要点
- 自宅で試すなら、迷ったら大原の公開講義から。簿記が初めてで、公開講義の用語が分からなければ、CPAの入門体験の案内を読む。
- 同じ学習段階・同じ論点で、翌日も解き直せる方を選ぶ。答えに加え、使った勘定科目の理由を自分で説明する。
- 質問が残るなら利用時間と返答方法を比べる。手持ちの教材で復習できている人は、今の教材を続ける。
公認会計士講座への高額な申込みで失敗したくないなら、迷ったら大原の公開講義から始めます。同じ学習段階・同じ論点で、翌日も解き直せる方を選びます。簿記が初めてで、公開講義の用語が分からなければ、CPAの入門体験の案内を読みます。

合格者が多い学校なら安心だと思っても、申込みの後に毎日使うのは講義と教材です。聞いたときの分かりやすさと、翌日に自分で解けることを分けて試します。 すでに受講中で、手持ちの教材で復習できている人は今の教材を続けます。
迷ったら大原の公開講義から始める
自宅から試すとき、私は大原の科目別の公開講義を先に開きます。財務会計論の計算・理論、管理会計論などを無料で選べるからです。会計の勉強を始めたばかりなら、財務会計論の計算を開き、知らない用語が続くか、自分の知っている取引から説明が始まるかを見ます。
CPAの自宅での体験は、資料請求・説明会・個別相談から利用します。資料請求では、簿記3級相当の入門講義を6回分試せます。校舎には、予約不要のライブ講義と、貸出用iPadで視聴するWeb講義もあります(CPAの無料体験案内、2026年10月2日)。
最初に試すときの違い | CPA会計学院 | 資格の大原 |
|---|---|---|
自宅で見る入口 | 資料請求・説明会・個別相談から利用 | 公開ページから科目別の映像講義を選ぶ |
初学者向けに明記された範囲 | 入門講義は簿記3級相当 | 財務会計論の計算・理論など科目別 |
簿記が初めてで、公開講義の用語が分からなければ、CPAの入門体験の案内を読みます。簿記2級を学んだ人は、体験できる講義の範囲から、自分が復習したい論点を探します。入門の易しい問題と会計士の応用問題では、学校の説明の差を比べられません。
CPAの体験は、各講座のうち1つを選び、利用済みの人は対象外と案内されています。財務会計論計算4回分の案内もありますが、連結会計を扱う回はこのページに明記されていません。特定の論点を試したい人は、扱う内容が分かってから体験を選びます。
同じ学習段階・同じ論点で、翌日も解き直せる方を選ぶ
同じ学習段階・同じ論点で、翌日も解き直せる方を選びます。 両校で、入門なら入門、掛取引なら掛取引の例題1問を使います。1問を翌日に解くのは、説明を聞いた後に間を空けて復習を試すためで、短答や論文の合格可能性を測るテストにはしません。
例題と解説を一緒に見られる講義を使います。同じ学習段階・同じ論点の例題を両校で用意できなければ、その2問で学校を選ぶのは保留します。手持ちの教材で今の自分が説明できる範囲から復習し、前提がそろう例題で比べます。
講義を見た日は、例題の問題文、答え、解説があるページや動画の時刻を控えます。翌日は答えを隠し、計算や仕訳を書き、なぜその処理をするかも説明します。正解を覚えていただけなら、解説へ戻り、使った数字と勘定科目の意味を文章にします。
次は両校の復習を記録する表です。共通の手順に沿って、空欄へ自分の答案や疑問を記入します。
復習で書き残すこと | CPAの記入欄 | 大原の記入欄 |
|---|---|---|
学習段階・論点・例題のページや時刻 |
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解説を隠して書いた答案と計算過程 |
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その科目や数字を使った理由を1文で |
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間違えた後に戻れたページや動画の時刻 |
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解説を読んだ後にも残った疑問を質問文で |
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途中の計算が省かれていて分からなくなるのか、既に分かる説明が長く続くのかを表に残します。自分がつまずいた箇所から復習できる方を選びます。
簿記の入門を試した人は、説明できるかの見本として次の取引も考えられます。これは講座の問題を転載したものではなく、この記事のために作った例です。
商品を20,000円で掛け売りし、後日20,000円を現金で受け取ったとします。消費税と売上原価の仕訳は省きます。販売時は「借方・売掛金20,000円/貸方・売上20,000円」、回収時は「借方・現金20,000円/貸方・売掛金20,000円」です。
回収時に売上がもう20,000円増えない理由を説明してみます。販売したときに売上を記録しており、回収時は代金を受け取る権利が現金に変わるためです。借方と貸方はどちらも各取引で20,000円になり、回収後の売掛金は0円です。
この説明で止まったら、無料講義の売掛金や掛取引の項目へ戻ります。講義で扱っていなければ、手持ちの簿記教材で補います。既にこの範囲を説明できる人は、同じ学習段階の例題で両校を試します。
質問が残るなら利用時間と返答方法を比べる
解説を読んだ後も同じ処理の理由を説明できないなら、質問する方法まで比べます。自分の答案と、どこまで分かったかを書けば、一般的な勉強相談より具体的に聞けます。
たとえば掛取引の例なら、販売時の売上は理解できるが、回収時に売掛金を貸方に置く理由が分からない、と伝えます。その疑問に文章で答えてもらいたいのか、図を見ながら口頭で聞きたいのかも決めます。
両校を受講した合格者には、大原の担任やメールで残る回答を評価し、CPAでは自分に合う講師を選べたという人がいます。一方、CPAの継続受講者には、講師と教材の選択肢が多く、選ぶだけで時間を使ったという不満もあります。
講師を選べることを利用したいなら、試した講師の説明で復習できるかを見ます。選ぶこと自体に迷うなら、担当者と使う講義・教材を絞れるかが大切です。質問できる手段の数より、自分の疑問を解消する方法を選びます。
夜しか学べない社会人なら、平日の何時に誰へ質問できるか、回答はその場か後日か、講師への質問と合格者への相談の違いを窓口へ聞きます。体験中にも使えるか、受講料に含まれるか、返信に日数がかかる場合の進め方も一緒に聞きます。受付時間や返信の速さは、希望する科目と受講形態について案内を受けて決めます。
通学するなら移動時間を復習時間から引いて考える
大学と大原を行き来した学生には、移動が負担だったという声があります。通信から通学へ変えた人も、自宅で勉強が続くか、周りに受験生がいる環境が必要かで選び直していました。校舎が近いだけで通学を決めず、授業のある曜日に通えるかを考えます。
片道45分、週3回通うと仮定すると、往復90分×3回で週270分、4時間30分を移動に使います。4週間なら18時間です。同じ18時間で、1回30分の机での復習を36回予定できます。
電車で講義を聞く時間は作れても、紙に仕訳を書いたり、答案を見ながら質問したりする時間は別に要ります。通学で集中が続く人はこの18時間を使う理由があります。仕事の終了時刻が読めない人は、通信で復習する時間と、利用できる質問窓口を先に決めます。
受講料は合格目標年と受講形態をそろえて比べる
有料講座を選ぶ段階では、短答と論文をどこまで含むか、いつまで受講できるかをそろえて総額を出します。 3か月通っても、料金が3か月分だけになるとは考えません。一括のコース料金と、分割の初回支払額を別々に書きます。
大原の2028年合格目標・1.5年ロング初学者合格コースは、教室通学・映像通学・Web通信とも770,000円からと表示されています(税込、2026年10月2日、公式コースリスト)。この金額は最低表示額です。受講条件の違うCPAのコースとは、受講料の差だけで選びません。
見積りは次の形で1枚にまとめます。金額が不明の欄は空欄のままにし、0円として足しません。
総額に入れるもの | 両校から受け取る内容 |
|---|---|
受講料 | 合格目標年、短答・論文・選択科目の範囲、通常価格、一括か分割か |
入学金・教材費・送料 | 受講料に含む項目と、別に払う金額 |
質問・自習室・講師相談 | 自分が使う方法と、その追加料金 |
支払手数料 | 分割・ローン・振込など、選ぶ支払方法の総額 |
期間を延ばす費用 | 受講期限、延長できる期間、継続コースの料金 |
解約・更新 | 解約時に戻る額、控除される費用、自動更新の有無 |
試験の受験手数料は、講座とは別に19,500円です(公認会計士・監査審査会Q&A、2026年10月2日)。短答式へ2回出願する予算なら、19,500円×2で39,000円を見込みます。講座を延長する費用と再出願の費用は分けて残します。
合格実績を比べるときも分母を見ます。学校の合格者占有率は、試験全体の合格者のうち何人がその学校の受講者だったかを示します。入学した人全員のうち何人が合格したかを知るには、入学者や途中でやめた人も含む別の数字が要ります。
最終合格率7.4%も、令和7年の名寄せ出願者22,056人に対する最終合格者1,636人の割合です(公認会計士・監査審査会、2026年10月2日確認)。この割合だけでは、自分に合う学校は決まりません。無料講義の復習と、続ける期間の支払額で選びます。
CPAの入門体験は、まず案内を読む
CPAの資料請求者向けの案内では、講義URLをメールで受け取り、テキストは視聴ページのPDFで読むとされています。紙テキストは、説明会・個別相談の参加特典として案内されています。所要時間・視聴期限・体験後の契約義務は、この案内に記載がありません。
まずはCPAの入門体験の案内を読み、試せる範囲を見ます。資料請求・説明会・個別相談への申込みは、その条件が分かってからにします。校舎での体験も、自宅での資料請求とは別に予定を組む行動です。
大原の校舎体験は、筆記用具と電卓が持参物です。公式は映像講義を100分以内、チャプターを約10分として説明しています。これは講義の作り方の説明で、無料体験全体の所要時間を示すものではありません。
どちらの講義でも復習が進まなければ、有料講座の申込みを保留し、手持ちの簿記教材でつまずいた範囲から学び直します。簿記の知識だけを仕事で使いたい人は、簿記の学習を続けます。最初の教材を選ぶなら、簿記3級の「みんなが欲しかった!」と「スッキリわかる」の比較で、紙のチェックテストまで1冊で進めるか、科目の意味から整理するかを選べます。
両校とも解き直せたら、質問・生活時間・総額で選ぶ
同じ学習段階・同じ論点で両校とも翌日解き直せるなら、質問が残るかで次を決めます。質問が残るなら利用時間と返答方法を比べます。残らなければ、復習する時間を確保できる受講形態と、同条件の総額で選びます。
2026年12月13日の短答式試験は、出願が9月17日に終了しています。次の2027年5月23日の試験については、出願手続きの詳細が2026年12月下旬に公表される予定です(公認会計士・監査審査会の試験実施情報、2026年10月2日)。直近の試験日を理由に入会を急がず、自分が目指す年のコースで、講義・復習・質問を続けられるか試してから決めます。
今日始めるなら、大原の公開講義を開く
簿記が初めてで、公開講義の用語が分からなければ、CPAの入門体験の案内を読みます。両校を試せる段階では、同じ学習段階・同じ論点で、翌日も解き直せる方を選びます。
迷ったら大原の公開講義から始めます。財務会計論の計算などの公開講義を開き、例題と解説がそろう1問を探します。見つかれば、翌日に答案と勘定科目の理由を書き直す時間を予定に入れます。
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