要点
- 年内の合格を急ぐなら、10.0の通常試験を続ける。101合格済みなら残りは102で、ベータに切り替えて101を受け直す必要もない。
- 結果を12月中旬まで待てて、追加範囲を補えるなら11.0ベータ。残り1試験は8,250円で、通常より8,250円安い(税込・2026年10月2日)。
- 迷ったら10.0を続ける。手持ち本で復習できるなら追加購入0冊。10.0を続け、翔泳社の10.0対応本を使えなくなるなら、同じ本を買い直す。

10.0を続け、翔泳社の10.0対応本を使えなくなるなら、同じ本を買い直す
Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
Version10.0の教材で対策中の人は、迷ったら10.0を続けます。今の勉強が無駄になるのが不安でも、年内の合格を急ぐなら、終了時に合否が分かる通常のテストセンター受験を選びます。結果を12月中旬まで待てて、追加範囲を補えるなら11.0ベータを選びます。

手持ち本で復習できるなら追加購入0冊です。 11.0への移行が気になっても、まず受験版を決めます。初めてLinuxを学ぶ人の最初の教材選びや、LPICの教材を持つ人の乗り換えは、ここで扱う判断とは分けます。
年内の合格を急ぐなら、101の合格を使って通常102へ進む
私なら、101の合格を使い、準備中の10.0の102をそのまま受けます。新試験を待つために、101から勉強をやり直す必要はありません。
公式のベータ募集FAQは、10.0の101と11.0ベータの102を組み合わせても認定すると案内しています。101を取り直す必要もありません。認定には、101と102を5年以内に合格する条件があります。
通常10.0の合格体験記では、101と102で同じ本を使い、問題演習で間違えた章へ戻る進め方が見られます。初学者には通読がつらいという声もあるので、私なら新版を待つより、今解けない問題から同じ本を読み直します。
今使っているのが翔泳社の『Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応』なら、102の解説は第7〜12章です。巻末の第13章に102模擬試験があります。シェルスクリプトを間違えたら第7章、ネットワークなら第8章へ戻れます。
10.0を続け、翔泳社の10.0対応本を使えなくなるなら、同じ本を買い直します。紛失や借りた本の返却がある人だけの購入です。表紙の「Version10.0対応」が目印で、翔泳社の税込定価は4,180円(2026年10月2日)です。
新102を受けるなら、旧101の仮想化も復習する
11.0ベータへ切り替えるときは、旧本の102部分に加えて旧101の仮想化も復習します。仮想マシン・コンテナが新102へ移るためです。翔泳社の10.0対応本なら、第1章1.2へ戻れます。
公式の新旧対照表を、副題の番号を単位に数えると次のとおりです。新設・削除は表の明示に従い、移動は旧副題の出発側で一度だけ数えました。
変わり方 | レベル1全体の件数 | 102を準備する人がすること |
|---|---|---|
新設と明示 | 1副題 | ファイル転送と取得を、新102の1.09.4で補う |
削除と明示 | 0副題 | コマンドの変更は、副題ごとの詳細で読む |
試験間の移動 | 旧4副題 | 仮想化を旧101から復習。旧102のMTAは新202へ、OSS文化は新101へ移る |
移動の4副題は、仮想化1件、メール配送エージェント1件、オープンソース文化2件です。仮想化は101から102へ、MTAは102から202へ移ります。文化の2件は統合され、102から101へ移ります。
新102だけを受ける人は、旧本のMTAやOSS文化をその試験のために読み直す時間を、仮想化と追加範囲に回せます。新101も受ける人は、OSS文化が必要です。
新設は1件でも、同じ単元のコマンドまで補う
副題が残っていることと、旧本だけで準備できることは別です。 ジョブスケジューリングは旧102にも新102にもあります。旧範囲はcron・anacron・atですが、新範囲はそれにsystemd timerが加わります。
crontabの時刻欄を読めても、timerとserviceの役割を区別し、systemctl list-timersの表示を説明する学習が残ります。重要度はどちらも4です。同じ名前・同じ重要度でも、準備する内容が増える単元です。
新102を選ぶ人向けに、旧本で戻る場所と補う操作を結びました。
新102で補う内容 | 翔泳社の10.0対応本で戻る場所 | 追加で読む・試す内容 |
|---|---|---|
ネットワーク設定 | 第8章8.2〜8.4 | Netplanの設定ファイル、 |
ファイル転送と取得 | 第8章、第11章11.3 | |
定期実行 | 第9章9.2 | timerとserviceの組合せ、実行予定の一覧 |
時刻同期 | 第10章10.1 | chronyに加え、systemd-timesyncdの設定 |
ネットワークサービスの保護 | 第11章11.1〜11.2 | firewalld・ufwで通信を許可・拒否し、設定を永続化する操作 |
仮想マシン・コンテナ | 第1章1.2 | 実行環境の識別、Dockerの起動と状態表示 |
この表は読む場所の案内です。ほかの副題にも変更があるため、新102の出題範囲の詳細を最後まで読みます。旧本に各コマンドが載っているかは、索引と該当章で探せます。
たとえばネットワークなら、Netplanの公式文書で設定ファイルの構造を読みます。そのあと、自分の学習用Linuxでどの設定方式を使っているかを見て、設定と表示結果を結びます。職場のサーバーを練習に使う必要はありません。
公式は、追加範囲の参考資料としてWayland・Netplan・systemd timerを案内しています。Waylandは新101の範囲なので、101合格済みで新102だけを受ける人の追加課題には入れません。この区別を付けてから予定を組みます。
半額のベータを選ぶなら、結果待ちと再受験の条件も引き受ける
101合格済みの人の残りの受験料は、通常102が16,500円、ベータ102が8,250円です。 どちらも1回で合格する前提なら、ベータが8,250円安くなります。今までに払った101の受験料は、これから払う額に加えません。
これから受ける試験 | 通常10.0 | 11.0ベータ | 差額 |
|---|---|---|---|
101合格済みで、102を1回受ける | 16,500円 | 8,250円 | 8,250円 |
101・102をそれぞれ1回受ける | 33,000円 | 16,500円 | 16,500円 |
通常の額はレベル1の公式案内、ベータの額は募集ページの税込料金で計算しました(2026年10月2日)。受験料だけの総額です。教材、交通費、支払方法による費用や再受験は含めず、会社の補助やバウチャーの割引も入れていません。
一方、ベータは当日の合否・スコア表示がなく、結果通知は12月中旬以降です。11月2日に受けても、12月15日を中旬の仮の日付に置くと43日待ちます。12月15日は発表日ではなく、待ち時間を考えるための試算です。
通常CBTは、テストセンターなら試験終了時に結果が表示されます。認定証が手元に届くまでの目安は受験後約3週間なので、会社への提出物が合格結果なのか認定証なのかでも予定が変わります。
ベータの実施は2026年10月13日〜11月2日です。同じベータ試験の再受験はできず、受験場所はテストセンターだけです。本試験は120分です。NDAの手続き最大5分とアンケート最大25分を加え、合計最大150分を予定に取ります。
結果を12月中旬まで待てて、追加範囲を補えるなら11.0ベータを選びます。受験料は8,250円安くなりますが、追加学習と結果待ちが必要です。会社が11.0だけを補助する場合は、補助後に自分が払う額と、証明を提出する必要日で決めます。
申込はEDUCO-IDで受験者マイページに入り、対象のベータ試験、会場、日時を選ぶ順です。募集ページには試験別のプロモーションコードがあります。申込は実施直前まで可能ですが、人数上限があるため、空きがなければ通常試験を続けます。
正式な11.0の開始は2027年1月ごろの予定です(2026年10月2日の公式案内)。今から試験日を決める人は、この予定と10月のベータの実施期間を混ぜずに選びます。
手持ち本で復習できるなら、学習環境を更新して続ける
旧本の発売年だけで買い替える必要はありません。翔泳社の公開見本70〜71ページは、lsの書式、オプション10種類、実行結果を順に説明します。ls -ldでディレクトリ自身を表示し、ls -lAで隠しファイルを含む一覧を表示する違いまで読めます。
実行例の後は、cpの2通りの書式へ進みます。すでに101を勉強した人が、忘れたオプションを表から探して復習する使い方には、この10.0本を再利用できます。
ただし、付録の実習環境は更新が必要です。翔泳社の商品ページは、CentOS 7・Ubuntu 18.04のサポート終了により、付録では第4章のパッケージ関連の演習が動かないと案内しています。付録の仮想マシンはAppleシリコンのMacにも対応していません。
LPI-Japanが推奨する学習用OSはAlmaLinuxとDebian GNU/Linuxです。手持ち本の解説を読みつつ、サポート中のOSでコマンドを試す形にします。設定ファイルや表示が本と違えば、使っているOSの公式文書で読み直します。
ベータを選ぶ人は、旧本を捨てて最初から読むより、前の表で不足する単元を追加する方針です。追加範囲の公式文書を自力で読んで操作を説明するのが難しい段階なら、今回は通常10.0で今の復習を続けます。
迷ったら10.0を続け、102の間違えた章に戻る
今日することは、合格を証明する必要日を決めることです。年内の合格を急ぐなら、通常102の準備を続けます。ベータを選ぶ場合は、新102の詳細と手持ち本を並べ、読めていない内容に印を付けてから日程を選びます。
手持ち本で復習できるなら、追加購入0冊のまま間違えた章へ戻ります。10.0を続け、翔泳社の10.0対応本を使えなくなるなら、同じ本を買い直します。選ぶのは『Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応』で、税込定価は4,180円(翔泳社、2026年10月2日)です。11.0を受けるための追加購入には勧めません。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。

翔泳社
Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
10.0を続け、翔泳社の10.0対応本を使えなくなるなら、同じ本を買い直す
出版社表示価格4,180円(税込・2026年10月2日)
商品の公式情報- 向く人
- 10.0を続け、翔泳社の10.0対応本を使えなくなる人。紛失や借りた本の返却後も、同じ章の構成で通常試験の復習を続けたい人。
- 確認すること
- 手持ち本で復習できるなら追加購入0冊。買い直すのは表紙にVersion10.0対応とある同じ本です。付録の旧OSではパッケージ関連の演習が動かず、付録の仮想マシンはAppleシリコンのMacに非対応です。11.0ベータには追加範囲の学習が必要です。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5・560ページ
- 対応試験
- LinuCレベル1 Version10.0の101・102試験
- 付録の注意
- 旧OSの付録ではパッケージ関連の演習に制約あり。AppleシリコンのMacには付録の仮想マシンが非対応
よくある質問
10.0の101に合格済みでも、11.0の102ベータで認定されますか?
はい。公式のベータ募集FAQが、この組合せでLinuCレベル1に認定されると案内しています。101と102は5年以内に合格する条件があります。ベータの結果通知は12月中旬以降です。
ベータ試験は自宅で受けられますか?
ピアソンテストセンターでの受験のみです。本試験120分にNDAの手続き最大5分とアンケート最大25分を加え、合計最大150分です。
11月2日までなら必ずベータを申し込めますか?
申込は試験実施直前までできますが、試験ごとに人数上限があり、先着順で終了します。枠が埋まったときのキャンセル待ち制度はありません。通常試験を続ける人は、今の版で受けられる日時を選びます。
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