要点
- 本冊と別冊問題編がそろうなら新々装版を続ける。両版とも12編で、音声オンライン提供版は旧版の付属音声を配信する版
- これから1巻を買うなら音声オンライン提供版。中古はCDの有無より、解答・解説のある本冊と48ページの別冊問題編がそろうかで選ぶ
- 迷ったら手元の問題を解き直す。学校の教材で精読と音読ができるなら買い足さない。1巻は読解の基礎固めで、共通テストの形式別演習は別に進める
英語長文ハイパートレーニング1の新々装版は、本冊と別冊問題編がそろうなら買い直しません。両版とも12編で、変更の中心はCD2枚からオンライン音声への切り替えです。古い本だと受験に不利かと迷ったら、手元の問題を解き直すことから始めます。

本冊と別冊問題編がそろうなら新々装版を続ける
私なら、手元の新々装版を使い続けます。新版で練習問題が増えるという説明はなく、出版社の案内は旧版の付属音声をオンラインで提供する版だとしています。
比較するのは、2020年の新々装版と音声オンライン提供版のレベル1・超基礎編です。英語4技能ハイパートレーニングや、レベル2・3の話とは分けます。
買い直しに関わる違い | 新々装版 | 音声オンライン提供版 |
|---|---|---|
付属音声の案内 | CD2枚 | mp3、ストリーミング、無料アプリ |
書名の見分け方 | 新々装版 | 音声オンライン提供版 |
刊行日の表示 | 2020年6月15日 | 出版社の商品ページは2024年3月30日 |
検索語に2025とあっても、ここで扱う1巻は2024年に出た音声オンライン提供版です。書店では2024年5月11日頃の発売と表示されるため、年だけで探すより表紙の版の表記で選びます。
問題数はどちらも12編。本冊208ページと別冊問題編48ページという構成も共通です。新課程向けに単元を追加したり、入試問題を入れ替えたりした版としての案内はありません。
シリーズ紹介では、入試傾向に合わせた解説の改善を理由に最新版を勧める記事もあります。しかし、1巻のこの2版で示された変更は音声の提供方法です。新しい入試の問題を増やしたいなら、同じ1巻の買い直しより、学校の問題や志望校の過去問に時間を使います。
326語の見本でも、先に一文の構造を学ぶ使い方は同じ
新しい表紙に替えれば、読めない文の説明まで変わると思っているなら、買う前に公式見本6〜7ページを見ます。音声オンライン提供版のページも、新々装版用に公開された見本を案内しています。
見本のUNIT3は、人間と自然環境についての326語、目標時間20分の長文です。問題は別冊8〜10ページ、解答・解説は本冊42〜53ページへ進む構成。見本の解答欄には、選択式だけでなく、英語で答える問題と日本語で説明する問題もあります。
解説は、答えを示した後に、設問で問われる語句や形を説明します。たとえば移動を表すfrom A to Bと、目的を表すin order to Vを使って、英文の答えを組み立てる理由を読めます。
8〜9ページの見本では、同じUNIT3の45ページと53ページが見えます。45ページの最初の文は、主語と動詞に加え、food・water・airが並ぶ目的語、airを説明するwhich以下まで図解します。短く見える文でも、語を訳すだけでは終わりません。
53ページでは、その英文を意味の区切りで読み、すぐ下の日本語と対応させます。初めは英語と日本語を交互に読み、意味が分かるようになったら英語だけで音読する順です。
両版が案内する利用法の4ページでは、長文・解説・練習の進め方が同じです。この流れを理由に買い直す必要はありません。全12編の細かな訂正は比べていません。
高1後半で取り組んだ人は、詳しい解説を使って自分のペースで進められたと書いています。一方、受験後に手元の超基礎編を音読に使った人は、独自の反復手順では1長文が長く、音声も遅いと感じています。前者は一文を学ぶ段階、後者は音読量を増やす段階なので、後者の不満を表紙の新しさで解決しようとはしません。
CDが使えないなら、旧版に公式のオンライン音声を足す
CDプレーヤーがないからという理由だけなら、本を買い直す前に1巻の公式音声配信ページを開きます。UNIT1〜12それぞれに、スラッシュリーディングとナチュラルスピードの音声が並んでいます。
選ぶのは、今日読み直したUNITの音声です。意味の区切りで後に続いて読む練習にはスラッシュリーディング、まとまりをつなげて聞く練習にはナチュラルスピードを使います。
音声の一覧を開くのに購入コードの入力は要りません。ストリーミングはインターネット接続が必要で、通信も発生します。通学中に使うなら、出版社が案内する無料アプリのダウンロード後のオフライン再生も選べます。
CDと配信音声の全トラックを聞き比べた結果まではありません。手元の本で今日進めるUNITを開き、題材と読み上げが対応するかを最初に試します。合わない音声や再生できない端末で先へ進まず、手元のCDを使える機器や学校の音声教材へ戻ります。
中古を選ぶなら、CDより別冊問題編の欠損を見る
この本の別冊は解答ではなく、問題編です。中古の説明に別冊なしとあれば、設問を解くための48ページが欠けます。解答・解説は208ページの本冊にあります。
巻末の英文を音読するだけなら本冊も使えます。しかし、入試長文の設問を解いて答えの根拠を学ぶ目的なら、別冊問題編までそろった本を選びます。中古の写真では、本冊と別冊問題編、問題への書き込み、切り取りを見ます。
CDの欠損は公式のオンライン音声で補う入口があります。問題編の欠損は音声では補えません。この違いが中古での決め手です。
これから1巻を買うなら音声オンライン提供版を選びます。表紙の「レベル1」「超基礎編」「音声オンライン提供版」で見分けます。桐原書店の税込定価は1,650円(2026年10月2日)。送料・手数料は購入先ごとに別です。
共通テストの形式練習が目的なら、学校の問題と過去問へ
1巻は、高校入試と易しい私大入試から選んだ12編で、長文を読む基礎を固める本です。音声オンライン提供版への買い直しで、共通テストの図表や複数資料を読む練習が増えるとは考えません。
学校の教材で精読と音読ができるなら買い足しません。すでに主語・動詞と修飾関係が分かり、設問の根拠も説明できる人は、手持ちの初見問題や過去問を解きます。逆に、中学の語や文法で止まる人は、版を替えるより、教科書の該当箇所で短文から戻します。
同じ英文を読み慣れることと、初めて読む長文を解くことは別の練習です。復習の順に迷う人は、英語長文を音読する前の復習で、正解の根拠と文構造を読み直す順を整理できます。
迷ったら手元の問題を解き直し、足りない物だけ買う
今日することは、表紙に新々装版とある1巻の本冊と別冊問題編を机に出すことです。最近間違えた1問を解き直し、本冊の解説を読んで、正解になる箇所とその文の主語・動詞を説明します。その後、同じUNITの音声で意味を追いながら読みます。
これは教材がそろい、復習を続けられるかをみる手順です。1問だけで受験範囲全体の完成度は決めず、読み直した後は学校の初見問題や過去問で試します。
今の状態 | 今日の行動 | 本代の追加 |
|---|---|---|
本冊と別冊問題編がそろうなら | 新々装版を続け、必要なら公式音声を足す | 買い直しは0円 |
これから1巻を買うなら | 音声オンライン提供版で問題と解説をそろえる | 定価で買う本代は1,650円 |
学校の教材で精読と音読ができるなら | 学校の教材を続け、初見問題へ進む | 買い足しは0円 |
0円は本の追加購入額です。通信料や、すでに払った旧版の本代は含めません。両版とも12編なので、買い直さず続ければ、新版1冊分の1,650円を別の用途に残せます。
本冊や別冊問題編を失い、1巻での練習を続けたい人も、音声オンライン提供版でそろえ直します。税込定価1,650円(2026年10月2日、桐原書店)で、表紙の版と別冊付きの状態を見て選びます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 基礎の長文で一文の構造と設問の根拠を学び、音声を使って読み直したい人。本冊や別冊問題編を失い、1巻での練習を続けたい人。
- 確認すること
- 本冊と別冊問題編がそろうなら新々装版を続ける。表紙の「レベル1」「超基礎編」「音声オンライン提供版」で選ぶ。配信音声を使う端末を用意し、ストリーミングの通信量も考える。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,650円(2026年10月2日・桐原書店)
- 構成
- A5判・本冊208ページ+別冊問題編48ページ、12編
- 音声
- mp3・ストリーミング・無料アプリ
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