使います。別冊の解答で細かな字形が見づらいときは、辞書で拡大して見ます。
書籍の仕様を見る
- 出版社税込定価
- 990円(税込・2026年9月30日)。2026年11月5日から1,320円
- 判型・ページ数
- A5判・208ページ
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