要点
- 英数国が共通問題ならそっくりもぎ、英数国が自校作成なら自校作成対策もぎ。都立国際の英語だけの自校作成は対象10校と分けて、学校の過去問を使う
- 個人申込の成績公開は、そっくりが5日後、自校作成が9日後。11月15日回はそれぞれ11月20日・24日、12月13日回は12月18日・22日なので、面談日から選ぶ
- 志望校がまだ決まらず迷ったら、そっくりもぎを1回選ぶ。同じ用途の成績がすでにあり、今は弱点の復習だけなら、手持ち答案と学校教材を使う
都立全日制を志望する中3は、英数国が共通問題ならそっくりもぎ、英数国が自校作成なら自校作成対策もぎを選びます。個人申込の成績公開はそっくりが5日後、自校作成が9日後で、面談に使える日が4日違います。受け間違いが不安で、志望校がまだ決まらず迷ったら、そっくりもぎを1回選びます。

同じ用途の成績がすでにあり、今は弱点の復習だけなら、手持ち答案と学校教材を使います。 追加の模試を受けるのは、その復習が次の答案に生きたか、会場で試したいときです。
英数国が共通問題ならそっくり、英数国が自校作成なら自校作成対策
まず、志望校の名前を東京都の2027年度入試・自校作成校一覧に当てはめます。2026年9月17日発表の一覧では、次の全日制10校が国語・数学・英語を自校で作ります。
日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立・新宿・墨田川・国分寺です。社会・理科は共通問題なので、自校作成校を受ける人も理社の復習を続けます。
この10校は、進学研究会が自校作成対策もぎの対象として挙げる学校と一致します。英数国が共通問題ならそっくりもぎ、英数国が自校作成なら自校作成対策もぎにします。都立国際は英語だけが自校作成で、この10校とは別です。国際を受ける人は学校公開の英語の過去問を中心に、模試の用途を学校や塾の先生と相談します。
選ぶときの差 | 都立そっくりもぎ | 都立自校作成対策もぎ |
|---|---|---|
英数国の練習 | 都立共通問題の形式で解く | 記述中心。自由英作文や数学の途中式などを解く |
11月の数学の出題予定 | 2次方程式まで | 3年生までの全範囲 |
個人申込の成績Web公開 | 受験5日後 | 受験9日後 |
1回の受験料(税込) | 4,900円 | 5,700円 |
出題予定は2026年度の公式表、受験料は公式案内の2026年10月1日の表示です。自校作成対策の数学は、11月から未習の単元が入ることもあります。答案を直すときは、習ったのに落とした問題と、まだ習っていない問題を分けます。
そっくりもぎの方が800円安くても、英数国が自校作成なら、次の1回は自校作成対策にします。模試名の難しそうな印象より、本番に向けて何を解くかが先です。
種別が決まったら、公式の実施日一覧で、その種別の受付期間と成績公開日を見る。先に面談日を手元の予定表に書くと、使える回を選べます。
判定は同じ尺度。自校作成対策を選ぶ理由は英数国の練習
そっくりもぎでも自校作成校の判定を見られます。進学研究会スタッフの回答は、そっくりと自校作成対策の偏差値を同じ尺度で算出すると説明しています。そっくりの判定は全部無意味、とは考えず、今ある成績も面談に使います。
それでも英数国が自校作成なら、次に選ぶのは自校作成対策です。共通問題での基礎の取りこぼしと、記述中心の問題で時間内に書けるかは、答案で見たい内容が違うからです。両方を受けるのは、それぞれで試したい課題があるときに絞ります。
青山志望の中3の相談には、そっくりC判定から自校作成A判定になっても、青山の過去問の文量や形式との差を不安に感じた例があります(2024年11月)。自校作成対策も10校向けの模試なので、学校ごとの出題には過去問で慣れます。
また、2021年10月の保護者の記録では、英数国が過去問より易しく感じ、塾の授業に遅刻してまで模試を受ける必要を考え直しています。すでに塾の模試と志望校の過去問で同じ課題を試せている人は、その答案を使い、次の受験を増やす必要はありません。
11〜12月の模試は、試験日より成績公開日から面談に合わせる
11月15日回を受けても、自校作成対策の結果が出るのは11月24日です。 11月23日以前の面談には、直近の返却済み答案を持っていきます。そっくりもぎなら同じ受験日でも11月20日に公開されます。
以下は2026年度個人申込年間スケジュールの3ページ目と申込一覧の日付です(2026年10月1日)。表の11〜12月の回は、確認日時点では通常受付の開始前です。
受験日(2026年) | 模試の種類 | 通常受付 | 成績Web公開 |
|---|---|---|---|
11月1日(日) | そっくり | 10月7〜14日 | 11月6日(金) |
11月15日(日) | そっくり | 10月21〜28日 | 11月20日(金) |
11月15日(日) | 自校作成対策 | 10月21〜28日 | 11月24日(火) |
11月29日(日) | そっくり | 11月4〜11日 | 12月4日(金) |
12月6日(日) | そっくり | 11月11〜18日 | 12月11日(金) |
12月13日(日) | そっくり | 11月18〜25日 | 12月18日(金) |
12月13日(日) | 自校作成対策 | 11月18〜25日 | 12月22日(火) |
12月20日(日) | そっくり | 11月25日〜12月2日 | 12月25日(金) |
たとえば面談が11月21日なら、11月15日回のそっくりは公開済み、自校作成対策は公開前です。英数国が自校作成なら、面談のためだけに同日のそっくりへ替えるより、前回の成績と志望校の過去問答案を持っていきます。11月15日の自校作成対策は、面談後の学習に生かします。
12月19日の面談も同じで、12月13日回の自校作成対策は間に合いません。11月分の結果と、その後に直した答案があれば、何を練習してきたかを先生に伝えられます。公開日と面談日が同日なら、閲覧できる時刻の余裕も必要なので、前回の成績を用意します。
この表は個人申込用です。塾申込は塾からの返却になるため、面談に使う成績をいつ受け取れるかは塾の先生に聞きます。
約4週おきなら、公開後に18〜22日の復習枠を取れる
私なら、回数を増やす前に、前回の答案を直す時間を予定表に入れます。公式は当日に解答解説を渡すと案内しているので、自己採点と解き直しは受験後すぐ始められます。
ここでは、正答率なども見られる成績公開の翌日から、次に受ける模試の前日までを数えました。毎日30分を復習に使うと仮定した、空けられる時間の試算です。
受ける2回の例 | 公開後の復習期間 | 日数 | 毎日30分の合計 |
|---|---|---|---|
そっくり11月1日・29日 | 11月7〜28日 | 22日 | 11時間 |
自校作成対策11月15日・12月13日 | 11月25日〜12月12日 | 18日 | 9時間 |
そっくり11月29日・12月6日 | 12月5日のみ | 1日 | 30分 |
22日と18日は上達に必要な日数ではなく、この日程で使える復習枠です。学校行事などで休む日は、その分を引きます。毎週模試を受ける予定だと、公開後の詳しい分析を次の回に生かす時間が短くなるので、先に直したい問題を絞ります。
自校作成対策は、11月24日の成績公開の翌25日に、12月13日回の通常受付が締まります。 次回を結果で決めたい人は、24日に答案を見て、何を次の会場で試したいかを決める予定も入れておきます。追加受付も日程表にありますが、座席の確保は申込画面の状況によります。
手持ち答案の1問を直してから、次の回で試す課題を決める
復習は偏差値の上下より、失点した設問から始めます。公式の学力分析表の見本では、数学の設問ごとに内容・正答率・正誤が並びます。手元の成績表と答案を横に置き、次の3種類に分けると、使う教材が決まります。
失点したときの状態 | 今日使うもの | 次の答案で試すこと |
|---|---|---|
習った計算・語句を思い出せなかった | 教科書と学校ワークの同じ単元 | 答えを隠して解き直せるか |
方針は分かったが、途中式・英作文などを書き切れなかった | 模試の解答解説と自分の答案 | 条件を落とさず、時間内に書けるか |
解説を読んでも解き方が分からない、または未習だった | 解説の分からない箇所を印にして学校で質問 | 習った後、自分で1問を説明できるか |
これは復習先を分ける手順です。合否や、3教科全体の記述力を測る線引きにはしません。
都立自校作成校を目指す中3の保護者の記録では、夏前と9月の5教科偏差値が同じでも、答案から数学の図形や英作文の条件に課題を絞れています(2026年9月)。偏差値が動かなかったことより、次に直す設問が見つかったことを学習に使います。
1日30分の例なら、最初の10分で1問を解き直し、残り20分で解説と答案を比べます。長い問題は翌日に続きを回し、数日後にもう一度答えを隠して解きます。30分は予定の目安で、1問を必ず終えられる時間ではありません。
志望校の問題も解きたい人は、都立自校作成の過去問は無料か本かで、学校公開の問題と解説付きの本を選べます。いまの答案を学校教材で直せるなら、先にその復習を進めます。
2回の受験料は、そっくり9,800円・自校作成11,400円
11〜12月に通常申込で同じ種類を2回受けるなら、受験料の合計はそっくり9,800円、自校作成対策11,400円(税込)です。1回ずつ組み合わせるなら10,600円。いずれも公式の1回料金から計算しました(2026年10月1日)。交通費と受験票の印刷代は別で、決済手数料の額は申込時の表示で見ます。
11〜1月に各月1回、計3回受ける場合の受験料は、通常申込のそっくり14,700円、自校作成対策17,100円です。3回の受験を勧める計算ではなく、冬全体の予定を立てる場合の額です。
回数券は3回以上で1回4,500円ですが、自校作成対策と追加申込には使えません。そっくり2回を通常申込なら9,800円、回数券3回分なら13,500円です。2回しか必要ない人は、割引のために3回へ増やさず、通常申込にします。
会員登録は無料で、模試の受験は有料です。継続の授業を契約する体験ではなく、必要な受験日を選んで申し込む手続きです。申込方法では受験料の払戻不可を案内しているので、先に種別と受験日を決めます。
申し込む前に、会場・内申・当日の時間を予定に入れる
個人申込は、無料会員登録の後、日程・種別・希望会場を選びます。受付後はメール連絡だけを待つのではなく、公式日程表の会場確定日にマイページで受験票を印刷します。希望会場が定員を超えると、近隣会場へ割り振られる仕組みです。
11月15日回の受験票公開は11月6日、12月13日回は12月4日。都立2種の秋冬の時間割は8時40分開始・13時30分終了で、各教科50分です。講師による授業ではなく会場模試なので、午後の塾や予定も含めて移動時間を空けます。
当日は受験票、筆記用具、定規・コンパス、時計、指定会場のうわばきを用意します。通知表の9教科の評定と志望校は、受験票に控えて持っていきます。支払いはクレジットカードなら申込完了後に即時決済、コンビニなら期限内の現金払いです。
10月18日回の追加受付は10月8〜11日
通常受付は9月30日に終了しましたが、申込一覧は10月8〜11日の追加受付を掲載しています。成績公開はそっくり10月23日、自校作成対策10月27日です。受けたい人は追加受付の会場表示で座席を選びます。回数券は追加受付に使えません。
面談には前回の成績と復習答案も持参する
前回の成績表、通知表、復習した答案を持っていきます。模試を追加しても成績公開日は早まりません。私立推薦や併願優遇の相談なら、内申と模試の偏差値の違いも分けて準備します。
会場模試を追加する前に無料でできること
会場での判定が今は不要なら、手持ち答案を解き直し、学校公開の過去問を時間を計って解きます。解説が分からない設問は学校の先生に質問します。会場の緊張感を試したい、復習後の成績を面談に使いたいという目的ができたら、次の1回を選びます。
まず、手元の予定表に志望校の英数国の方式・面談日・使う成績の公開日を1行で書きます。種別を決めてから、公式一覧で面談に使える回を選びます。
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。