要点
- 用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら重点対策。問題文の読み方と、解答にたどり着く過程を学ぶ追加の1冊にします。
- 用語や仕組みを説明できないなら合格教本へ戻る。手持ちの教科書があれば、まず同じ項目を読み直します。
- 手持ちの解説で根拠を説明できるなら追加0冊。迷ったら手持ちで1問を解き直す。5分野を各3題解く仮計画は、本番形式の演習も含め計22時間30分です。
用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら、追加の1冊は『科目Bの重点対策2026』にします。合格教本は知識を体系的に読み直す本、重点対策は問題文から答えを組み立てる過程を学ぶ本です。2冊を買って使い切れない不安がある人も、迷ったら手持ちで1問を解き直すことから始めます。

対象は、2026年度前期の応用情報を受ける社会人・大学生です。科目Aの学習は一通り終え、11〜12月の科目Bに向けて、もう1冊買うかを決めます。
手持ちの解説で根拠を説明できるなら追加0冊。 間違えた理由が分かっていて、必要なのが演習量だけなら、IPAの無料問題を使います。用語や仕組みを説明できないなら合格教本へ戻りますが、教科書を持っている人は同じ項目の復習から始めます。
用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら重点対策を選びます。購入先では、表紙の「2026」「応用情報技術者」「科目Bの重点対策」で版と試験を見分けます。アイテックの税込価格は3,740円(2026年10月2日)です。
用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら重点対策を足す
買う本は、科目Bでどこに困っているかで決めます。セキュリティ用語の意味は説明できるのに、答案では問題文に合わない理由を書いてしまう。その段階なら、総合教本を最初から読む時間を、記述問題の解き直しに使います。
重点対策は、第2部を情報セキュリティからストラテジ系までの記述対策に充てています。出版社は、問題文の読み方、解答に至る過程、学習者の疑問へのFAQを特徴として挙げています。解説中で引用する問題文を枠で抜き出す構成も案内しています。
買う理由は、答えと根拠を往復して読む練習を増やすことです。知らない用語を調べるだけなら、今ある教科書を先に使います。
選ぶときの差 | 科目Bの重点対策2026 | 合格教本 令和08年 |
|---|---|---|
中心となる学習 | 記述問題を通して読み方・解答過程を学ぶ | 11章の知識解説を体系的に読み、巻末の問題を解く |
セキュリティの構成 | 第2部の第1章に記述対策を置く | 第8章で暗号化、認証、デジタル署名、攻撃手法などを項目別に学ぶ |
公開資料から分かる説明の形 | 問題文の引用枠とFAQを出版社が案内 | 無料見本では本文・図・側注・要点の箱を実際に読める |
紙の本1冊の税込価格 | 3,740円 | 定価3,300円 |
価格は2026年10月2日の出版社表示です。2冊の書籍代合計は7,040円、差は440円です。送料・手数料は購入先によって変わるので、この合計には含めていません。
合格教本も科目Bに使えるが、知識の復習が済んだ人は演習を先にする
合格教本にも科目Bに使う説明と巻末のサンプル問題があります。表紙には科目A・Bの両方に対応するとあり、専用本を全員が追加する必要はありません。
技術評論社の無料見本の300〜301ページは、データベースの関数従属を説明しています。部分関数従属・完全関数従属・推移的関数従属を順に示し、売上明細の表を分ける例を図にしています。300ページの節には科目Aと科目Bの表示もあります。
582ページの監査では、改善計画の責任者や期限、監査人が実施状況を見守る流れを説明しています。翌583ページには5題の選択式問題があります。知識の説明から演習へ進める本です。
ただ、関数従属の定義が分かることと、出題された業務の条件を読み、表をどう分けるか答えることは別々に練習します。合格教本の解説でその業務の条件まで説明できるなら、無料の過去問へ進めます。
両書の同じセキュリティ設問は、公開見本では比べられません。用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら重点対策を足します。買う前に書店で情報セキュリティの問題1題と解説を続けて読み、問題文の引用枠やFAQから答えに進む過程を見ます。
過去版を使った大学生や新卒エンジニアの学習記録では、教本で知識を読み、重点対策で記述問題を解く使い分けが見られました。教本を初めから順に読み、基礎理論に時間をかけすぎて意欲を失った受験者の記録もあります。
私なら、科目Aの学習を終えた後は、間違えた問題に関係する項目だけ教本へ戻ります。
迷ったら手持ちで1問を解き直し、知識と答案の不足を分ける
使うのは、IPAが無料公開している令和7年度秋期の午後問1です。同じページの応用情報の「午後」から、問題冊子・解答例・採点講評を開けます。問題冊子の6〜10ページが情報セキュリティの問1です。
まず解答例を見ずに問1を30分で解きます。150分で5問に答える試験なので、1問30分を練習の出発点にします。解いた後は、誤答を次の3つに分けます。
解き直した後の状態 | 次にすること |
|---|---|
用語や仕組みを説明できない | 合格教本へ戻る。手持ちの教科書で同じ項目を読む |
用語は分かるが、答案の根拠を説明できない | 重点対策を足し、設問が求めることと根拠箇所を結び付けて読む |
手持ちの解説で根拠を説明できる | 追加0冊で、無料の別の回を解く |
たとえば設問3(2)は、アクセスログの記録を従業員に知らせることが、内部不正を抑止する理由を30字以内で問います。ログを残せば検知できる、とだけ考えた人は、なぜ不正をする前に思いとどまるのかまで考え直します。IPAの解答例は、発覚する可能性が心理的な障壁になることを答えています。
不正のトライアングルや抑止の意味を説明できないなら、知識の復習が先です。その意味が分かっていても、設問の「抑止」に合う答案を作れなかったなら、解答の過程を練習します。採点講評も、この設問では技術的な検知に着目しがちだったと説明しています。
手持ちの解説を読み、設問が求めること・本文の根拠・答案に残す言葉を自分の言葉で説明してみます。この1問で分かるのは、その問題で困った箇所です。科目A全範囲の習得や合格可能性を判定するテストにはせず、別の回でも同じ困り方をするか見ます。
5分野を各3題解くなら、計22時間30分から予定を組む
835ページと808ページを丸ごと読む日数で比べると、追加の1冊を使う目的が曖昧になります。ここでは、情報セキュリティと選択する4分野を各3題解く仮計画にします。1題は複数の設問を含む大問1つです。
1題につき解答30分、解説と教科書での復習30分、翌日の解き直し10分と仮定します。計70分です。3題は、初回に解く・別の回で試す・もう一度別の回で試す、という予定を作るための数です。
学ぶ範囲 | 大問の数 | 解答・復習・解き直しの合計 |
|---|---|---|
情報セキュリティ | 3題 | 3時間30分 |
選択する4分野 | 12題 | 14時間 |
本番形式で5問を解く1回と、その復習 | 5題 | 5時間 |
合計 | 20題 | 22時間30分 |
最初の15題を終えてから、まだ解いていない別の回で150分の演習をします。その復習にも150分を取った計画です。15題は両書の収録数を表す数字ではなく、必要な問題を本や無料の過去問から選ぶ数です。
150分の演習日は、休日などに連続した時間を取ります。平日45分の枠は、復習も含めた合計の学習時間を用意する目安です。
2026年10月2日から11月23日までには、土日を除いて37日あります。祝日も学ぶと仮定し、平日45分を30回取れば、22時間30分を11月12日までに確保できます。残る7回、5時間15分を遅れや苦手分野の復習に使えます。
本命の分野がその回では難しくなることもあります。余裕がある人は予備の1分野を3題加えると、3時間30分増えて計26時間です。予備を含めると平日45分の枠を35回ほど使うので、遅れを取り戻す余裕は小さくなります。
理解に何分かかるかは人と問題で変わります。最初の1題を復習するまでの時間を測り、70分の仮定を自分の時間に直します。用語を調べる時間が長ければ、その分野の教本を先に読みます。
11〜12月に受けるなら、科目A・Bを別々の日に予約する
IPAの2026年度前期の案内では、応用情報の日程は次のとおりです(2026年10月2日確認)。申込時に科目A・Bを同時に予約します。
手続き・科目 | 期間 |
|---|---|
申込受付 | 2026年10月6日10時〜11月7日17時 |
科目A | 2026年10月28日〜11月10日 |
科目B | 2026年11月24日〜12月6日 |
受験手数料は7,500円(税込)です。重点対策1冊の書籍代と足すと11,240円、合格教本1冊なら10,800円です。いずれも書籍の送料・手数料、受験会場への交通費は含めていません。
科目Aが終わるまでBの練習を待つと、上の計画に使える日が減ります。選択する分野を決め、今からBの問題も並行して解きます。旧本の買い替えやCBTの画面練習で迷う人は、応用情報CBTで旧本を続ける条件で選べます。
2026年度後期は2027年2〜3月の実施です。2027年度からの新制度を目的に学ぶ人は、発表される出題範囲に合わせて教材を選びます。ここで勧めるのは、2026年度前期の追加の1冊です。
用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら重点対策の解説を1題読む
今日、手持ちの科目Bの問題を1題解き直し、答案の根拠を説明してみます。手持ちの解説で根拠を説明できるなら追加0冊で続けます。
用語は分かるが、答案の根拠を説明できないなら重点対策を足します。情報セキュリティの解説1題で、設問が求めることと本文の根拠をどう結ぶかを読みます。紙の本は表紙に「2026」とある版で、税込価格は3,740円(2026年10月2日のアイテックの表示)です。
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