要点
- 迷ったら志望校の赤本。まず1年度分を解き、論述で止まった分野を見つける
- 志望校の赤本を1年度分解いた後、全国版に載る別大学の2026年度の生物論述を2校以上、解説つきで解くなら全国版を足す。購入前に2校の掲載を見られなければ保留
- 北海道大学の2027年版赤本は2022〜2026年度の5年度。全国版を足しても北大の新しい年度は0年度で、追加の税込定価は5,830円

志望校の赤本を1年度分解いた後、全国版に載る別大学の2026年度の生物論述を2校以上、解説つきで解くなら全国版を足す
2027年受験用 全国大学入試問題正解 12生物
国公立二次の生物論述は、迷ったら志望校の赤本から始めます。志望校の赤本を1年度分解いた後、全国版に載る別大学の2026年度の生物論述を2校以上、解説つきで解くなら全国版を足します。 全国版を買わないと演習不足になると焦る前に、赤本を1年度分解き、北大志望なら北大が公開する問題も使い、別大学2校の掲載を購入前に見られなければ買い足しを保留します。

迷ったら志望校の赤本で、まず1年度を解く
志望校の生物論述は、分野だけでなく資料の読み方、設問の並び、ほかの理科科目との時間配分も含めて練習します。大学ごとの出題をつかむには、志望校の年度別の赤本を先に使うのが自然です。全国版の2027年受験用は旺文社の表示では2026年実施分の本なので、志望校の複数年度を代わりに進められません。
北海道大学の理系前期日程が志望校なら、教学社の2027年版赤本に生物を含む2022〜2026年度の5年度があります。私ならまず2026年度を1回解き、書けなかった論述の分野を印で残します。問題編が別冊なので、解説を閉じたまま答案を書けます。
実験の条件やグラフの読み方で止まったなら、生物の考察問題集の選び方で過去問に戻る前の教材を選べます。
北海道大学志望でまだ赤本を1年度分も解いていないなら、この理系前期日程の2027年版から選びます。税込定価は2,585円(教学社、2026年9月27日)。
全国版は2026年度だけ。北大の新しい年度は0年度
旺文社の2027年受験用全国版は、2026年実施の主な国公私立大学と共通テストの生物を収録します。巻末には内容別問題一覧と論述・記述問題一覧があります。一方、北海道大学の2027年版赤本は2022〜2026年度です。同じ「2027」が表紙にあっても、収録する年度の幅が違います。
北大の生物を解く年度 | 北大の2027年版赤本 | 2027年受験用の全国版 |
|---|---|---|
2022〜2025年度 | 4年度を収録 | 収録の対象外 |
2026年度 | 1年度を収録 | 北大の問題が掲載される場合、同じ年度 |
北大の新しい年度が0年度なのは、全国版が2026年実施分だけだからです。0年度は論述の追加題数ではありません。
北大赤本と全国版の税込定価を足すと8,415円。全国版を足すための支出は5,830円です(教学社・旺文社、2026年9月27日)。北大の年度を増やすためだけなら、この追加支出は選びません。
赤本を1年度分解いた後、別大学2校以上の論述を解くなら全国版
全国版の強みは、複数大学の同じ2026年度を、巻末の一覧から選べることです。旺文社は全問の解説と、出題のねらいなどを説明する「研究」の欄も案内しています。志望校だけを年度順に解く赤本とは、増やせる大学が違います。
志望校の赤本を1年度分解いた後、同じ分野で別大学の論述を書く練習を増やすなら、全国版の巻末一覧で大学を選びます。2校は合格点の予測ではなく、複数大学の問題を一冊で行き来したいかを見る購入目安です。巻末一覧を読めていないため、別大学の追加題数は数えていません。1校だけなら、その大学が問題と解答例を無料で公開しているか見ます。公開されていれば、そこで1題書いてから買い足しを考えます。
たとえば別大学2校で各1年度を選び、1校につき答案を60分、解答例や解説との比較を30分と仮に置くと、2校で3時間。これは実測でも入試時間でもなく、勉強の予定です。3時間を取れないなら、全国版を買う前に志望校の赤本で止まった論述を直します。
全国版の税込定価は5,830円(旺文社、2026年9月27日)。旺文社の商品ページでは収録大学名まで読めません。店頭などで本の巻末にある論述・記述問題一覧を購入前に見られるなら、解きたい別大学が2校載るか調べます。一覧を見られなければ購入を保留します。問題と解答例を公開している大学なら、そこで先に1題書いてみます。
2校の掲載を確かめられたら、表紙に「2027年受験用」「12生物」とある全国版を選びます。「13理科 追加掲載編」は別の本です。
北大の無料問題と解答例で、買う前に1題書く
北海道大学は2026年度の前期試験問題と生物の解答例を公開しています。解答例の5ページ目には大問1〜4の出題意図があり、恒常性、光合成と花器官、遺伝子発現、森林が挙がります。2025年度も問題と生物の解答例があります。北大志望なら、この公開問題から1題書けます。
ただ、大学の解答例と出版社の解説は役割が違います。旺文社の説明には出題のねらいや考え方を扱う「研究」があります。一方、北大は大学自身が出題意図も公開しています。両方の現行紙面を一題ずつ並べて読めていないので、解説の詳しさだけで優劣は付けません。自分が解く別大学の解答例が無料で足りるか、それとも複数校の解説を一冊で見たいかが分かれ目です。
論述答案は、解答例の共通点と先生の添削で直す
鳥取大学医学部の合格者は、志望校に似た大学の赤本も借りて周回し、生物の記述を自己採点するとき、別の言葉でも同じ意味になる場合は先生に聞いたと話しています(2024年2月掲載)。筑波大学の学生による生物の体験記では、3社の過去問の解答例に共通する部分を抜き出し、判断できない答案は添削してもらっています(2020年)。問題を増やしても、答案の判断は別に必要です。
赤本の解説が短く見づらいと感じた東京農工大の合格者は、書いた過去問を学校の先生に持参して記述の要点を聞いていました(2024年10月更新)。全国版を実際に使った高校生物サイトの筆者は、旧版を弱点分野と論述の演習に利用したと書いています(2016年原稿、2019年更新)。古い版の体験からも、問題を選ぶことと答案を直すことは別の作業だと分かります。
まず北海道大学の2026年度の理科問題から生物を1題選び、解答例を見る前に書いてみましょう。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。

教学社
2027年版大学赤本シリーズ 北海道大学(理系-前期日程)
迷ったら志望校の赤本。北海道大学志望なら理系・前期日程の2027年版
出版社表示価格2,585円(税込・2026年9月27日)
商品の公式情報- 向く人
- 北海道大学の理系前期日程を受け、志望校の赤本をまだ1年度分も解いていない人。2022〜2026年度の生物を年度順に解きたい人。
- 確認すること
- 表紙の「北海道大学」「理系-前期日程」「2027」を見ます。文系・後期日程の赤本とは別です。
書籍の仕様を見る
- 収録年度
- 2022~2026年度の5年
- 判型
- A5判

旺文社
2027年受験用 全国大学入試問題正解 12生物
志望校の赤本を1年度分解いた後、全国版に載る別大学の2026年度の生物論述を2校以上、解説つきで解くなら全国版を足す
出版社表示価格5,830円(税込・2026年9月27日)
商品の公式情報- 向く人
- 志望校の赤本を1年度分解いた後、掲載を確かめられた別大学2校以上の2026年度の生物論述を、解説つきで解く人。
- 確認すること
- 旺文社の商品ページでは収録大学名を読めません。店頭などで巻末の論述・記述問題一覧を見られる場合に2校の掲載を調べ、見られなければ購入を保留します。表紙は「2027年受験用」「12生物」を選びます。
書籍の仕様を見る
- 収録年度
- 2026年実施の入試問題
- 判型・ページ数
- B5判・392ページ
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