要点
- 直近3年で計算か短い論述が2年分以上出て、手元に練習がないなら河合の計算&論述特訓問題集を足す
- それ以外は過去問を増やす。マーク式の計算も数え、河合の本は計算62題・論述96題から必要な部だけ使う
- 迷ったらまず志望校の過去問を1年分解く。残り12週間で全158題を解くなら週14題が目安
直近3年で計算か短い論述が2年分以上出て、手元に練習がないなら、河合出版の『政治・経済 計算&論述特訓問題集』を足します。それ以外は過去問を増やし、志望校に出る形式を優先します。使い切れない本を増やすのが怖い人も、迷ったらまず志望校の過去問を1年分解くと、足りない形式が見えます。

直近3年の出題形式と手元の練習で決める
直近3年で計算か短い論述が2年分以上出て、手元に練習がないなら河合の本を足します。 2年は、1年だけの出題で新しい本を増やさないための目安です。志望校に出る形式を手元の教材で練習できるなら、その教材と過去問を進めます。
河合出版の商品案内は、本書を2次・私大向けとし、計算62題、論述96題を載せます(2026年9月28日)。ただ、大学名だけでは決まりません。城西大学の2026年度A日程は政経40問をマークシートで解き、中央大学の2026年度5学部共通選抜も解答用紙はマークのみです。私なら、受ける学部と方式の問題を見てから買います。
私大向けの総合問題集を選ぶなら標準問題精講と私大攻略の比較、共テのマーク式過去問を選ぶなら赤本と過去問レビューの比較へ進みます。
直近3年で計算か短い論述が2年分以上出て、手元に練習がないなら、河合の形式別の本が役に立ちます。河合出版の税込定価は1,005円(2026年9月28日)。購入先では、表紙に赤い「特訓」の印がある紙の本と、別冊解答の有無を見ます。
志望校の過去問3年分で、計算と短い論述を数える
同じ学部・方式の2026、2025、2024年度を並べます。 計算は、答えの数値を書く設問も、計算して選択肢を選ぶ設問も数えます。表には題数・テーマと解答形式を書きます。短い論述は、理由や仕組みを文で書く設問として数え、用語を1語で書く設問は欄外に分けます。
年度 | 計算(題数・テーマ・解答形式) | 短い論述(題数・字数) | 手元の計算過程・短い論述の練習 |
|---|---|---|---|
2026 | 過去問を見て記入 | 過去問を見て記入 | 題数を記入 |
2025 | 過去問を見て記入 | 過去問を見て記入 | 題数を記入 |
2024 | 過去問を見て記入 | 過去問を見て記入 | 題数を記入 |
直近3年のうち2年分で計算が出て、手元に計算過程の練習がないなら、マーク式でも河合の計算編を足す理由になります。1年だけなら、その年の過去問を解き直してから決めます。この表で分かるのは出題が続いたかと練習機会の有無です。翌年の出題や得点の伸びは分かりません。方式が変わった年や過去問が公開されていない年は3年中2年の目安を当てず、入試要項と公開済みの新方式の問題を優先します。
河合の計算62題・論述96題は、足りない形式だけに使う
河合の本は、志望校に出る部から解きます。 河合出版の公開見本の本の4ページでは、計算編と論述編のそれぞれにガイダンスがあり、例題と練習問題に分かれています。102〜103ページでは、論述は短い字数から長い字数まで扱い、先に自分で書いてから書くべきポイントと解答例を比べる方法を示します。見本で読めるのは構成と取り組み方までです。
上智大の一般選抜に合格した書き手は、計算が苦手で、論述を出す志望校もあったため冬休みからこの本を使いました。一方で、一般的な大学では計算・論述の出題頻度が低く、本の難度も高めだと書いています(使用記録、2022年5月)。直前期にこの本を私大の穴埋め形式の勉強に使った合格者もいます(武田塾保土ヶ谷校、2024年3月)。同じ本でも、必要な部と使い方は出題に合わせて変わります。
残り12週間なら、計算編は週6題、論述編は週8題
全158題を一度解くなら、12週間で週14題の枠が要ります。 1題を解いて解説を読むまで20分と仮定すると、週4時間40分ほどです。計算編62題だけなら週6題・約2時間、論述編96題だけなら週8題・約2時間40分。端数は週単位で切り上げました。全題の初回演習だけで約52時間40分かかり、解き直しと過去問の時間はさらに要ります。
取り組む範囲 | 全題数 | 12週間の週あたり | 週の時間の目安 |
|---|---|---|---|
計算編 | 62題 | 6題 | 約2時間 |
論述編 | 96題 | 8題 | 約2時間40分 |
両方 | 158題 | 14題 | 約4時間40分 |
20分は予定を組むための仮定です。まず過去問の短い論述を1題解き、解説を読むまでの分数を測ります。20分より長ければ、その分数に週の題数を掛けて予定を組み直します。残り4週間で全題を一度解くなら週40題・約13時間20分となるので、私なら過去問で不足した形式だけを拾います。必要な題数は「その部の題数÷残り週数」を切り上げて出せます。
2015年刊の本は解き方に使い、時事と本番形式は過去問へ戻す
河合の本は解き方を反復する道具で、最後は志望校の過去問に戻ります。 出版社表示の発売日は2015年12月21日です。計算の式や短い答案の組み立てを練習しても、2027年度の出題テーマや方式をこの本だけで読むことはできません。駒澤大学の公式対策講座でも、2025年度は計算と用語記述がありつつ、字数指定の論述は見られないと分けて説明しています。
マナビズムの中京大向け記事は、同大学の基礎的な計算は過去問だけで十分としつつ、計算が苦手で演習量が必要なら河合本を挙げています。私なら、まず志望校の過去問を1年分解き、式を立てられなかった設問を特定します。そのうえで、直近3年で計算か短い論述が2年分以上出て、手元に練習がないなら河合本を足します。マーク式の計算も数えますが、公開見本からは河合本の個々の問題が志望校と同じ解答形式かまでは分かりません。
迷ったらまず志望校の過去問を1年分解く
今日やることは、受ける方式の直近1年分を解くことです。 マーク式の計算も含め、式を立てられなかったか、短い論述で必要な語を文にできなかったかを設問の形と一緒に書きます。その後、さらに2年分の同じ方式を見て、手元に計算過程や短い答案を書く練習があるか数えます。過去問が公開されていない年は空欄のままにします。
直近3年で計算か短い論述が2年分以上出て、手元に練習がないなら、足りない部を選んで解ける河合の本を買います。税込定価は1,005円(河合出版、2026年9月28日)。表紙の「計算&論述特訓問題集」と別冊解答を購入先で見ます。
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