要点
- 未習単元があるなら要点整理。単元の説明から基本問題・練習問題へ進める。手持ちで解き直せるなら買い足さない
- 既習範囲だが時間切れなら過去問題集。手持ちに未見の通し問題があれば先に使う。4回分は1次50分・2次90分で計9時間20分、復習は別
- 迷ったら無料1回分から。12月5日の個人受検は10月27日締切、定員で早く締め切ることもある。日程は2026年10月1日確認
12月に数学検定準2級を受ける高1は、2冊買って使い切れないのが不安で迷ったら、無料1回分から始めます。未習単元があるなら要点整理、既習範囲だが時間切れなら過去問題集を選ぶ決め手は、単元別か通し4回分かという構成の差です。手持ちで解き直せるなら買い足さず、未見の通し問題があれば先に使います。

ここで選ぶのは、日本数学検定協会が発行する『要点整理 数学検定準2級』と『過去問題集 数学検定準2級』です。手持ちの教科書・学校の問題集で解き直せる人は、その教材を使います。初めて学ぶ単元の説明が短く感じる人は、まず学校の先生に質問し、教科書の例題から進めます。
迷ったら無料1回分から、解けなかった原因を分ける
無料で始めるなら、協会の検定過去問題の「準2級」を開きます。問題だけでなく、1次・2次の解答用紙と模範解答もそろっています。1回分を試せば、買う前に問題の形式と止まった単元が分かります。
- 1次は50分、2次は90分を測って解き、時間が来た場所に線を引きます。解答用紙と筆記用具を用意し、1次は電卓を使わず、2次は問題表紙の指示どおりに使います。
- 終了後、答えを見ずに残りへ取り組み、時間を延ばせば解ける問題に印を付けます。
- 模範解答と手持ちの教材を開き、間違えた問題ごとに下の表で行き先を決めます。2次は途中式や説明も見比べます。
無料問題で起きたこと | 先に使う教材 |
|---|---|
学校でまだ習っておらず、使う公式や考え方から学ぶ必要がある | 未習単元があるなら要点整理。先に教科書の同じ単元を読み、手持ちで解き直せるなら買い足さない |
全範囲を習っていて、時間を延ばすと解けるが、50分・90分では残る | 既習範囲だが時間切れなら過去問題集。手持ちに未見の通し問題があれば先に使う |
習った単元の公式忘れ・計算ミス・答案の書き方が原因 | 手持ちで解き直せるなら買い足さない。同じ問題を翌日に解き直す |
未習と時間切れが両方ある人は、未習単元から学びます。公式を知らずに止まった時間まで、時間配分の問題に数えると、必要な本を取り違えます。
この手順で分かるのは、今回の問題で止まった理由です。準2級全体の習得や合格の見込みは、1回だけでは測れません。無料問題に出なかった単元も、協会の出題範囲と学校の学習予定で見ます。
準2級には三角比、データの分析、場合の数・確率、整数の性質、n進法などがあります(公式、2026年10月1日)。高1という学年だけで、全部習ったと考えず、単元名ごとに分けます。
無料の模範解答は、1次が答え中心、2次が途中式を含む答案例です。別冊の詳しい解説が必要かは、間違えた問題を教科書で解き直せるかで決めます。公式無料問題を使った人の記録にも、解説がなく、分からない問題で困ったという声があります(2025年1月公開、学習は2024年4月)。
未習単元があるなら要点整理、既習範囲だが時間切れなら過去問題集
違いは、単元を学ぶ順に並ぶか、検定1回ずつに並ぶかです。どちらも解説があるので、解説の有無だけでは選びません。
要点整理の公式見本134ページでは、三角形の性質の説明、例、短いテストの順に進みます。138ページの基本問題にも解き方があり、142ページの練習問題は答えを別冊で読む形です。未習単元があるなら、説明と類題を続けて使えるこちらを選びます。
学校で使う本にその単元の例題があり、手持ちで解き直せるなら買い足しません。未習単元を学ぶ教材が必要なら、青地の表紙に「要点整理」「準2級」とある2022年12月発行の本を選びます。税込定価は1,540円(協会の商品ページ、2026年10月1日)。
過去問題集は公式見本の目次で、1次が9・29・49・69ページ、2次が19・39・59・79ページから始まります。各回を時間内に解き、残った問題へ戻る練習ができます。
過去問題集にも公式の説明があります。 別冊3ページの見本には、展開・因数分解の公式や有理化の説明が載っています。それでも未習単元があるなら要点整理を先に選びます。問題の後で公式を補う形より、単元の説明から基本問題へ順に進める形が必要だからです。
未習単元がなく、時間を延ばせば解けるのに時間切れになる人は、手持ちに未見の通し問題があれば先に使います。新しい通し問題が必要なら、茶色の表紙に青い円と「過去問題集」「準2級」がある2023年5月発行の本を選びます。税込定価は1,100円(協会の商品ページ、2026年10月1日)。
1次の計算と2次の答案は、別々に練習する
計算ができても、2次では説明を書く練習が要ります。協会の合格体験記では、計算を重視していた中3が1次は満点でも、思考力を問う2次に不慣れで不合格でした。その後、長期休みに記述を練習しています(掲載日・教材の版は記載なし、2026年10月1日閲覧)。
高1の別の体験記では、高校数学を約3か月学んだ夏に受検しています。過去問でも分からないことが多く、2次は合格点に0.5点届きませんでした(掲載日・教材の版は記載なし)。これは、計算練習の量より先に、未習範囲と2次の書き方を分けて考える理由になります。
書き方だけが残るなら、無料の2次模範解答を使います。解いた答案を横に置き、使った性質、立式、結論まで読み手が追えるかを見ます。自分では判断しにくい答案は、学校の先生に見てもらいます。
教材を足す前に、教科書へ戻る方法もあります。文系の高校生が三角比を教科書の問題から復習した2026年8月の体験記も、その一例です。統計検定の勉強も併用した人なので、同じ本だけで同じ結果が出るという読み方はせず、苦手単元への戻り方を参考にします。
12月5日まで、平日30分と週末の通し練習で進める
12月5日の個人受検は、10月27日が申込締切です。 受付は9月28日からで、準2級も対象です。会場の定員で早く締め切ることもあります(協会の日程表、2026年10月1日)。入試に使う場合は、志望校の募集要項で必要な級と証明書の提出期限を先に見ます。
10月1日から試験前日の12月4日までは、65日あります。次は、平日30分、週末に長めの時間を取れる人の仮計画です。要点整理を全部同じ速さで解く予定にはせず、無料問題と出題範囲で見つけた単元に時間を使います。
期間 | 未習単元があるなら | 既習範囲だが時間切れなら | 学習時間の仮定 |
|---|---|---|---|
10月1〜4日 | 無料問題を解き、未習単元を出題範囲と照らす | 無料問題で、時間内の答案と時間後の答案を分ける | 50分+90分+復習60分=3時間20分 |
10月5日〜11月1日(4週間) | 教科書・要点整理の説明、基本問題、練習問題の順で進む | 手持ちの教材で弱点を直し、2次の答案を書く | 平日30分×5日+週末60分×2日=週4時間30分、計18時間 |
11月2〜29日(4週間) | 未習単元の復習を続け、無料問題で通して解く練習 | 過去問題集を週1回分。土曜に1次、日曜に2次を解く | 週140分+復習60分=週3時間20分、計13時間20分 |
11月30日〜12月4日 | 印を付けた問題を解き直す | 各回で時間がかかった問題と答案を解き直す | 30分×5日=2時間30分 |
計画全体では37時間10分です。過去問題集の4回分は、50分+90分を4回で、解くだけで9時間20分。週に復習60分を足すと、4週間で13時間20分になります。復習60分は公式の指定ではなく、予定を組むための仮定です。
30分で説明と基本問題まで進めない日は、その単元に翌日の枠も使います。未習単元が多く、11月に入っても基本問題を自力で解けないなら、学校の先生と受検時期を相談します。残り日数に合わせて本を増やすより、学ぶ範囲を終えられる日程を選びます。
無料問題を繰り返す場合は、答えを覚えた正答と、自分で立式できた正答を分けます。2回目の点が上がっただけで合格の見込みを決めず、手持ちに未見の問題があればそちらで試します。
本代と受検料で、要点整理なら7,140円、過去問題集なら6,700円
初めて準2級の1次・2次を個人受検する人は、受検料5,600円と本代を合わせて考えます(協会の準2級案内、2026年10月1日)。本を同時に2冊買うと、定価だけで2,640円です。
学習に使うもの | 本代+個人受検料(税込・2026年10月1日) |
|---|---|
無料問題と手持ちの教材 | 5,600円 |
要点整理1冊 | 7,140円 |
過去問題集1冊 | 6,700円 |
2冊とも買う | 8,240円 |
表は、本の定価と受検料だけの合計です。印刷代、本の送料・手数料、受検の決済時に表示される手数料、会場までの交通費は別に加えます。無料問題の教材代は0円でも、受検そのものには費用がかかります。
使う日が決まっているので、買うと決めたら到着予定を見ます。
「受かる!」は別シリーズ。手持ちの本があれば先に使う
検索で出てくるGakkenの『受かる!数学検定 準2級 改訂版』は、協会の要点整理とは別の本です。1次・2次の二部構成で、模擬検定1回分もあります。2024年6月6日発売、144ページ、税込1,320円です(2026年10月1日)。
同じシリーズにGakkenの過去問題集・改訂版もあります。税込1,100円で実際の問題4回分に加え、デジタル特典の模擬問題が1回分です(2026年10月1日)。全問題の解説と、切り取り式の解答用紙も付いています。
協会版は実物大の解答用紙をダウンロードでき、解説は別冊です。別冊3ページの見本では、公式と計算の解説を並べて読めます。
既習範囲だが時間切れなら、私なら協会版を選びます。毎週の通し練習と解き直しで、印刷した答案用紙と別冊の解説を使いたいからです。手持ちに未見の通し問題があれば先に使い、Gakkenの本を持つ人は買い直しません。
協会の要点整理が改訂されたのは2022年12月28日、過去問題集は2023年5月2日です。「12月に改訂」という古い紹介を、2026年12月の新刊と読み違えないよう、表紙の書名と発行年月で選びます。
手持ちで解き直せるなら買い足しません。『受かる!』や学校の問題集がある人は、まずその解説を使います。未習単元があるなら要点整理、既習範囲だが時間切れなら過去問題集を選びます。
既習範囲だが時間切れなら、手持ちに未見の通し問題があれば先に使います。新しい通し問題が必要になってから、過去問題集を買います。
先に無料問題を解き、必要になった1冊だけ買う
手持ちで解き直せるなら買い足しません。未習単元を学ぶ教材が必要なら要点整理、既習範囲だが時間切れで、手持ちに未見の通し問題がなければ過去問題集を選びます。未習と時間切れが両方ある人は、未習単元から学びます。
迷ったら、今日無料1回分の準2級を開き、まず1次を50分測って解きます。
購入先
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- 向く人
- 数学検定準2級の範囲に、学校でまだ習っていない単元があり、その単元を学ぶ教材が必要な高1。単元の説明と難易度別の問題を続けて使いたい人。
- 確認すること
- 青地の表紙に「要点整理」「準2級」とある2022年12月発行の本。見本134ページの説明を読み、基本問題へ進めるかを試す。学校の教科書で学べる単元は、その教材を使う。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,540円(2026年10月1日確認)
- 判型・ページ数
- A5判・本冊208ページ+別冊52ページ
- 初版発行
- 2022年12月
- 向く人
- 未習単元がなく、時間を延ばせば解けるのに1次50分・2次90分では最後まで届かない高1。未見の通し問題と詳しい解説が必要な人。
- 確認すること
- 茶色の表紙に青い円と「過去問題集」「準2級」がある2023年5月発行の本。4回分を使い切る前に追加の本を買わず、各回の答案を復習する。手持ちに未見の通し問題があれば先に使う。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,100円(2026年10月1日確認)
- 判型・ページ数
- A5判・本冊90ページ+別冊60ページ
- 初版発行
- 2023年5月
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