要点
- 復習が週の枠に収まらないなら、休日の枠を増やす。追加できる時間がなければ受験予定を見直す
- 毎日30分を90日続けると45時間。平日30分・土日各2時間なら週6時間30分で、10週間に65時間を確保できる試算
- 迷ったら今週の誤答を分ける。無料の公開問題と手持ち教材で始め、未習得の項目と100問・120分の通し演習も予定に入れる
1日30分で年内にITパスポートを受けたい人は、復習が週の枠に収まらないなら休日の枠を増やします。毎日30分を90日続けると45時間なので、復習・未習得の項目・通し演習を予定に入れて受験日を決めます。3か月で間に合うか不安で迷ったら今週の誤答を分けるところから始めます。

無料の問題と手持ち教材で、まず1週間を組みます。 解説を読んで用語や計算の理由を説明できるなら、新しい本や講座を足す必要はありません。すでに3分野の知識があり、初めての問題でも理由を説明できる人は、理解の時間を減らし、通し演習を先に入れます。
1日30分で年内に受けるなら、休日の時間まで数える
30分×90日=2,700分、合計45時間です。これは欠かさず毎日続けた計算です。週に2日休むなら、平日5日×30分で週2時間30分になります。
合格体験記には、平日30分から1時間、休日1時間半から2時間を使い、約3か月学んだ社会人の例があります。短期間の結果を参考にするときも、休日の追加時間まで自分の予定と比べます。
私なら、1日の30分だけで受験月を決める前に、次の表で週の合計を出します。
確保する時間 | 週の合計 | 10週間の合計 | 予定に入れやすい学習 |
|---|---|---|---|
平日5日だけ30分 | 2時間30分 | 25時間 | 用語を学び、少量ずつ解き直す。通し演習には別の時間が要る |
毎日30分 | 3時間30分 | 35時間 | 苦手の理解と復習を分ける。120分の通し演習を別日に取る |
平日30分・土日各2時間 | 6時間30分 | 65時間 | 平日に少量ずつ進め、休日に計算や通し演習をする |
10週間は、2026年10月5日から12月13日までの例です。12月19日を受験予定に置くなら、最後の5平日は誤答復習や遅れた分に使えます。会場の開催日と空席によって、実際に選べる日付は変わります。
65時間は合格に必要な時間を示す数字ではありません。 この予定で確保できる上限です。合格まで100時間必要だと仮に置けば、35時間の不足が出ます。その場合、同じ10週間に収めるには週3時間30分を追加する計算になります。
仕事で知っている範囲が多い人は、少ない時間で準備できることもあります。反対に、初めて学ぶ分野が広い人は、65時間でも足りないことがあります。次に、最初の問題で何に時間を使うかを分けます。
苦手分野から組むなら、正解した問題の迷いも残す
IPAの令和8年度公開問題から、未演習の1回分を選びます。最初は30分ずつに分け、止まった問題の番号を紙に残します。正解を選べても理由が分からなかった問題には、迷った印を付けます。
問1から順に始め、30分で終わらなければ、次の日は続きから解きます。解く間は答えや教材を見ず、1回分を終えた後に正答表で丸を付けます。
ストラテジ系は経営・法務、マネジメント系は開発や運用の管理、テクノロジ系はコンピュータやネットワークなどです。
分けて解いた結果は、苦手を探すために使います。 本番で時間内に解き切れるかは、後で120分続けて解く日に見ます。公式の合格基準は総合評価点600点以上、3分野それぞれ300点以上で、公開問題の正答率をそのまま本番の点数には換算できません。
誤答・迷った理由 | 30分に入れること | 翌日以降にすること |
|---|---|---|
用語自体を知らない | 教材の同じ項目を読み、具体例を1つ書く | 本を閉じて用語の意味を説明する |
似た用語を混同した | 2つの目的と違いを書き、選択肢を読み直す | どの条件なら別の選択肢が正解になるか説明する |
計算・手順で止まった | 途中の式や値を書き、解説と比べる | 答えを隠して同じ手順を再現する |
問2は、短い4つの説明からBYODに当てはまるものを選ぶ問題です。問44は、サービスデスクの表にある割合と1件当たりの時間を使い、導入後の時間の削減率を求めます。
用語で迷った人は選択肢の意味を説明する時間、計算で止まった人は表を式にする時間を予定に入れます。 問44なら、自動で正しく割り当てられた分、割当てを間違えた分、自動で割り当てられなかった分を分けて計算します。翌日には、答えを隠してその手順を再現します。
事務職の合格体験記には、教科書を読んで分かったつもりでも問題で間違え、演習をもっと早く始めたかったという反省があります。経営を学んだ社会人は、最初の問題でテクノロジ系の弱さを知り、その範囲から学んでいました。読む順番は、最初の問題で困った内容から決めます。
復習が週の枠に収まらないなら、休日の枠を増やす
ここでは、テクノロジ系の用語と計算が苦手だった人の、週6時間30分の予定を作ります。平日は30分、土日は各2時間です。日曜に残った復習を数え、翌週の予定へ割り当てます。
曜日 | 時間 | すること |
|---|---|---|
月 | 30分 | ネットワークの知らない用語を教材で学び、関連問題を解く |
火 | 30分 | 月曜の問題を解き直し、迷った選択肢の理由を説明する |
水 | 30分 | 苦手な計算を紙に書いて解き、途中の式を見直す |
木 | 30分 | 水曜の計算を再現し、残った用語を読み直す |
金 | 30分 | ストラテジ系・マネジメント系の問題も解き、知らない内容を拾う |
土 | 120分 | 未演習の100問を続けて解く。全範囲を学ぶ途中なら、苦手の理解と演習に使う |
日 | 120分 | 土曜の誤答を復習し、翌週へ残す問題と必要な時間を書く |
30分で読める範囲は人によって変わります。最初の週に、同じ項目を読んで問題を解き直すまでの時間を測ります。たとえば、残った4項目に各30分かかる見積もりなら、翌週には2時間の復習が必要です。
受験日を決めるときは、残った復習・未習得の項目・通し演習を週の予定に入れます。未習得の項目を学んで解き直すまでの時間も、最初の週の実績から見積もります。
復習が週の枠に収まらないなら、休日の枠を増やします。追加できる時間がなければ受験予定を見直します。 解説を読んだ当日の正解だけで終えず、翌日以降の解き直しまで数えるのが、この予定の決め手です。
毎日30分だけで進める人も、平日の理解と復習を交互にする形は使えます。ただ、100問・120分を続けて解く日だけは、別に2時間を取ります。4日に分けた30分の演習と比べ、疲れた後半の読み方や時間配分も見られます。
用語の説明が必要なら、手持ちの本を苦手の章から読む
テキストを持っている人は、誤答に出てきた用語を索引で探します。最初から全部読み直す前に、その項目の解説と関連問題を進めます。
かやのき先生の令和08年版は、目次がハードウェア・基礎理論から始まります。いちばんやさしいの令和8年度版は、企業活動から始まります。
どちらの本でも、苦手がネットワークならネットワークの章から始めて構いません。 初めての言葉が続くときは、その説明に出てくる基本用語まで戻ります。
いちばんやさしいの公式商品ページで「試験に出るポイントを厳選して紹介」の画像を開きます。経営理念・ビジョン・経営戦略の違いが短く整理されています。読んだら説明を隠し、3つの違いを自分の言葉で説明してから関連する問題を解きます。
本がなくても、無料の過去問道場の解説で理由を説明できれば、そのまま進められます。用語を一から学ぶテキストが必要になったら、かやのき先生といちばんやさしいの比較で1冊を選びます。本を2冊買って、読む予定を倍にする必要はありません。
年内に受けるなら、12月27日までの会場枠で決める
IPAの実施案内では、2026年12月28日以降に試験を休止する予定です。10月2日時点では、9月28日以降の新規申込で選べる開催日は12月27日まで。会場によっては、それより前に実施を終える場合もあります。
年内に受けるなら、まず公式の試験開催状況で、行ける会場と開催日を見ます。学習の終わりを12月27日に合わせきると、空席がなかったときに動かせる日がなくなります。10月から始める上の例では、12月19日を仮に置き、前週までに通し演習と復習を入れています。
社会人の受験記録にも、都内の土日枠が埋まり、他県の会場を選んだ例があります。年末の空席を予測する根拠にはできませんが、土日しか行けない人は、教材の選択と並行して会場の候補を探します。
受験手数料は1回7,500円(税込、2026年10月2日の公式表示)です。コンビニ払いは払込手数料187円を足して7,687円。教材代・交通費・印刷代・再受験は別です。無料問題と手持ち教材で学ぶ場合の追加教材費は0円です。
公式の申込手続では、カード払いは午前中の申込なら翌日から、正午以降なら翌々日から予約できます。会場に空席があることが前提です。
コンビニ払いで予約できるのは、申込日の5日後からです。支払期限は原則、申込日を含め3日目の23時59分です。受験日の6日前に申し込む場合は翌日、5日前に申し込む場合は当日の23時59分が期限です。
期限までに支払いを終えなければ、申込みは無効になります。
受領された受験料は返還されず、日時変更は試験日の3日前までです。予定が安定しない人は、会場の候補を持ちながら、実際に取れた週の時間で計画を直します。休止後に受けるなら、再開日と制度の案内が出てから日付を選びます。
迷ったら今週の誤答を分ける
最初の30分は、IPAの令和8年度公開問題の「問題ダウンロード」を開き、問1から解き始めます。分からない問題には番号と印を残し、次の日に続きから進めます。1回分を終えたら上の3つの理由に分け、翌週に使う教材の項目と時間を書きます。
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