要点
- 学校教材で補えるなら、旧版を続ける。2022年新装版は2016年版と内容が同じ。新しい表紙に替えるための購入は要らない
- 新課程対応の一冊にまとめたいなら、2025年改訂版。287問から306問で純増は19問。新しい問題30題以上を加えた改訂で、進化は第2章
- 用語や図の説明で止まるなら、教科書へ戻る。どちらも追加購入しない。迷ったら旧版の誤答を直す
学校教材で補えるなら、生物の良問問題集は2016年版・2022年新装版を続けます。新課程対応の一冊にまとめたいなら、287問から306問に改訂された2025年改訂版を選びます。古い本で損をするのが不安でも、用語や図の説明で止まるならどちらも追加購入せず教科書へ戻り、迷ったら旧版の誤答を直します。

学校教材で補えるなら、旧版を続ける
私なら、復習の印が付いた旧版を残します。 間違えた問題と復習するページに印があれば、次に解く問題を決めやすいからです。
ここでいう学校教材は、今使っている新課程の教科書と、解答・解説のある問題集です。旧版の問題で思い出せなかった知識を教科書で復習し、学校の問題でその単元を練習できるなら、追加の本代をかけずに続けられます。
手元の本が2022年の「新装版」でも、扱いは同じです。出版社提供の説明では、2016年版からカバーデザインを替えたもので、内容は同じとされています。新装版を買っても、2025年の改訂内容には替わりません。
今の状態 | 選ぶ行動 | 先にすること |
|---|---|---|
学校教材で補えるなら | 旧版を続ける | 旧版の誤答と学校の同じ単元を解き直す |
新課程対応の一冊にまとめたいなら | 2025年改訂版を選ぶ | 手元の苦手分野を、新しい本でも先に解く |
用語や図の説明で止まるなら | 教科書へ戻る。どちらも追加購入しない | 分からなかった用語や図を説明し直す |
新課程対応の一冊にまとめたいなら、2025年改訂版を選びます。旺文社の税込定価は1,760円です(2026年10月2日)。表紙に「改訂版」「306題」とある本を選びます。
2025年改訂版に替えるなら、19問の純増と30題以上の新しい問題を分けて見る
2025年改訂版は新課程入試に対応し、問題編・解説編もそれぞれ16ページ増えています。
比べる部分 | 2016年版・2022年新装版 | 2025年改訂版 |
|---|---|---|
収録問題数 | 287問 | 306問。総数の差は19問 |
問題編 | 208ページ | 224ページ。16ページ増 |
解答・解説編 | 160ページ | 176ページ。16ページ増 |
改訂の性質 | 2022年新装版はカバー変更。内容は2016年版と同じ | 新課程入試対応。新しい問題30題以上を追加 |
306−287=19なので、総数の増加は19問です。出版社が説明する新しい問題30題以上の追加は、純増数とは分けて読みます。旧問の削除・差し替えの内訳までは公表された説明から分かりません。
この違いから、19問だけを学校教材で足せば改訂版と同じになる、とは考えません。買い直すかは問題の数より、手元で新課程の単元を練習できるかで決めます。
3段階の難易度、テーマや形式から探す学習ナビゲーター、問題と解答を分離できる製本は旧版にもあります。これらを使いたいという理由だけなら、今の本で始められます。
進化を学ぶなら、旧版の章番号より教科書の内容を追う
改訂版を使う理由の一つは、章の並びを新課程に合わせて進められることです。旧版向けに掲載された章別表では、進化と系統は最後の第10章でした。改訂版の公式目次は、第2章を「生物の進化」、第10章を「生物の系統」としています。
内容を探す手がかり | 287問の章別表 | 2025年改訂版の公式目次 |
|---|---|---|
進化・系統 | 第10章「生物の進化と系統」 | 第2章「生物の進化」と第10章「生物の系統」 |
遺伝に関わる章名 | 第3章「遺伝情報とその発現」、第4章「生殖と発生」、第5章「遺伝」 | 第4章「遺伝子とそのはたらき」、第5章「動物の発生と遺伝子」。独立した「遺伝」の章名はない |
旧側は塾が掲載した287問の章別表、新側は旺文社の目次です。章名を見比べた表であり、個々の問題がどこへ移ったかを示す表ではありません。
とくに、「遺伝」の章名がないから、遺伝を省いてよいという読み方は危険です。 新課程の生物では、進化の中で遺伝子の組合せの変化を学びます。減数分裂、染色体の乗換え、交配実験の結果から組合せを考える内容も含まれます。
例えば、子に伝わる遺伝子の組合せを答える問題で止まったとします。用語を覚え直すだけでなく、相同染色体がどう分かれ、乗換えで組合せがどう変わるかを図で追います。今の教科書と学校の問題集にその説明・演習があれば、旧版の遺伝の問題に戻れます。
旧版を使う人は、授業で進化を習う時期にも、教科書の見出しから関連する問題を探します。古い本の最後に置かれているからと、進化を後回しにしません。
用語や図の説明で止まるなら、教科書へ戻る
用語や図の説明で止まるなら、どちらも追加購入せず、教科書へ戻ります。問題文の条件を読めても、減数分裂や遺伝子の発現がどう起きるかを説明できなければ、まずその内容を復習します。
基礎教材の後に良問を使った獣医学部・歯学部の合格者は、理解や暗記を進めてから典型問題の演習へ入っています。理数を学んでいた成人は、難しい問題をかなり難しく感じた一方、合格177問を先に解いた後は良問をスムーズに終えたと書いています。新しい版を買う前に、どの説明で止まったのかを分けます。
旧版の直近の誤答1問について、解説を読んだ後に次のように分けてみます。
誤答の原因 | 戻る所 | 次の演習 |
|---|---|---|
用語や図の説明で止まる | 今の教科書の同じ項目。図の各部分と動きを説明する | 学校の基本問題を解いてから、旧版の誤答へ戻る |
知識は分かるが、実験の条件やグラフを読み違えた | 間違えた条件・軸・比較する組を問題文に書き出す | 解説を閉じ、条件から答えに至る順を言い直す |
旧版で見つからない内容を授業で習った | 今の学校教材の説明と問題 | そこで練習を続けられれば、旧版も残して使う |
1問にするのは、今日どのページへ戻るかを決めるためです。この1問だけで全範囲の不足や入試の得点を判定しません。ほかの単元でも授業と旧版の問題を対応させ、学校教材で補えるかを見ます。
学校教材でも同じ説明が分からなければ、問題と自分の答案を学校の先生に見せます。新しい問題集を増やす前に、分からなかった箇所を質問できます。
新課程対応の一冊にまとめたいなら、2025年改訂版を選ぶ
新課程対応の一冊にまとめたいなら、2025年改訂版を選びます。まだ本を持たず、中古の旧版と迷っている人も、演習本を新たに用意するなら改訂版です。新課程への対応と章の並びを、手元で補いながら使う負担を減らせます。
旧版と改訂版の同じ問題・解説は、公開見本で比較できていません。解説の読みやすさが買い直す目的なら、書店で苦手な単元の問題と解説を見比べます。ページが増えたことだけで、1問の解説が詳しくなったと判断しません。
買い直した後も、旧版に付けた誤答の印は残します。新しい本で同じテーマを探し、その分野から解きます。最初の章から全問をやり直すより、自分が答えられなかった理由を直す方を先にします。
買い直す2025年改訂版は、表紙の「改訂版」「306題」で新装版と見分けます。中古は問題編と解答・解説編がそろうものを選び、税込定価1,760円の新品と送料・手数料込みの総額を比べます。
良問の新旧版より、合格177問と良問のどちらを使うかで迷う人は、生物の合格177問と良問問題集の比較で選びます。
迷ったら旧版の誤答を直すところから始めます。今日、間違えた1問を取り出し、今の学校教材で同じ内容を説明し直してみます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 基本の説明を理解でき、新課程対応の一冊にまとめたい人。学校教材で補えるなら旧版を続けます。
- 確認すること
- 表紙の「改訂版」「306題」で選びます。「新装版」は287問の旧内容です。用語や図の説明で止まるならどちらも追加購入せず教科書へ戻り、迷ったら旧版の誤答を直します。中古は解答・解説編がそろう本を選びます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・本冊224ページ+別冊176ページ
- 版・発売日
- 改訂版・2025年7月17日発売
- 収録問題
- 306問・3段階、優先60問も選べる
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![生物の良問問題集[生物基礎・生物] 改訂版の表紙](/api/media/file/biology-goukaku-vs-ryomon-ryomon-kaitei-official-1f553f7a.jpg)