要点
- 読み書きを集中的に復習したいなら、入試漢字マスター1800+ 四訂版。迷ったら漢字マスター1800+。出題漢字にはすべて意味が付く
- 短文で語の意味も練習したいなら、Z会の入試 漢字・語彙2700。漢字・語彙・短文演習を8ラウンドで進める
- 学校の本で読み・書き・意味を復習できるなら続ける。1800は約1800題、2700は漢字2150語と語彙550語の合計で、差の900を新しく覚える語数にはしない
漢字・語義の失点を減らす本が必要で、読み書きを集中的に復習したいなら、河合の漢字マスター1800+を選びます。短文で語の意味も練習したいならZ会ですが、量の多い方を買わないと足りないと不安でも、迷ったら漢字マスター1800+です。河合は書き取りと読みを分けて反復し、Z会は漢字・語彙・短文演習を8ラウンドで進めます。

学校の本で読み・書き・意味を復習できるなら続ける。 新しい本を選ぶ前に、間違えた語のページへ戻ります。語の意味は分かり、選択肢の根拠や文章全体のつながりで失点している人は、学校の読解問題と解説を使います。
読み書きを集中的に復習したいなら河合、短文で語の意味も練習したいならZ会
違いは、意味が載っているかではなく、覚えた後にどんな問題で練習するかです。河合にもすべての出題漢字の意味が載っています。
Z会は、公式の構成案内で漢字編、語彙編、短文演習編を1組とし、それを8ラウンド進めます(2026年10月1日)。
私なら、書けなかった漢字や読み違えた語をまとめて練習する本には河合を選びます。
読み書きを集中的に復習したいなら、書き取りと読みを分けて反復できる四訂版です。表紙の右下に「四訂版」とある本を選びます。定価は900円(税込、2026年10月1日の河合出版の表示)。
1800は題数、2700は漢字と語彙の合計
2700から1800を引いても、新しく覚えられる語が900語とは分かりません。 河合出版の商品紹介は約1,800題、Z会は漢字編2,150語と語彙編550語です。題数と語数では数え方が違います(2026年10月1日)。
Z会の2,700語の内訳は、2,150+550=2,700語。短文演習と付録の問題数を足した総問題数ではなく、漢字編と語彙編の収録語数です。河合の見本の「はじめに」には、読み書きに加えて共通テスト対策約100題、四字熟語や派生語も収録するとあります。
Z会の定価は20円低く、総ページは80ページ多い本です。ただ、ページ数から覚え終える日数は出せません。1語の意味を読む時間と、文章を読んで設問に答える時間が違うからです。予定を立てるときは、まず自分が選ぶ形式を1ページ解いて時間を測ります。
河合でも意味を覚えられる。Z会は短文の中でも選んで答える
河合の公式見本の10ページは書き取り、138ページは読みの問題です。どちらも問題文の出題語に赤字で意味を添え、解答はページ下部にまとめています。
河合の公式見本の168ページには、指定された語と同じ漢字を使う選択肢を選ぶ問題があります。解答の下に語の意味も載るので、共通テスト形式を練習したいという理由だけでZ会に替える必要はありません。
購入者レビューにも、赤シートで書き取りだけでなく意味も覚えられる点を評価する声があります(2026年2月、使った人の感想を伝える購入者)。意味の学習は河合でもできます。Z会を選ぶ理由は、その後に語義を選ぶ問題と短文演習まで同じ本で進めたいことです。
Z会の紙面資料の6ページには、本の118ページが載っています。例文の傍線語の意味を選ぶ問題で、古語由来の表現を扱います。資料の7ページにある本の228ページでは、詩の表現についての文章を読み、書き取り・読み・文中の意味の設問に答えます。
河合は各問題の例文に即して意味を覚える練習、Z会はまとまった文章の中でも語義を選ぶ練習です。単語の意味を覚えても、文中でどの意味か迷う人には、Z会の短文演習を選ぶ理由があります。文章全体の論旨を追う練習は、学校の読解問題も並行して続けます。
短文で語の意味も練習したいなら、各ラウンドの最後に短文演習があるZ会を選びます。木の絵と「頻出×テーマ×読解」がある『入試 漢字・語彙2700』が、2025年3月発行の本です。定価は880円(税込、2026年10月1日のZ会の表示)。
学校の本の10語で、読み・書き・意味のどこが抜けるか分ける
買い直す前に、最近の小テストや模試で間違えた語を10語選びます。学校の本に載っている語を優先し、別紙に次の表を写します。10語にしたのは、間違えた語を少量ずつ解き直すためで、合格点や本全体の習得率を測る数字ではありません。
語 | 読みを言う | かなから漢字を書く | 元の文での意味を言う | 戻るページ |
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例:自分が間違えた語 | 正解 | 誤答 | 正解 | その語が載るページ |
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記入例の語とページは、自分の誤答と掲載ページに置き換えます。
- 本の答えを隠して漢字を読み、別紙にかなで記録する。
- 漢字を隠し、記録したかなと元の文を見て漢字を書く。先ほどの読みが違った語は、正しいかなに直してから書く。
- 元の文を読み、傍線の語の意味を自分の言葉で言う。本の説明や辞書で丸を付け、翌日、間違えた欄だけもう一度答える。
読めるが書けない語は、形を見直してから書き直します。読み書きができても意味を言えない語は、辞書の説明を読んだ後、元の文で言い換えます。前の手順で正解を見た直後は覚えているため、翌日の解き直しをセットにします。
2023年7月の知恵袋には、学校の漢字本の25問で初見の正解が5問ほどしかなく、英語や現代文を優先したいのに漢字に時間を使ってよいか迷う受験生の相談があります。使っていたのは別の学校本です。量への不安があるなら、まず間違えた語を分け、手持ちの本で解き直す範囲を絞ります。
高校入学前の子どもの学習を記録した保護者のブログでは、子どもが漢字マスターを別紙に解き、誤答の問題番号に印を付けています。保護者は、その問題だけのノートを作っています(2026年3月)。10語の表も同じ目的で、全範囲をやり直す前に、間違えた欄から復習します。
学校の本で意味を調べ、翌日も読み書きと意味を答えられるなら、その本で復習を続けられます。千葉日本大学第一高等学校の2026年度の授業計画も、四訂版などで週1〜2回の漢字語彙小テストを行い、同じ範囲を考査でも出す予定です。本を増やす代わりに、学校の範囲を繰り返す道があります。
この10語で分かるのは、選んだ語のどの欄で間違えるかです。語が本文に載っていないときの推測や、長文全体の読解力は、手持ちの過去問で見ます。正答数による買い替えラインは設けず、学校の本で復習できるかを先に決めます。
買うなら1冊。意味が分かった後は元の問題に戻る
紙の本1冊の定価は河合900円、Z会880円で、2冊分は1,780円(税込、2026年10月1日の出版社表示)。送料・手数料は購入先で加わることがあります。最初から2冊をそろえるより、必要な練習のある1冊を選びます。
河合の書き取り・読みと、Z会の漢字編は目的が重なります。河合を持っていて短文の語義で困るなら、先に学校の語彙問題や、模試で間違えた文を使います。学校の先生への質問で意味を言い換えられるようになれば、買い足す費用は0円です。
評論の「近代」「科学」などの概念やテーマを学ぶ本は、現代文キーワード読解・げんたん・ことばはちからダの比較で選べます。漢字の読み書きと基本的な語義を固める今回の2冊とは、取り組む課題が違います。
迷ったら漢字マスター1800+。読み書きの間違いを直し、同じページで意味も覚える1冊にします。紙の四訂版の定価は900円(税込、2026年10月1日)。
まず今日、学校の本から間違えた10語を選び、上の表で読み・書き・意味を分けて答えます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 漢字・語義の失点を減らす本が必要で、書き取りと読みを分けて反復したい高校生。意味も同じページで覚えたい人。
- 確認すること
- 表紙の「四訂版」で選ぶ。学校の本で読み・書き・意味を復習できるなら続ける。答えだけでなく、問題文の出題語に添えた赤字の意味も隠して答える。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 900円(2026年10月1日確認)
- 判型・ページ数
- B6判変型・240ページ・2色
- 収録
- 漢字問題約1800題。共通テスト対策、四字熟語、派生語も収録
- 向く人
- 漢字・語義の失点を減らす本が必要で、単語の意味を覚えた後、短文で使われ方も練習したい高校生。
- 確認すること
- 木の絵と「頻出×テーマ×読解」がある表紙で選ぶ。漢字編だけで止めず、各ラウンドの語彙編と短文演習編まで解く。学校採用の先生用テスト作成機能は個人購入の付属品に数えない。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 880円(2026年10月1日確認)
- 判型・ページ数
- B6判・本体320ページ・2色
- 発行年月
- 2025年3月
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