要点
- 同種の本があるなら、迷ったら手持ちを仕上げる。四科のまとめも含め、模試で落とした知識を今の本で解き直す
- 同種の本がないなら、口頭で反復したいならコアプラス、要点から書いて復習したいならメモリーチェック。失点している1科目に1冊を選ぶ
- 理科メモリーチェックの76項目は1日2項目で1周38日。1項目10分の仮定なら12時間40分、毎日10分の誤答復習を足すと計19時間
理社を一通り習った小6で、同種の本があるなら、迷ったら手持ちを仕上げます。同種の本がないなら、口頭で反復したいならコアプラス、要点から書いて復習したいならメモリーチェックです。新しい本なら覚えられるかもと焦っても、理科メモの76項目は1日2項目で1周38日かかります。

同種の本があるなら、迷ったら手持ちを仕上げる
塾で配られたコアプラス、メモリーチェック、四科のまとめがあるなら、まず模試の誤答に戻ります。 読んだ覚えがあっても、答えを隠したときに出てこない知識を残したまま本を増やすと、復習する場所が2つに分かれます。追加購入の費用は、今の本と手持ちのノートを使えば0円です。
メモの暗記を終えてからコアを追加し、違う問われ方を練習した保護者の記録もあります(2019年11月公開・2024年1月更新の記録、使用版不明)。コアは小5の6月から翌1月に各分野を2周する計画でした。小6の秋に手持ちの本が途中なら、まずその本の誤答を仕上げる方を選びます。
模試で落とした1単元を今の本で解き直し、次のように分けます。
解き直したときの状態 | 今日すること |
|---|---|
解説を読めば分かるが、用語が出てこない | 同じ問題の答えを隠して答え、誤答に印を付ける |
口では言えるが、漢字や図を間違える | 紙に書いて答える。図には名称だけでなく位置も入れる |
要点や解説を読んでも、理由を説明できない | 習った塾のテキストへ戻り、その問題を先生に質問する |
これは戻る場所を決める手順です。1単元だけで全範囲の定着や志望校への合格力を測るものではありません。未習の範囲が多い人も、総復習用の本を増やすより、授業のテキストで順に学ぶ方が先です。
質問するときは、解けなかった問題と、解説のどこから分からないかを先生に見せます。
同種の本がないなら、口頭の反復か要点から書く復習かで選ぶ
形式の好みが決まらない人は、まず理科コア46ページの見本で右側の答えを紙で隠し、この配置で問題に答えられるかを試します。
買うのは、知識の失点が残る1科目に1冊からです。理科をコアプラス、社会をメモリーチェックにしても構いません。2科目を同じシリーズにそろえることより、子どもが答えを出して丸を付けるところまで進められるかを優先します。
選ぶときの差 | コアプラス | メモリーチェック |
|---|---|---|
主な復習の形 | 一問一答の問題を解き、同じページの答えと比べる | 要点のまとめを読み、見開きの空欄補充・一行題を解く |
問題の切り方 | 問題番号で少量ずつ進める | 理科76項目・社会80項目を1項目ずつ進める |
1科目の税込定価 | 理科1,573円・社会1,572円 | 理科・社会とも1,452円 |
価格と構成は各社の公式表示(理科コア・社会コア・理科メモ・社会メモ、2026年10月1日)。ページ数だけでは、答える数や1周の負担は比べられません。コアの1問には複数の小問があるため、メモの1項目と同じ量には数えません。
口頭で反復したいならコアプラス
答えを隠して、出てこなかった問題だけもう一度回したい人に選びます。 理科の改訂版の46ページの見本には、状態変化の図と問題、右側に解答があります。社会の149ページの公開見本も問題と解答を左右に配置しています。社会の見本は古い掲載画像なので、配置を見るために使い、制度や統計は現在の更新資料を合わせます。
塾なし受験を終えた保護者は、子どもに両方を数ページ試させ、1人で暗記に使う本に社会コアを選びました。一方、眺めただけで覚えたつもりになり、漢字の誤答が続いたとも書いています(2022年2月、実使用版の記載なし)。即答を回す形式が合っても、答案で漢字を落とした語は書く練習に戻します。
SAPIX小5の保護者も、口頭で進めるとどこを誤ったか履歴が残らず困り、ノートに書く方法を検討していました(2019年2月の記録、使用版不明)。買い替える前に、問題番号の横へ誤答の印を残す使い方も試せます。
理科の用語を短く反復する1冊なら、表紙に「改訂版」とある理科コアプラスを選びます。税込定価は1,573円(代々木ライブラリー、2026年10月1日)。
社会の一問一答を回す1冊なら社会コアプラスです。税込定価は1,572円(代々木ライブラリー、2026年10月1日)。同じ書名で更新されるため、購入先では2026年発行の第4版かを販売店の表示で見分けます。
要点から書いて復習したいならメモリーチェック
知識を整理し直してから、その項目の問題に答えたい人に選びます。 みくに出版は、要点のまとめと空欄補充・一行題を見開き2ページにまとめ、弱点診断テストも用意すると説明しています(理科・社会、2026年10月1日)。解くときはまとめのページを紙で覆い、手持ちのノートに答えます。
理科コアプラスにも、図、ワンポイントの説明、計算理科、巻末解説があります。学習塾BOXOUTも、コアの説明が見やすく反復しやすいという印象を述べています(2020年11月、理科の改訂前)。説明があるかだけで選ぶより、項目の要点から問題へ進むか、問題番号で即答を回すかで選ぶ方がはっきりします。
中学受験鉄人会の講師は、理科では図・用語・性質を結び付け、問題で答える練習を重視しています(2026年6月、使用版の記載なし)。たとえば名称を言えても、図のどの部分かを選べないなら、問題の図に戻って復習します。メモを選んでも、解き終えたページ数だけを目標にせず、翌日に答えを隠して解き直します。
理科の要点から書いて復習するなら、理科メモリーチェックの「改訂新版」です。別冊解答付きで、税込定価は1,452円(みくに出版、2026年10月1日)。
社会の要点から書いて復習するなら、表紙に「2026年資料増補版」とある社会メモリーチェックです。税込定価は1,452円(みくに出版、2026年10月1日)。
理社を2冊買う本代は、コアプラスで3,145円、メモリーチェックで2,904円です。これは紙の本の税込定価合計で、送料・手数料は購入先によって加わります。メモの専用ノートは各396円で任意。手持ちのノートを使えば本代だけで始められます。
四科のまとめは、持っているならそのまま使う
四科のまとめが塾の課題になっている人は、指定範囲を仕上げます。 公式の理科見本には、50〜51ページの天体の図と知識問題、120〜121ページの滑車の計算と図解があります。社会見本の8〜9ページは、地図の空欄と要点チェックです。社会の公開見本は刊行年を示していないため、手元の本と問題番号を合わせて使います。
四谷大塚の公式紹介には、要点チェックを保護者が出題して口頭で進めた学習例もあります。口頭で復習できること自体は、コアプラスだけの特徴ではありません。 四科を持つ人は、今の本の問題を同じように出せます。コアを新たに選ぶ利点は、問題と解答が同じページにある配置です。
解説を読んでも仕組みが分からないなら、四科の理科見本120〜121ページのように、図と理由を追ってから解き直します。四谷大塚は詳しい解説も特長として案内していますが、分からない単元は授業のテキストや先生への質問も使います。
新たに四科を買う人は、四谷大塚の公式教材購入案内から選べます。公式表示は理科・社会とも各2,200円、理社合計4,400円(税込)(2026年10月1日)。一般書店の市販本とは購入経路が違います。教材をまだ持たず、秋から知識の反復用に1冊選ぶ今回の読者には、上の2つの形式を先に勧めます。
理科76項目は1日2項目で38日、誤答復習は別に取る
みくに出版が示す理科76項目を、1項目10分で問題を解き、丸を付けると仮定して計画に直します。10分は実測や出版社の所要時間ではなく、予定を組むための仮の速さです。難しい項目は長くかかるため、最初の数項目にかかった時間で直します。
理科に使う時間 | 1日の配分 | 全76項目を1回解く日数 | その期間の合計時間 |
|---|---|---|---|
10分 | 新しい1項目 | 76日 | 12時間40分 |
20分 | 新しい2項目 | 38日 | 12時間40分 |
30分 | 新しい2項目20分+前日の誤答10分 | 38日 | 19時間 |
38日は1周の終わりで、全部覚えた日ではありません。 30分の計画なら、誤答に使える時間は38日で6時間20分です。誤答が多い日は、新しい項目を1つに減らして解き直す方へ回します。
12月20日を1周の目標にする場合、開始日で次のように変わります。毎日2項目、休む日なし、開始日を1日目とした試算です。12月20日は復習の予定を組むために置いた日で、学校の締切ではありません。
開始日 | 12月20日までの日数 | 76項目の1周が終わる日 | 1周後、12月20日までに残る日数 |
|---|---|---|---|
2026年10月25日 | 57日 | 12月1日 | 19日 |
2026年11月13日 | 38日 | 12月20日 | 0日 |
2026年12月1日 | 20日 | 2027年1月7日 | 目標に18日足りない |
12月1日から20日までに進むのは40項目で、36項目が残ります。私なら、この時期に手持ちの本が途中なら、新しい1冊を最初から足すより、今の本の誤答と模試で落とした単元を先に回します。
社会メモは80項目なので、同じ1項目10分・1日2項目なら40日・13時間20分です。理社を並行して毎日各2項目進めると、新しい問題だけで1日40分ほど、合計26時間。誤答復習や塾の課題、過去問の時間はさらに要ります。
日付の例にした栄東の2027年度募集要項では、出願開始は2026年12月1日10時、I入試は2027年1月10日、II入試は1月11日です(印刷1ページ、2026年10月1日)。11月13日から1月9日までは58日なので、理科の1周38日後に20日残ります。入試日は学校ごとに違うため、受ける学校の最初の試験日に予定を合わせます。
社会は2026年の資料と手持ちの版の更新箇所を合わせる
社会の用語忘れは手持ちで直し、変わった数字・制度は新しい資料で補います。 社会コアプラスの公式時事情報更新PDFには、2026年発行の第4版第1刷に反映済みの箇所が載っています。
- 14ページ:地図記号を自然災害伝承碑へ変更
- 17ページ:日本の島の数に関する解答を7,000から14,000へ変更
- 79ページ:北陸新幹線の敦賀延伸
- 161ページ:佐渡島の金山の世界遺産登録
これは本の更新箇所の案内です。手持ちの社会コアが古ければ、その該当箇所にPDFの内容を合わせて使えます。これだけで2027年入試の時事全体を補うものではなく、今年度に習ったニュースは塾の当年資料で復習します。
社会メモを今から買うなら、2026年資料増補版を選びます。出版社は統計資料を毎年更新すると案内しています。四科のまとめを使う人は、2025年11月の社会の正誤表にある40・42ページなどを、手元の本と合わせます。
古い本を持つ人が丸ごと買い直すかは、忘れた用語の多さと情報の古さを分けて決めます。最新資料を塾でもらっているなら、まずその資料と今の暗記本を組み合わせる方が、復習する場所を増やさずに済みます。
今日の模試の誤答を、今の本で解き直す
同種の本があるなら、今日の模試から落とした1単元を選び、今の本の答えを隠して解き直します。口で言えたのに答案で漢字を誤った語は、ノートに書いて丸を付けます。
同種の本がないなら、失点している科目だけを選びます。口頭で反復したいなら、理科コアの表紙の「改訂版」、社会コアの2026年発行の第4版が目印です。
同種の本がないなら、先に必要な1科目だけを選びます。要点から書いて復習したいなら、理科メモの「改訂新版」、社会メモの「2026年資料増補版」を選びます。
まず今日、手持ちの1単元を答えを隠して解き直し、間違えた問題に印を付けます。手持ちがなければ、上の見本で答えを隠して、問題から進める形を試します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 同種の本がなく、口頭で反復したい小6。理科を一通り習い、問題と同じページの答えを隠して進めたい人。
- 確認すること
- 表紙に「改訂版」とある理科を選ぶ。口頭で答えられた語も、模試で漢字や図を誤ったら紙に書いて解き直す。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,573円(2026年10月1日)
- 判型・ページ数
- B5判・232ページ
- 向く人
- 同種の本がなく、口頭で反復したい小6。社会を一通り習い、用語を一問一答で思い出す練習をしたい人。
- 確認すること
- 社会は表紙だけで発行年を見分けにくい。届く本が2026年発行の第4版か、販売店の版の表示を見て選ぶ。手持ちの旧版は出版社の更新PDFを併用する。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,572円(2026年10月1日)
- 判型・ページ数
- B5判・182ページ
- 向く人
- 同種の本がなく、要点から書いて復習したい小6。理科の要点を読み直し、その見開きの問題を紙に書いて解きたい人。
- 確認すること
- 表紙の「改訂新版」が目印。別冊解答付きの本を選ぶ。専用ノートは別売りで、手持ちのノートでも解答できる。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,452円(2026年10月1日)
- 判型・ページ数
- B5判・192ページ
- 向く人
- 同種の本がなく、要点から書いて復習したい小6。社会の要点と空欄補充・一行題を1項目ずつ進め、漢字も書いて答えたい人。
- 確認すること
- 表紙の「2026年資料増補版」を選ぶ。80項目を1日2項目で進めると1周40日。専用ノートは別売りで、手持ちのノートでも解答できる。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,452円(2026年10月1日)
- 判型・ページ数
- B5判・192ページ
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