受験参考書

蔭山の共通テスト政治・経済の2024年改訂版は買い直す? 旧版を続ける条件

新課程・時事を手持ちで補えるなら旧版、新課程の政経教材がないなら2024年改訂版。公式の対応範囲、通貨の見本、成年年齢・NISA・金融政策の更新から買い直しを決めます。公共は学校教材で学び、学校教材で足りるならどちらも追加購入しません。

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要点

  1. 新課程・時事を手持ちで補えるなら旧版を続ける。基礎の説明は理解に使い、新課程の不足を学校教材で埋める
  2. 新課程の政経教材がないなら2024年改訂版を買う。政治・経済分野に対応する本で、公共は学校教材から進める
  3. 学校教材で足りるならどちらも要らない。迷ったら買う前に学校の新課程教材と比べ、制度の更新も補う
蔭山の共通テスト政治・経済 改訂版。Gakkenの商品画像。
書影:Gakken

新課程の政経教材がないなら2024年改訂版を買う

蔭山の共通テスト政治・経済 改訂版

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新課程・時事を手持ちで補えるなら、『蔭山の共通テスト政治・経済』は旧版を続けます。2024年改訂版は新課程の政治・経済に対応しますが、公共の学習は別に必要です。古い知識で失点するのが怖いときも、迷ったら買う前に学校の新課程教材と比べます。

蔭山の共通テスト政治・経済、旧版から買い直す条件。迷ったら、買う前に学校の新課程教材と比べる。2020年版を持っていて、新課程と時事を手持ちで補えるなら続ける。新課程の政経教材がないなら、2024年改訂版を買う。学校教材で足りるなら、追加購入は0冊。
蔭山の旧版は手持ちで補える人へ、2024年改訂版は新課程の政経教材がない人へ

新課程・時事を手持ちで補えるなら旧版を続ける

私なら、分かりやすく読めている旧版は基礎を学ぶために残します。 買い直すかは、新課程の範囲と制度の更新をどこで学ぶかで決めます。

ここで比べる旧版は、2020年6月発売の学研『蔭山の共通テスト政治・経済』です。新版は2024年7月発売の『蔭山の共通テスト政治・経済 改訂版』。KADOKAWAの『政治・経済が面白いほどわかる本』は別シリーズなので、その改訂内容は混ぜません。

選ぶときの違い

2020年版

2024年改訂版

出版社が示す対応

刊行当時の共通テスト向け

2025年からの新課程に合わせて加筆・修正

新課程の政経を学ぶとき

学校の新課程教材と組み合わせる

新課程対応の講義本として使う

旧版を持つ人の追加の本代

手持ちの学校教材で補えば0円

買い直す本代は1,760円

新課程への加筆・修正があるので、旧版だけで今の範囲を済ませる計画にはしません。学校の新課程の教科書・問題集に沿って学び、分かりにくい制度の仕組みを旧版で読み直します。時事と統計は受験年度の資料集や授業で補います。

出版社は旧版の良さを残した改訂と説明していますが、単元ごとの変更をすべて並べた表は得られていません。時事だけを書き足せば全範囲がそろう、と決めずに新課程教材を併用するのが、旧版を残す条件です。

通貨の仕組みを学び直すだけなら旧版を使う

改訂版の公式見本の250〜251ページでは、通貨の説明を生徒との会話で進めます。最初に貨幣の4つの機能を示し、生徒が支払手段と交換手段の違いで迷うと、借金の返済・税金・家賃と、日常の買い物を分けて説明します。

この見開きで読むのは、言葉の定義と、どの場面でその機能を使うかです。その後、外国のお金の価値が分からないという疑問から、金本位制の説明へ進みます。見本の2ページは、定義と具体例を読む講義に使います。

旧版の同じ見開きを公開見本で読めないため、文章や問題がどれだけ変わったかは比べられていません。

旧版の商品欄のレビューには、制度の更新がどこまで反映されたか分かりづらいという不満があります。受験経験者は、蔭山で流れを理解し、用語集や問題演習で不足を補っています。

本を閉じたら、支払手段と交換手段の例を1つずつ言います。答えられる範囲は旧版で復習します。制度の変更点は、学校の新課程教材や受験年度の資料集で学びます。

新課程の政経教材がないなら2024年改訂版を買う

新課程の政経教材がないなら2024年改訂版を買います。 はじめて買う人や、旧版の不足を補う教材がない人が、あえて古い中古を探す理由は薄いです。どこが古いかを自分で探す作業まで増えるからです。

新版を選ぶ理由は、新課程に対応する講義本を手元に置くことです。会話・カラーの紙面・練習問題は旧版にもあるので、それだけを買い直す理由にはしません。学校の新課程教材で範囲を学べている人は、旧版を理解用に残します。

蔭山と畠山から最初の講義本を選ぶ人は、蔭山と畠山の比較へ進みます。

新旧の税込定価は、旧版が1,650円、改訂版が1,760円です(2026年10月2日の出版社表示)。定価差は110円ですが、旧版を持つ人が買い直す本代は1,760円。購入先の送料・手数料は別です。

新課程の政経教材がない人は、表紙に「共通テスト」「政治・経済」「改訂版」とある2024年の本を選びます。新課程対応の説明を読むための1冊で、税込定価は1,760円です(2026年10月2日確認)。

2024年の本にも刊行後の出来事は書き足します。新課程への対応と、受験年度の時事までそろうことは別です。

公共は学校教材から進める。政経の買い直しとは分ける

改訂版を買っても、公共は別に学びます。学研はこの本を、共通テスト『公共,政治・経済』のうち政治・経済分野に対応する本として案内しています。

公共の不足が気になる人は、まず学校の『公共』の教科書を使います。政治制度や経済の話が重なっていても、公共には対話や合意形成を学ぶ内容があります。

実際に2025年本試験の第2問問1では、ハーバーマスとアーレントの思想を、公共空間についての説明と組み合わせて選びます。政経の講義本を新しくするだけで、この範囲の勉強が終わる計画は立てません。

この1問で扱うのは思想の一部です。学校の公共の教科書と問題集を一通り進めます。間違えた用語だけでなく、説明のどこが選択肢と違ったかを直します。

学校教材で足りるならどちらも要らない。まず3項目を並べる

学校教材で足りるなら、旧版も改訂版も追加購入は不要です。手持ちの問題の解説を読んで理由を説明できる人は、その教材で演習を続けます。受験で政治・経済を使わない人は、どちらも買いません。

旧版を持つ人は、まず次の3項目を学校の新課程教材・受験年度の資料集と並べます。いずれも旧版が出たあとに制度が変わった例です。

見る項目

補う内容

手元で見る場所

成年年齢

2022年4月から18歳。親の同意なしの契約と結びつける

民法・契約・消費者の項目

NISA

2024年から新制度。非課税保有期間の無期限化と制度の恒久化

家計・金融・資産形成の項目

日本銀行の金融政策

2024年3月のマイナス金利政策等の見直しを、過去の制度と分ける

金融政策・日本銀行の項目

これはKaupediaが作った、更新の必要性を見つけるための手順です。3項目を知っていることを、旧版で受験範囲が全部そろう合図にはしません。学校教材の目次に沿って残りの単元も学び、古い説明と新しい説明を区別して残します。

迷ったら買う前に学校の新課程教材と比べます。補う場所が見つかれば、旧版は理解用に残せます。見つからない項目は先生に質問し、学校教材で補える内容を先に学びます。

新課程の政経教材がないなら2024年改訂版を買い、新課程に沿って政治・経済を読み進めます。紙の本の税込定価は1,760円(2026年10月2日の学研表示)。公共と時事も学校教材で並行して学びます。

購入先

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蔭山の共通テスト政治・経済 改訂版。Gakkenの商品画像。
書影:Gakken

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蔭山の共通テスト政治・経済 改訂版

新課程の政経教材がないなら2024年改訂版を買う

商品の公式情報
向く人
新課程の政経教材がない人。旧版の不足を学校教材で補えず、新課程に対応した講義本を1冊にまとめたい人。
確認すること
表紙の「共通テスト」「政治・経済」「改訂版」で選びます。公共は学校教材で学び、刊行後の時事も補います。学校教材で足りるなら追加購入は不要です。
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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

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大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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