要点
- 持ち歩く本が必要で、頻出単元から覚え直すならターゲット。迷ったらターゲット。五訂版は基本用語と穴埋めの2段階で同じ単元を復習できる
- 書く用語を絞って練習するなら文英堂の一問一答。解答を自分で書くことの多い用語に印がある。税込定価はターゲット1,045円、一問一答880円(2026年10月1日)
- 学校ワークで復習できるなら続ける。誤答を用語忘れ・書き違い・資料の読み取りに分け、資料の読み取りは元の問題と学校の解説で練習する
地理・歴史・公民を習った中2・中3で、持ち歩く本が必要な人は、頻出単元から覚え直すならターゲットを選びます。基本用語と穴埋めの2段階で復習できるので、迷ったらターゲット、書く用語を絞って練習するなら文英堂の一問一答です。買い足せば点が上がるか不安でも、学校ワークで復習できるなら、そのワークを続けます。

ここで選ぶのは、習った社会を復習するために持ち歩く1冊です。公民がまだ授業で終わっていない中2・中3は、習った地理・歴史から使えます。授業で初めて学ぶ単元や、資料から理由を説明する練習は、教科書と学校ワークを中心に進めます。
頻出単元から覚え直すならターゲット、書く用語を絞って練習するなら一問一答
2冊はどちらも、高校入試の知識を短く復習する本です。差は、単元をどの順に回すかと、書く練習をする語をどう選ぶかにあります。私なら、学校ワークの誤答でどちらが必要かを決めます。
ターゲットの五訂版は、地理・歴史・公民のそれぞれを頻出単元順に並べています。基本用語を答えてから、同じ単元の穴埋めへ進めます。用語を忘れていて、復習の始めどころも決まらない人に合う構成です。
文英堂の一問一答は、解答を自分で書くことの多い用語に印があります。口では正しく言えたのに、答案では漢字を書き違えた人は、その印を使って練習する語を選べます。赤フィルタで眺めるだけで済ませず、ノートに書いて答えます。
選ぶときの差 | でる順ターゲット 中学社会120 五訂版 | 入試で差がつく 一問一答 社会 |
|---|---|---|
復習の組み立て | 分野ごとに頻出単元順。基本用語と穴埋めの2段階 | 自分で書くことの多い用語に印。書く練習の対象を絞れる |
判型と総ページ | 文庫判・264ページ | B6判・160ページ |
公式の発売日 | 2026年2月26日 | 2019年9月1日 |
紙の本の税込定価(2026年10月1日) |
紛らわしい語と資料は、2冊に共通する内容です。 ターゲットにも、間違えやすい用語のコラムと資料編があります。文英堂を選ぶ理由は、用語記述の印を使って、書く練習をする語を絞れることです。
ページ数の差は104ページ、定価の差は165円です。ただし判型も問題の組み方も違うので、160ページの一問一答の方が早く覚え終わるとは決めません。価格差より、今の失点に合う復習の仕方を選びます。
頻出単元から覚え直すなら、基本用語の後に穴埋めへ進めるターゲットです。購入先では、表紙の猫と「中学社会120」「五訂版」で、四訂版や別売りの一問一答カードと見分けます。紙の本の税込定価は1,045円(2026年10月1日)。
書く用語を絞って練習するなら、文英堂の一問一答です。表紙の「入試で差がつく 一問一答 社会」と、用語記述のマークの説明が目印です。紙の本の税込定価は880円(2026年10月1日)。
誤答を3種類に分けると、買い足す前に戻る場所が決まる
まず、直近の学校ワークや模試で間違えた1問を、答えを隠して解き直します。 教科書の同じ単元を読んでから、どこで間違えたかを次の表に当てはめます。1問を選ぶのは、今日の復習を始めるためです。
間違え方 | 見分けるためにすること | 今日の復習と、本を足す場合の選び方 |
|---|---|---|
用語を忘れた | 問題文の意味は分かるが、答えの用語を言えない | 学校ワークの同じ語を隠して答える。持ち歩く本が必要で、頻出単元から覚え直すならターゲット |
用語を書き違えた | 口では言えるが、紙に書くと漢字や用語が違う | 正しい表記と意味を教科書で読み、ノートに書き直す。持ち歩く本が必要で、書く用語を絞って練習するなら一問一答 |
資料の読み取りで止まった | 用語は分かるが、地図・表・グラフのどこを根拠にするか言えない | 元の問題で、表題・単位・比較する対象に印を付ける。学校の解説を読み、先生に根拠の場所を質問する |
漢字を直しても用語の意味が分からなければ、最初の行に戻ります。複数の原因がある問題は、用語を思い出し、書き、最後に資料の根拠を説明する順で解き直します。
この手順で分かるのは、選んだ1問の復習をどこから始めるかです。社会全範囲の習得度や、合格に必要な点数は測れません。買うための正答率の線は設けず、学校ワークで復習できるなら続けます。
定期テストで取れていても、用語忘れと書き違いは別に復習する
2025年3月の知恵袋では、新中3が、定期テストは平均86点ほどなのに、中1・中2前半の社会が抜けていると相談しています。習ったときに取れた点と、後から答えを思い出せるかは別です。過去の点数より、今解き直した誤答を見ます。
学校教材で反復する方法もあります。2023年4月の保護者の回答は、理社のワークを初回に解き、2周目に誤答を解き直し、その後は答えを紙で隠して一問一答にしています。漢字など、書く必要のあるものは書く使い方です。
新中3の相談は覚え残しへの不安、保護者の回答は学校ワークを繰り返す方法を示しています。手持ちのワークでも、用語を思い出す練習と書く練習を分けられます。持ち歩く本が必要なときだけ、上の2冊から選びます。
公式の見本で、穴埋めと書く用語の印を見る
頻出単元から覚え直すなら、ターゲットの穴埋め形式を見ます。 旺文社の刊行案内にある社会36〜37ページは、地理の世界の諸地域の見本です。中国や朝鮮半島、東南アジアなどの地図と短い文章が並び、赤字の用語を穴埋めする形になっています。
例えば、36ページは地図の国名と、中国の農業や工業に関する語を一緒に扱っています。基本用語を復習した後、同じ単元の地図や文章の穴に入る用語を答えて解き直します。
文英堂は、公式の商品ページの書影に、用語記述のマークの例が載っています。環太平洋造山帯にマークが付き、その下にアンデス山脈や日本列島などの補足があります。紛らわしい用語の例は、陸奥宗光と小村寿太郎です。
書く用語を絞って練習するなら、このマークを使います。 書影では本文全体の文字の大きさまでは分からないので、店頭では同じ単元のページで印の位置を見ます。印のある語を紙に書いて答える進め方です。
資料から理由を説明する問題は、学校ワークと先生への質問で練習する
用語を知っていても資料の根拠を言えないなら、元の問題を解き直します。 暗記本の資料欄は知識を思い出す助けに使い、初めて見る資料から理由を説明する練習は、実際の設問で進めます。
2025年11月の知恵袋の回答では、高2が、自分の社会の勉強を、仕組みを理解してから語を覚え、説明できるか自問してから問題を解く順だったと書いています。これは本人の学習例です。用語を増やすだけで困りごとが解けるかは、誤答の中身で決まります。
2024年1月の講師の一問一答集の比較も、一問一答は知識の復習に使い、問題と答えだけで終わらせないよう勧めています。同記事は文英堂と旺文社の一問一答の特徴が重なるとしていますが、旺文社側は今回の中学社会120とは別書です。
今回の2冊にも共通する役割が多くあります。それでも、持ち歩く1冊を選ぶなら、ターゲットの基本用語と穴埋めの2段階か、文英堂の書く用語の印かで分けられます。資料の読み取りだけが課題なら、学校ワークの設問と解説に時間を使います。
解説を読んでも同じ1問の根拠を説明できないときは、問題と自分の答案を先生に見せます。教科書のどの図・文章に戻ればよいかを質問すると、次に復習する場所が決まります。
公民の制度と統計は、今年度の学校教材と合わせる
ターゲットが2026年刊でも、最新の制度や統計は別に見ます。 五訂版の公開見本で読めるのは、地理36〜37ページです。文英堂も、2019年の発売日だけで手元の本の増刷時の修正内容までは分からないので、次の表で合わせます。
ターゲットの見本37ページでは、ASEANの説明に「2025年12月現在」とあります。統計や組織の情報は、このように本の対象年を残して覚えます。
手元の本で見る箇所 | 合わせる資料 | どう使うか |
|---|---|---|
選挙・裁判など制度の数字や名称 | 今年度の教科書、学校で配られた補足 | 違う表記があれば付箋を付け、先生に今年の学習で使う表記を聞く |
人口・生産・貿易などの順位 | 図表の対象年と、学校の資料集 | 本の対象年を残し、今の順位として覚えない |
今年の出来事 | 学校の時事プリント、出版社の時事欄 | 出来事の名前と、教科書のどの単元に関わるかを結び付ける |
旺文社の時事ニュースは、2026年3月現在の情報と表示されています(2026年10月1日閲覧)。公開欄は無料で読めます。学校の今年度の資料で不足を補えるなら、時事のために本をもう1冊足す必要はありません。
迷ったらターゲット。買う前に今日の誤答1問を解き直す
1冊だけ買う書籍代は、ターゲットが1,045円、一問一答が880円。両方買うと1,925円です(いずれも税込定価、2026年10月1日の旺文社・文英堂の表示)。配送の送料・手数料は購入先で変わるので、書籍代に別途加わります。
頻出単元から覚え直すならターゲットです。迷ったらターゲットを選び、五訂版の基本用語と穴埋めを同じ単元で進めます。税込定価は1,045円(2026年10月1日)。
書く用語を絞って練習するなら文英堂の一問一答です。用語記述の印がある語をノートに書く復習に使います。税込定価は880円(2026年10月1日)。
今日することは、直近の誤答1問を、答えを隠して解き直すことです。用語を忘れたのか、書き違えたのか、資料の読み取りで止まったのかを分けます。学校ワークで復習できるなら続け、持ち歩く本が必要なときだけ1冊を選びます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 地理・歴史・公民を習い、持ち歩く本が必要な中2・中3。基本用語を思い出してから、同じ単元の穴埋めへ進みたい人。
- 確認すること
- 表紙に猫と「中学社会120」「五訂版」がある紙の本を選ぶ。学校ワークで復習できるなら続ける。習っていない単元は授業と教科書から始める。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- 文庫判・264ページ
- 向く人
- 地理・歴史・公民を習い、持ち歩く本が必要な中2・中3。口では答えられても答案で用語を書き違え、書く練習の対象を絞りたい人。
- 確認すること
- 表紙の「入試で差がつく 一問一答 社会」で見分ける。印のある語はノートに書いて答える。学校ワークで復習できるなら続ける。制度や統計は今年度の学校教材と合わせる。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- B6判・160ページ
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