要点
- Wはそのとき使う電気の大きさ、kWhは使った量です。一定の電力で使う例では1200Wを10分より200Wを2時間のほうが使用量は多くなります。
- 計算で目安が出しにくく、仕様と接続条件が合う人はET30Dで測ります。AC100V・最大1500W、15A。5W以下の待機電力だけを測る人や、中間接続を認めない家電には使いません。
- 迷ったら家電の説明書から。計算で目安が出る人は買わずに済ませます。測る人は使い始めから終わりまでのkWhを記録し、自分の単価をかけます。

冬の電気代を下げたいけれど、カタログのWだけで買い替えていい? 電気代は使う時間でも変わるので、まず今の家電が使った量を見ます。計算で目安が出る人は買わず、目安が出しにくく仕様と接続条件が合う人はET30Dで測ります。
こんな人は
- 計算で目安が出しにくく、仕様と接続条件が合う人:ET30Dで測る。
- 計算で目安が出る人:測定器を買わず、Wと時間から計算。
- 5W以下の待機電力だけを測る人、中間接続を認めない家電を使う人:ET30Dは選ばない。

Wが大きくても短時間なら使う量は小さい
カタログの数字を並べると、Wが小さいほうを選びたくなりますよね。でも毎晩つける家電と、朝に少しだけ使う家電では話が変わります。小さな電力で長く使うほうが、使った電気の量は多くなることも。
そのとき使う電気の大きさが消費電力です。単位はWで、ワットと読みます。時間を合わせて数えた電気の量が、使用電力量。
その量を表す単位がkWhで、キロワット時と読みます。Wを1000で割り、使った時間をかけると計算できます。途中で電力が変わる家電はその変化も足し合わせた量が必要です。
たとえば、それぞれ一定の電力で動き続けると仮定した例です。
1200WをkWに直し、10分を時間に直す計算。一定の電力で動く仮定の値です。
200Wで2時間ずっと動く仮定。上の例と同じkWhで比べます。
Wが小さい後者のほうが、使った量は倍。 同じ単価で計算すると、使用量にかかる電気代も倍になります。買い替える前に知りたいのは家でいつものように使った量です。
計算で目安が出る人は手元の情報で足りる
電力がほぼ一定で、使う時間も分かる人はカタログのWからおおよその量を出せます。目安を知るだけなら、手元で計算すれば十分。家全体の使用量を見たい人には電力会社の明細が先です。
測る意味があるのは運転中に電力が変わる家電や、つけている時間を覚えていない家電。電源を入れた直後のWだけを見てもその日に使った量は分かりません。手持ちの測定器でkWhを記録でき、接続条件も合う人はそのまま使えば十分です。
ET30Dで表示できるのはWのほか、使った量を足し上げたkWhや使用時間など。本体のボタンで表示を切り替えます。電力の履歴をアプリで見たい人は、P110Mを選ぶ条件も読めます。
買い替えたあとの節約額を知るには、新しい機器の使用量も必要です。同じ部屋で同じように使えるかを含めて比べます。私なら、買い替える家電を決める前に、今の機器のいつもの使い方を測ります。
計算では目安が出しにくく、仕様と接続条件が合う人にはET30D。購入先では型番がET30Dの商品を選びます。Amazonでの税込表示は1,618円でした(2026年10月10日、価格は変わります)。
買う前に家電と測定器の説明書を読む
コンセントに差せる形でも間に測定器を入れてよいかは別の話です。壁のコンセントへ直接つなぐよう指定された家電にはその指定を優先します。暖房やエアコンを測るときも数字が上限内という理由だけでつながないこと。
ET30Dの公式ページと取扱説明書で、使える範囲を見られます。
買う前に見る点 | ET30Dの条件 |
|---|---|
電源と上限 | AC100V・50/60Hz、最大1500W・15A |
小さい電力 | 測定範囲は5〜1500W。注意書きでは5W以下は測定不可 |
接続先の家電 | 家電側の説明書でも中間接続が認められること |
置く場所 | 屋内の水がかからない場所。約67×67×32mm、約98g。差込口は横 |
表示の精度 | 電力の測定精度は±5%。説明書の電力量の表示精度も±5% |
5W以下の待機電力だけを測る人はET30Dを選びません。待機電力は家電を止めていても使う小さな電気のこと。画面がゼロでも電気をまったく使っていないという意味にはできません。
数字がわずかに違うだけなら、測るときの誤差と使い方の違いも考えます。小さな差だけで買い替えを決めるのは早すぎますよね。安全に接続できるか、画面まで見えるかを先に決めます。
いつもの使い始めから終わりまで測る
測る長さは知りたいことに合わせて決めます。短い時間で終わる家電は使い始めから終わりまで。毎日使う家電はふだんどおりに過ごす一日を区切りにすると記録しやすくなります。
この一日で分かるのはその日の使い方で、測れる範囲の量です。冷え込みや設定で量が変わる機器は別の日にも同じ時間で測って比べます。比べるときは設定と使い方も一緒にメモ。
抜いただけでは前の記録は消えません。次の機器へ移る前に、説明書の「測定値をクリアするには」で記録を消します。つないだままの時間と、画面の使用時間も分けて扱う必要があります。
ET30Dの使用時間は測れる大きさの電力が流れた時間を足したものです。説明書では何もつないでいないときや5W以下のときは時間を数えないとしています。記録する始まりと終わりは自分でも時計で残します。
5W以下の間に使った電気の量もkWhには記録できません。表示のkWhは測れる範囲で足した量として使います。
機器を替えながら測った
前の記録が残る点が用途に合わず、測るたびに消す必要があった。
Yahoo!ショッピング・2019年8月の要約
暗い場所に取り付けた
画面が暗く、読みづらかった。
Yahoo!ショッピング・2022年9月の要約
暖房器具を調べた
表示や操作は分かりやすかったが、一度調べたあと使わなくなった。
Yahoo!ショッピング・2022年3月の要約
何台も買って付けっぱなしにするより、調べたい機器を順に測る使い方で十分です。大切なのは同じ条件で残したkWh。Wを眺めるだけで終わらせず、使った量まで書き残します。
使った量に自分の単価をかける
使用量にかかる電気代はkWhに単価をかけて出します。単価は電気をひと単位使うごとの値段です。契約している電力会社の料金表から、自分が使う時間や使用量に合うものを使います。
記録すること | 自分で書く欄 |
|---|---|
家電名・設定 | __ |
測った日・始まり・終わり | __ |
使った量 | __ kWh |
使った単価・適用月 | __ 円/kWh・______ 月 |
使用量分の電気代 | __ kWh × __ 円/kWh = __ 円 |
料金表にある燃料費の調整や、再生可能エネルギーのために上乗せされる料金も含めて計算します。時間帯や使った量で単価が違う契約はそれぞれの区分で計算。家全体の基本料金はこの機器の使用量分と分けます。
ET30Dの円表示も設定した単価で換算する目安です。自分の請求額に近づけたいときはまずkWhを残し、契約の料金表に当てはめるほうが分かりやすくなります。古い初期設定の単価を、今の契約の単価だと思って使わないこと。
迷ったら家電の説明書から
はじめにすることは測りたい家電の電源と接続の指定を読むことです。中間接続を認めない家電はカタログや電力会社の情報で目安を出します。計算で足りるか迷うときも使う時間とWが分かれば手元で計算するだけで十分です。
- 家電の説明書を読む電源・最大の電力・接続の指定を見る購入前
- いつもの使い方を測る記録を消してから始め、設定と時刻とkWhを残す計算で目安が出しにくく接続できるとき
- 自分の単価をかける契約の料金表から使用量分の目安を出す測定後
使った量を知りたいのに計算では目安が出しにくく、仕様と接続条件が合う人はET30Dを選びます。Amazonでの税込表示は1,618円(2026年10月10日)。下のボタンで同じ型番の価格を見て、測る準備を始められます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 運転中に使う電気の大きさや時間が変わり、カタログからの計算で目安を出しにくい人。家電と測定器の両方の説明書どおりに接続できることが条件です。
- 確認すること
- AC100V・最大1500W、15A。5W以下の待機電力だけを測る用途には選びません。中間接続を認めない家電には使いません。表示のkWhにも5W以下の間に使った量は入りません。次の機器を測る前に記録を消します。横の差込口と画面を見るための場所も必要です。
仕様・利用条件を見る
- 電源・上限
- AC100V・50/60Hz、最大1500W・15A
- 測定範囲
- 5〜1500W。注意書きでは5W以下は測定不可
- 大きさ・重さ
- 約67×67×32mm(突起部除く)・約98g
- 表示
- 電力、使った量、使用時間、料金など6項目
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。