要点
- 迷ったら手持ちの2027予想問題集。60分で解き、分野をまたぐ資料の読み違いと時間不足を復習する
- 同じ分野の知識不足が2回続き、学校経由で入手できるなら、駿台の生物 単元別問題集〈第2版〉の該当章を足す。5章49問から選べる
- 週2時間を8週使う例。未使用の通し問題が計8回以上なら手持ち案8回・補修案6回、7回なら手持ち案7回・補修案6回。6回以下なら両案とも残数まで。補修は4時間
迷ったら手持ちの2027予想問題集を使います。同じ分野の知識不足が2回続き、学校経由で入手できるなら、駿台の『生物 単元別問題集〈第2版〉』をその分野だけ足します。新しい本を増やして通し演習の時間を失うのが心配なら、次の60分でつまずき方を見分けましょう。

同じ分野の知識不足が2回続き、学校経由で入手できるなら第2版を足す
通し問題を2回、各60分で解きます。誤答ごとに、分野の知識が抜けたのか、図表や実験条件を読み違えたのか、時間切れだったのかを分けてみてください。同じ分野の知識不足が2回続き、学校経由で入手できるなら、その分野の問題を続けて選べる駿台の第2版を足します。
2回という線は、1問の失敗で新しい本を増やさないためです。2回の答案だけで苦手分野は確定しません。次に練習する分野を選ぶ目安にします。分野をまたいで実験条件の読み違いが起きる人や、最後の大問まで届かない人は、手持ちの予想問題集で60分の通し演習を続けます。
たとえば生物の過去問で半分に届かなかった受験生の相談(2024年10月)では、教科書を読み、基礎問題をほぼ解けても共テ形式で失点しています。同じページで前年に生物を受けた大学生は、文章量と選択肢に60分で迷った経験を述べています。知識を足す前に、どこで時間を失ったかを見る理由です。
単元別49問と60分の通し問題は、練習できることが違う
駿台の第2版の見本には、出題分野一覧と目次があります。5章49問のうち、「遺伝情報の発現と発生」は第15〜28問の14問。遺伝子の発現で止まった人は、第17〜19問など題材の合う問題を一覧から選べます。問題編74〜82ページの第8・9問では、細胞の輸送や酵素の実験を文章と図から読みます。
駿台第2版の章 | 問題番号 | 問数 |
|---|---|---|
生物の進化 | 第1〜7問 | 7問 |
生命現象と物質 | 第8〜14問 | 7問 |
遺伝情報の発現と発生 | 第15〜28問 | 14問 |
生物の環境応答 | 第29〜40問 | 12問 |
生態と環境 | 第41〜49問 | 9問 |
一方、河合の2027年用直前対策の出題構成には、6回の通し問題の中に遺伝子や酵素もあります。手持ちの予想問題集でも、解いた大問の復習で単元を補えます。第2版の強みは「実験考察があること」ではなく、同じ分野の問題を続けて選べる並びです。共通テストで分野をまたいで読む力や時間配分は、通し問題で練習します。
河合塾の生物対策も、全分野を偏らず学ぶことと、資料を読み取る演習を挙げています。2022年の知恵袋の回答には、別の単元別本と河合の通し問題を使い分けた人がいます。駿台第2版の使用談ではなく、単元補修を入れても通し演習を残した例として読みます。
実験考察を別の本で補いたい人は、実験考察本の選び方で用途の違いを比べられます。
未使用の通し問題が8回以上なら、8週で通し8回か6回
11月21日までは次の通し問題を解いて前回の答案と比べ、単元補修が必要か決めておきます。
2026年11月22日から2027年1月10日までの8週、毎週2時間を生物に取ると計16時間です。以下は、手持ちの予想問題集と過去問に未使用の通し問題が計8回以上ある場合の比較です。通し1回に演習60分と復習60分を使えば、8週で通しを8回解けます。最初の2週を補修に使うと、通しは6回です。
未使用の通し問題が7回なら、手持ちを続ける案は通し7回、最初の2週を補修に使う案は通し6回です。6回以下なら、どちらも初見の残数まで解き、空いた枠を解き直しに使います。駿台の2027年版はオリジナル5回と2026年本試・追試で計7回です。Z会の2027年版はオリジナル5回と2024〜26年本試で計8回です。すでに解いた過去問は初見の回数に含めません。
未使用の通し問題が計8回以上ある場合(8週16時間) | 単元補修 | 60分の通し演習と復習 |
|---|---|---|
手持ちの予想問題集と過去問を続ける | 0時間 | 8回・16時間 |
第2版の該当分野を足す | 4時間 | 6回・12時間 |
4時間は学習時間の予算です。駿台は問題ごとに目標解答時間を示しますが、復習には人によって時間がかかります。選んだ問題を2週で解き切れなければ、問題数を絞り、12月6日から通し演習へ戻します。
冬休みに河合の2026年版を使った高1の家庭では、学校の宿題と英検対策もあり、1冊を終えるので精一杯だったと保護者が記録しています(2026年2月)。高3なら、ほかの受験科目に使う時間も自分の予定表に入れます。私なら、繰り返した失点に関係する問題だけを選びます。
通し問題集をまだ持っていないなら、2027年版3社の選び方で収録回数と復習のしやすさを比べられます。
駿台の第2版は学校経由で入手する
駿台文庫の商品ページは第2版を学校採用限定とし、学校の担当書店か駿台文庫の担当者への注文を案内しています。出版社の訂正表にある第2版の発行日は2024年9月18日。手持ちの2027年版予想問題集とは刊行年が違います。学校で扱いがなければ、まず手持ちの本の該当大問を解き直します。
同じ分野の知識不足が2回続き、学校経由で入手できるなら、第2版の該当章を足します。税込定価は990円(駿台文庫の商品ページ、2026年9月28日)。同じページにある学校向けの注文案内を見て、学校の教材担当者に第2版を注文できるか聞きます。
受け取った本が2024年9月発行の第2版第1刷なら、出版社が問題編51ページ・第2問問2の選択肢表の訂正を出しています。該当問題を解く前に「ア」と「イ」を入れ替えます。
次の60分演習で、失点の原因を分ける
まず次の通し問題を60分で解き、前回の答案と並べます。同じ分野の知識不足が2回続いたかを見て、続いた分野だけ目次から拾います。図表の読み違いと時間不足が中心なら、迷ったら手持ちの2027予想問題集で次の通し演習へ進みます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。
