要点
- 足された内容を練習できる人は2025年度版を続けます。2026年度の試験範囲は前年と同じで、新版には最近の出題に合わせた説明や問題が増えました
- 商業で足された内容を練習できない人は商業だけ、工業で足された内容を練習できない人は工業だけ買い直します。税込定価は各1,650円。両方を替えると3,300円です
- 迷ったら足された内容の問題と答えを手持ちから探します。工業の無料教材はずれの計算と合計額の振替まで。分析に関する仕訳も手持ちで練習します。2027年4月以降は新しい試験範囲で選び直します
2025年度版のスッキリ簿記2級が手元に2冊あり、今年の本も両方そろえるか迷う人は、足された内容を練習できれば今の本を続けて大丈夫です。試験で出る内容が同じでも、最近の出され方に合わせて説明や問題が増えたからです。迷ったらまず、今ある本から足された内容の問題と答えを探し、補えない分野だけ買い直します。
こんな人は
- 足された内容を練習できる人は手持ちの2025年度版を続けます。
- 商業で足された内容を練習できない人は商業だけ、工業で足された内容を練習できない人は工業だけ買い直します。
- この記事は2027年3月までに受ける人の選び方です。

同じ範囲でも出され方に合わせて本が変わる
表紙の年が変わると、去年やったことがむだになるように感じますよね。けれど、今年も試験で出る内容をまとめた表は去年と同じもの。試験を行う日本商工会議所も、今年は今までと同じ表を使うと知らせています。
今年の本には、最近の試験に合わせて説明や問題が足されています。たとえば、商品以外のものを売り買いした代金を電子記録にする取引。これはすでに試験で出たことがあります。
範囲が同じでも、手持ちで何を練習できるかが大事です。 表紙に書いてある年が古くても、出されたやり取りを自分で解き直せれば、今の本で続けられます。
来年からは試験で出る内容そのものが変わります。切り替えは2027年4月1日です。その日以降に受ける人は、来年の試験で出る内容で本を選び直します。
買い物などのお金のやり取りを、帳簿の左右に分けて書くのが仕訳です。
新版で加筆した内容 | 旧版を使う人が足す練習 |
|---|---|
商業:商品以外の代金を電子記録にする取引の説明と問題 | 電子記録にしたとき、帳簿に書く名前を選ぶ |
商業:親会社と子会社をまとめた表の説明と、表に書く名前 | 利益や財産を表にする。表に合う名前で書く |
商業:設備の費用を毎年計算し、途中で計算を切り替える問題 | 額が小さくなった後に計算を切り替える年と、その後の額を出す |
工業:工場の費用のずれの分析と、その仕訳の問題 | ずれを分析する計算と、分析に関する仕訳の問題を解く |
商業は電子記録・連結・償却の練習を足す
設備を買ったお金を、使う年に分けて費用にするのが減価償却。毎年同じ割合をかけて計算するのが定率法です。額が小さくなった後に計算を切り替える問題が増えました。
今ある本を開いて、「償却保証額」「改定償却率」という名前の問題を探します。
連結会計は親会社と子会社をひとまとめにして、もうけなどを計算するやり方です。今年の本では、もうけや持っているお金などをまとめる表の作り方に合わせ、表に書く名前もそろえています。仕訳だけ覚えていた人は表を最後まで埋めるのが次の練習。
去年の本で償却の切り替え方を読んでも、自分で解くところまでやっていないことがありますよね。切り替える年と、その後の額まで自分で出せるかが見どころです。表にある問題を今の本で解ける人には、最初から読み直すための買い直しはいりません。
電子記録を使ったやり取りはいぬぼきの無料解説で解き直せます。商品以外のものを売ったり買ったりしたときの書き方があり、お金を受け取る側と払う側の書き方が分かるページです。読んで分かったつもりで終わらず、解説を隠して、自分で仕訳を書けるか試すとよいでしょう。
連結の表はパブロフ簿記の無料問題と答えで練習できます。空欄を埋めた後は、答えと見比べながら、ひとりでやり直せる作りです。償却で計算を切り替える問題も、今ある本から探し、答えと一緒にそろえておきます。
商業で足された内容を練習できない人は説明と問題をそろえるために商業だけ買い直します。2026年度版の税込定価は1,650円(2026年10月11日、TAC出版)。工業も今の本で練習できると、買い直すのは商業だけ。
工業は費用のずれの分析と、その仕訳を練習する
工場の電気代などは、あらかじめ見込んだ額を作ったものに割り当てます。後で分かる本当にかかった額と、見込んだ額はずれることがあります。今年の本では、このずれを理由ごとに分ける説明と、その仕訳の問題が増えました。
ずれた額を計算できても、分析に関する仕訳を書けない人は、その問題を解く練習が必要です。
いぬぼきの分析の例題では、ずれた額を理由ごとに分ける計算を解き直せます。合計額を移す仕訳の例題でできるのは、ずれの合計額を帳簿の別の欄に移す仕訳です。ただし、分析に関する仕訳の問題と答えは手持ちの問題集から探します。
この計算と仕訳を自分で解ける人は、工業も去年の本で十分です。問題と答えがそろわず、工業で足された内容を練習できない人は工業だけ買い直します。
商業を今ある本で続ける人は、工業の2026年度版を1冊買うだけで、足りないところをそろえられます。税込定価は1,650円(2026年10月11日、TAC出版)です。
自分で補えるか、紙の本にそろえるかで選ぶ
スッキリのテキスト2冊と予想問題集を使用
省略された説明をネットで調べ、無料動画やいぬぼきも併用して合格した。
MY-TERRACEの学習記録の要約
スッキリから別シリーズへ替えた
復習する箇所を探しにくく、厚さや演習量も合わず、みんなが欲しかったの教科書と問題集に替えた。
個人ブログの学習記録の要約
足りないところをそのつどネットで調べながら進めたい人もいれば、紙の本でまとめて読みたい人もいます。自分で補えない分野は、買い直して説明と問題をそろえます。今の本の説明が全体に合わない人は連結会計のやり直しと本の替え方で別の進め方を選ぶほうがよいでしょう。
迷ったら足された内容の問題を手持ちから探す
私ならまず上の表を見ながら、今ある本のどこで練習できるか探します。解き方を読んで分かったら、答えを隠してやってみます。自分で解けて、答え合わせもできる問題がそろえば、去年の本をそのまま使って大丈夫です。
ここで分かるのは、今の本で足された内容を練習できるかどうかです。受かりそうかまで知るには、試験と同じ形の模試を、初めから終わりまで解いてみます。
手持ちで補える範囲 | 買い直す本 | 税込定価の合計 |
|---|---|---|
商業も工業も補える | 買い直し0冊 | 0円 |
商業だけ補えない | 商業1冊 | 1,650円 |
工業だけ補えない | 工業1冊 | 1,650円 |
両方とも補えない | 商業と工業 | 3,300円 |
表の金額は2026年10月11日のTAC出版の税込定価です。工業を続けるには、ずれを計算して合計額を移すだけで終わらず、分析に関する仕訳も、答えを見ずに自分で書けるところまで練習します。
足された内容を練習できない分野の2026年度版を、この下のボタンから選べます。
- 足された内容の問題を手持ちから探す上の表と問題集を並べ、足りない分野を決めるまずここから
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 電子記録の取引、連結の表、償却の計算について、新しく足した説明や問題を紙の本でそろえたい人。
- 確認すること
- 表紙の2026年度版と商業簿記の表示を見て選びます。2027年4月以降に受ける人は新しい試験範囲に対応する教材を選びます。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,650円(2026年10月11日)
- 判型・ページ数
- A5判・716ページ
- 向く人
- 工場全体の費用のずれを分析する説明と、分析に関する仕訳の問題を紙の本でそろえたい人。
- 確認すること
- 表紙の2026年度版と工業簿記の表示を見て選びます。無料の合計額の振替だけで済ませず、分析に関する仕訳も練習します。商業の加筆分は別に補います。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,650円(2026年10月11日)
- 判型・ページ数
- A5判・496ページ
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