要点
- 器具がそろっているなら電線だけ。手持ちの電線・消耗品で予定の練習を行える人は買い足さない。工具だけ持っている人は、器具もそろえる。
- 器具がそろっていなくて、2周分の練習枠があるなら2回セット、2周分の練習枠がなければ1回セット。1課題90分なら13課題は19時間30分、26課題は39時間の試算。
- 迷ったら手持ちを数え、1周の予定から決める。器具を含むセットを初めて買い、全13課題を2周する人は、公式価格では1回セットと電線を別々に買うより2回セットが1,540円安い(ホーザン、税込・2026年10月1日)。

器具がそろっていなくて、2周分の練習枠がなければ1回セット
DK-51 第二種電工試験練習用 1回セット(2026年度候補問題対応)

器具がそろっていなくて、2周分の練習枠があるなら2回セット
DK-52 第二種電工試験練習用 2回セット(2026年度候補問題対応)

器具がそろっているなら電線だけ。全13課題をもう1周する人に
DK-54 第二種電工試験練習用 線セット(2026年度候補問題対応)
器具がそろっていなくて、2周分の練習枠があるなら2回セット、2周分の練習枠がなければ1回セットを選びます。器具がそろっているなら電線だけで、迷ったら手持ちを数え、1周の予定から決めます。買いすぎも練習不足も不安なら、制作・見直し・解体の時間まで予定に入れて、買う量を決めます。

この記事は、2026年下期の第二種電気工事士を申込済みで、技能へ進む人向けです。公式日程は、学科CBTが9月24日〜11月8日、筆記が10月25日、技能が12月12日または13日です(2026年10月1日確認)。自分の技能試験日は受験票で見ます。
学校や申込済みの講習で工具・器具を借りられ、電線と消耗品も予定の練習量まで支給されるなら、追加購入は不要です。これから申し込む講座の比較や、第一種の材料選びは別の用事です。
工具だけある人は器具も必要。器具がそろっている人は電線だけ
まず、手持ちと貸出品を工具・器具・電線と消耗品に分けます。ペンチや圧着工具は作業に使う道具、コンセントやスイッチは作品に組み込む器具です。工具を持っていても、器具を持っていなければ電線だけでは練習を始められません。
ホーザンでそろえるなら、DK-51の商品ページの「明細表(器具セット)」を開きます。ランプレセプタクル、角形・丸形の引掛シーリング、コンセント、単極・3路・4路スイッチ、端子台、ボックスと管などを、手元の品と必要数まで並べます。
「器具がそろっている」は、この明細表の必要数まであり、再利用できる状態という意味です。壊れた取付枠や加工済みの部品は、使える数を分けて数えます。不足が数個だけなら、その器具を買い足す方が全セットより出費を抑えられることもあります。 不足品の価格と送料を、材料セットの総額と比べます。
家族から器具とストリッパーを借りた受験者は、電線1回分のセットとリングスリーブなどを買い足していました(note、2024年8月)。職場からの電線提供も受けた人なので、1回分を買えば誰でも3周できるという意味には広げず、器具を買い直さずに済んだ例として使えます。
工具を確保でき、器具がそろっていなくて、2周分の練習枠がなければ1回セットにします。ホーザンのDK-51は税込42,900円(公式価格、2026年10月1日)。購入先では「DK-51」「2026年度候補問題対応」と、工具を含むセットかどうかを見て選びます。
1回分は13課題。2回分は器具を使い回して26課題
ホーザンのFAQでは、1回分は全13課題を各1回、2回分は各2回練習する量です。
2026年度対応のセット | 電線の練習量 | 器具・付属品の違い |
|---|---|---|
DK-51 1回セット | 13課題・1周分 | 器具と技能試験対策ハンドブック付き |
DK-52 2回セット | 26課題・2周分 | 器具は1回セットと同じ基本数量で再利用 |
DK-54 線セット | 13課題・追加1周分 | 器具・ハンドブックなし。リングスリーブと取付枠を含む |
出典:ホーザンの明細表(2026年10月1日)。たとえばVVF1.6mm・2芯は1回セットと線セットが20m、2回セットは40mです。ランプレセプタクルは1回・2回セットとも1個なので、完成品を解体して次の課題へ進みます。
リングスリーブは圧着するたびに新しいものを使います。ゴムブッシングの切込みや、ボックスコネクタのねじ切りも、一度行うと元には戻りません。器具本体を再利用できても、その加工を同じ状態からやり直すには交換分が要ります。
メーカーが変わると、追加電線の同梱品も変わります。オーム社の2026年版数量一覧・1ページ目では、電線単体の列にリングスリーブがありません。ホーザンの線セットと同じつもりで買うなら、リングスリーブの手持ちも数えます。
練習セットの器具は、メーカーが候補問題から構成を予想したものです。ホーザンの取扱説明書は、本試験の器具と異なる場合があると案内しています。練習では接続の仕組みを覚え、当日は支給器具と施工条件に合わせます。
筆記後の47日で、13課題と26課題を何時間練習できるか
2026年10月25日の筆記後、10月26日から早い方の技能試験の前日・12月11日までは47暦日です。CBTを11月8日に受けて翌日から始めるなら33暦日。試験日は公式日程で、日数はその日付から計算しました。
ただ、技能の試験時間40分を、そのまま1課題の練習枠にすると予定が詰まります。最初は手順を調べながら制作し、完成後に欠陥を見直して、器具を外す時間も取ります。
ここでは1課題90分=制作60分+見直し20分+解体10分という仮計画にします。制作60分には複線図と材料の準備を含め、見直し20分には簡単な手直しを含めます。大きな失敗で作り直す時間と、工具の基本操作・動画学習は別枠です。
全13課題を練習する周回 | 制作する課題数 | 1課題90分の合計 | 1日90分取れる日の必要数 |
|---|---|---|---|
1周 | 13課題 | 19時間30分 | 13日 |
2周 | 26課題 | 39時間 | 26日 |
3周 | 39課題 | 58時間30分 | 39日 |
この90分は実測でも、合格に必要な時間でもありません。器具の分解や次の材料準備に予想以上の時間がかかったという2025年9月の体験記を踏まえ、40分の制作だけで予定を埋めないために置いた枠です。最初の1課題で準備から片付けまでを測り、遅ければ枠を延ばします。
たとえば47日のうち、90分取れる日が20日なら合計30時間、20課題分です。全13課題を1周した後、残る7枠を苦手な課題に使えます。30日取れれば45時間、30課題分で、2周の26枠に加えて4枠が残ります。
器具がそろっていなくて、2周分の練習枠があるなら2回セットを選びます。 26枠をカレンダーに置き、基本操作の練習と欠陥の再制作の時間も別に残します。90分取れる日が13日より少ない人は、材料を増やす前に週末の長い枠や貸出時間を組み直すのが先です。
器具がそろっていなくて、2周分の練習枠があるなら2回セット。後から足す差額も比べる
以下は、器具を含むセットを初めて買い、全13課題を2周する場合の費用比較です。器具がそろっているなら電線だけを足します。
ホーザンの公式価格で、材料だけの総額は1回セット42,900円、2回セット63,140円、器具を持つ人の線セット21,780円です。いずれも税込、2026年10月1日の公式部材一覧によります。
ホーザンの公式ストアは、通常便では税込11,000円以上で送料無料です(お買い物ガイド、2026年10月1日)。この3商品を通常便で買う場合は上の金額が材料と送料の合計で、工具は別。
ホーザン公式ストアでも、銀行振込の手数料は購入者の負担です。通販店で買う場合は、その店の販売価格・送料・支払手数料で計算し直します。
全13課題を2周する買い方 | ホーザン | オーム社2026年版 |
|---|---|---|
最初に2回セット | 63,140円 | 35,200円 |
1回セットを買い、後で電線1回分を追加 | 42,900円+21,780円=64,680円 | 28,050円+12,650円=40,700円 |
最初に2回セットを選ぶと低くなる商品代 | 1,540円 | 5,500円 |
表は税込の公式価格・定価による計算です(ホーザン・オーム社、2026年10月1日)。ホーザン欄は公式ストアの通常便送料込み。オーム社欄は商品代で、配送先・購入経路の送料と支払手数料を加えます。両社は器具の種類・予備数や電線長が異なるので、通販での最安順位を表した表ではありません。
工具も買う人は、工具代を加えます。例としてオーム社のホーザンDK-28の税込価格19,800円を加えると、DK-51との商品代合計は62,700円、DK-52との合計は82,940円です。販売経路が分かれる場合はそれぞれの送料を加え、工具を持つ人・借りる人はその追加購入を省けます。
メーカーがまだ決まっていない人は、オーム社の2026年版も同じ練習量で比べられます。工具セットとの同時購入には同社の割引もあります。先に器具の不足と必要な電線量を決め、同梱品をそろえて総額を比べる順番です。
ホーザンでそろえ、器具がそろっていなくて、2周分の練習枠があるなら、DK-52の2回セットにします。税込63,140円(公式価格、2026年10月1日)で、器具を再利用して全13課題を2周できます。購入先の商品名は「DK-52」「2026年度候補問題対応」です。
3回推奨も1回での合格も、材料量は練習の予定に合わせる
オーム社は独学の人に3回練習用を推奨しています(2026年10月1日)。繰り返す材料を用意する理由はあります。ただ、1課題90分の仮計画なら3周は58時間30分なので、買った量を使える日程も一緒に考えます。
追加の不安と材料余りでは、体験も分かれます。DK-51を買った経験者は、不足した材料の追加配送を待つ間に練習が止まり、最初から2回分にすればよかったと振り返っています(メカトロラボ、2026年7月)。2周する予定がすでにある人は、追加注文の手間と上の差額を減らせます。
一方、2025年下期に受験した人は、2回分を買って1回分しか使いませんでした。使わなかった本や材料の無駄を省けば、出費をもう少し抑えられたかもしれないと振り返っています(monotone blog、2026年2月)。2026年度の受験者には、同じく2周分を買って1周し、電線不足を気にせず練習できたから買ってよかったという人もいます(note、2026年8月)。
同じ材料余りでも、出費と安心のどちらを重く見るかが違います。私なら、予定にある周回の材料を先に買い、余裕の量は苦手な作業が見えてから足します。
1周で合格した人の結果を、自分が1周で足りる根拠には使いません。時間内に完成できたかと、欠陥を直せたかを、次の練習量の基準にします。
1周目は手順を覚え、2周目は複線図から完成まで時間を測ります。公式の欠陥の判断基準を横に置き、圧着マーク、接続方法、被覆や心線の損傷などを見直します。誤った課題は新しい材料で再制作する予定を取ります。
器具がそろっているなら電線だけ。苦手な課題の不足量から足す
器具がそろっているなら電線だけを足します。全13課題をもう1周するならDK-54、数課題だけならその課題の材料表から不足分を出します。手持ちの電線・リングスリーブで予定の練習を行える人は買い足し不要です。
少数の課題を繰り返すときは、電線を「VVF1.6mm・2芯」「VVF1.6mm・3芯」のように種類ごとに並べ、残った長さを測ります。各課題の材料表で必要な長さと本数、リングスリーブの小・中を足し、不足した種類だけを買います。切り直した電線が練習する寸法に足りるかも、この段階で分かります。
DK-54は1周分の電線に加え、リングスリーブ小50個・中15個と埋込連用取付枠2個が入っています(公式明細表、2026年10月1日)。コンセントやスイッチ、工具、技能試験対策ハンドブックは別に用意します。
練習材料は試験の練習用です。ホーザンの取扱説明書に従い、家庭の配線工事へ流用せず、候補問題の練習に使います。
器具がそろっているなら電線だけ。全13課題をもう1周する人は、DK-54・税込21,780円(公式価格、2026年10月1日)を選びます。購入先では「DK-54」「2026年度候補問題対応」の線セットと、付属するリングスリーブの数量を見ます。
迷ったら手持ちを数え、1周の予定から決める。今日することは、公式の明細表を開き、手持ちと貸出品を工具・器具・電線と消耗品に分けて数えることです。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 2026年下期の技能準備で、工具は手持ちか貸出で確保でき、まず全13課題を1周する材料が必要な人。
- 確認すること
- 工具は別売です。商品名のDK-51と2026年度候補問題対応を見て選び、完成後は器具を外して次の課題に使います。器具不足が少数なら不足品だけ買う方法もあります。
仕様・利用条件を見る
- メーカー公式価格
- 42,900円(税込・2026年10月1日)
- 対応・練習量
- 2026年度候補問題対応・全13課題を1周
- 同梱品
- 電線・器具・技能試験対策ハンドブック。工具は別売
- 向く人
- 1周目に手順を覚え、2周目に時間を測って全13課題を再制作する予定を組める人。1課題90分の仮計画では26課題で39時間です。
- 確認すること
- 工具は別売です。DK-52は器具を再利用するセットで、26作品を並べて保管する量ではありません。器具がそろっているなら電線だけを足します。
仕様・利用条件を見る
- メーカー公式価格
- 63,140円(税込・2026年10月1日)
- 対応・練習量
- 2026年度候補問題対応・全13課題を2周(26課題)
- 同梱品
- 2周分の電線・再利用する器具・技能試験対策ハンドブック。工具は別売
- 向く人
- 手持ち・貸出の器具が2026年度対応の明細表の必要数までそろい、電線とリングスリーブを追加して1周したい人。
- 確認すること
- 器具と工具、技能試験対策ハンドブックは入りません。少数の課題だけ繰り返すなら、電線の種類・長さとリングスリーブの残量を数えて不足分だけ買えます。
仕様・利用条件を見る
- メーカー公式価格
- 21,780円(税込・2026年10月1日)
- 対応・練習量
- 2026年度候補問題対応・全13課題を追加1周
- 消耗品
- リングスリーブ小50個・中15個、埋込連用取付枠2個
- 別に用意するもの
- 器具・工具・技能試験対策ハンドブック
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