持ち歩き

GR IIIxとLeica Q3 43を比較。近い画角でも、持ち出し方は違う

40mm相当のGR IIIxと43mmのLeica Q3 43。近い画角でも違う、持ち運び、ファインダー、写りの判断軸を比べます。

要点

  1. GR IIIxの40mmとQ3 43の43mmは、iPhone 16 Proの2×より少し広めの画角です。
  2. いつもの荷物に収めたいならIIIx、ファインダーをのぞいて撮る時間を重視するならQ3 43が候補です。
  3. 買い替える前に、写真を撮らない時間も持ち続けたい方を考えます。
RICOH GR IIIxの商品本体。写真:Focus Nordic / RICOH(Media use)
画像:RICOH

40mmの切り取り方と小ささを重視するなら

RICOH GR IIIx

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Leica Q3 43の商品本体。写真:Transcontinenta / Leica Camera AG(Media use)
画像:Leica

43mmとファインダーで構える時間を選ぶなら

Leica Q3 43

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GR IIIxとLeica Q3 43を比較。近い画角でも、持ち出し方は違う。比較対象のカメラ本体写真。

40mm相当のGR IIIxと、43mmのLeica Q3 43。どちらも、広く全部を写すより、気になったものへ視線を寄せたくなる画角です。だからこそ、IIIxの先にQ3 43が気になる気持ちは分かります。

でも私なら、Q3 43を「GR IIIxの高画質版」としては選びません。持っていることを負担にしにくいIIIxと、構えて撮る時間を選ぶQ3 43では、出かけるときの判断が変わるからです。

いつもの荷物にカメラを加えたいならIIIx。ファインダーと43mmのレンズを使うために、その一台を持ち出したいならQ3 43を候補にします。

40mmと43mmは近い。ボディまで近いわけではない

比べること

GR IIIx

Leica Q3 43

外観

RICOH GR IIIxの商品本体。写真:Focus Nordic / RICOH(Media use)
© Focus Nordic / RICOH
Leica Q3 43の商品本体。写真:Transcontinenta / Leica Camera AG(Media use)
© Transcontinenta / Leica Camera AG

画角の目安

40mm相当

43mm

レンズの開放F値

F2.8

F2

センサー

APS-C

フルサイズ

有効画素数

約2424万画素

約6030万画素

内蔵ファインダー

なし

電子ファインダー

背面画面

固定式

チルト式

光学ズーム

なし

なし

本体寸法(幅×高さ×奥行)

約109.4×61.9×35.2mm。操作部材・突起部を除く

130×80.3×97.6mm

仕様の出典:GR IIIx公式・Q3 43公式。

本体寸法に加え、実際に使うケースやストラップ、レンズフードを付けた状態で収納先に入るか確かめます。GR IIIxの寸法は操作部材・突起部を除く値です。

iPhone 16 Proの1×(24mm)を基準にすると、IIIxは約1.7×、Q3 43は約1.8×。どちらも2×より少し広く写る範囲です。iPhoneを同じ位置で構えて1.7×と1.8×を切り替えると、画角の近さをつかめます。基準にしたiPhoneの仕様

40mmと43mmの画角は近いので、比べるときは同じ位置から机の上の物や室内の人を撮り、画面の端に何が入るかを見ます。28mmから40mmへ替える場合より小さな差を、自分がよく撮る場面で確かめましょう。

私がより気にするのは、カメラをどう支えるかです。IIIxはレンズが収納される小さなボディで、内蔵ファインダーを持ちません。Q3 43はレンズが前へ出た形で、目へ持ち上げて構える選択ができます。バッグの中の面積や、ストラップで下げる感覚まで含めて比べたいです。

持ち歩きは、重さより「出せる状態」を見る

IIIxをポーチに入れてしまえば、取り出す手順は増えます。Q3 43を肩から下げておけば、重さは感じても構えやすいかもしれません。小さい方がいつでも速い、大きい方が必ず持ち出さなくなる、とは決められません。

私は、買う前に「いつもの外出でどこに入れるか」を決めます。バッグの奥へしまうのか、ストラップで常に手元に置くのか。写真を撮らない時間にもその持ち方を続けられるなら、Q3 43の大きさは受け入れやすくなります。逆に、カメラのために外出の荷物を変えたくないならIIIxの方が選びやすいです。

Digital Camera WorldのQ3 43レビューでは、グリップのない状態で小指に荷重がかかるという感想が述べられています。手の大きさでも変わるため、購入前には店頭で握り方を確かめたいです。グリップを足す場合は、さらに大きくなることも含めて納得したいです。

写りは、センサーの大きさだけでは決めない

Q3 43のフルサイズセンサーとF2のレンズは、IIIxとは違う表現を検討する理由になります。背景のボケや、撮った後にどこまで切り取るかを考える余地があります。ただし、被写体までの距離、絞り、ピント位置、現像によって見え方は変わります。

DPReviewのQ3 43実機レビューは描写やレンズを評価しています。それでも、作例を見て感じた「好き」を、カメラだけの効果と決めたくはありません。光の選び方も、撮る位置も、その写真の一部です。

私なら、いきなり等倍表示で勝敗をつけるより、普段見る大きさで好きな方を選びます。その後で、暗部、細かい模様、画面の端を確認する。SNSや小さなプリントが中心なのか、大きく出力したいのかでも、必要な差は変わります。

色も同じです。GRのイメージコントロールや、ライカの仕上がりの好みは大切ですが、違う光・違う設定の写真を並べただけでは比較しきれません。カメラが仕上げたJPEG画像を使うのか、RAWデータから自分で色や明るさを調整するのかを先に決めると、確認するポイントがはっきりします。

ファインダーが欲しいのか、画質の余裕が欲しいのか

IIIxで背面画面を見ながら撮ることに満足しているなら、ファインダーは購入理由にならないかもしれません。逆に、明るい屋外で構図に集中したい、目に当ててシャッターを切りたいと思うなら、Q3 43の電子ファインダーは大きな違いです。

チルト画面も、低い位置から撮るときの姿勢に関わります。私は、腰を落としてのぞく手順や、画面を起こして構える手順まで含めて、撮りたい場面を想像します。機能があることと、自分が使うことは別です。

買い替えより、役割を決める

IIIxの40mmが好きで、いつでも持っていられることに満足しているなら、その良さはQ3 43を買っても消えません。むしろ、写真を撮りに行く日はQ3 43、予定のない外出にはIIIx、という役割が成り立つ可能性があります。

一台に絞りたいなら、私は「いちばん好きな一枚を撮れそうな方」だけでなく、「撮らない時間も持っていたい方」を選びます。Q3 43を選ぶなら、レンズ・ファインダー・操作に予算を出す理由を持ちたい。IIIxを選ぶなら、軽さのために妥協したのではなく、持ち出す回数を大切にした選択だと思います。

あわせて比べる

商品写真:Focus Nordic / RICOH / Transcontinenta / Leica Camera AG。

購入先

価格・在庫は購入先でご確認ください。

RICOH GR IIIxの商品本体。写真:Focus Nordic / RICOH(Media use)
画像:RICOH

RICOH

RICOH GR IIIx

40mmの切り取り方と小ささを重視するなら

商品の公式情報
向く人
普段の荷物に加え、気になったものを撮りたい人。
確認すること
広く入れたい場面では下がる余地が必要。製造完了予定とGR IVx開発発表を確認してください。
仕様・利用条件を見る
画角・開放F値
40mm相当・F2.8
センサー
APS-C
有効画素数
約2424万画素
Leica Q3 43の商品本体。写真:Transcontinenta / Leica Camera AG(Media use)
画像:Leica

Leica

Leica Q3 43

43mmとファインダーで構える時間を選ぶなら

商品の公式情報
向く人
レンズと撮影時の構え方を重視し、持ち出す荷物も含めて選べる人。
確認すること
GRと同じ収納場所に収まるとは限りません。握り方・付属品・保証を実物と購入先で確認してください。
仕様・利用条件を見る
画角・開放F値
43mm・F2
センサー
フルサイズ
有効画素数
約6030万画素

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カメラを手にする、はるのイラスト

著者情報

はる

スナップ写真・旅行・コンパクトカメラ

写真は、撮りに行く日だけの趣味にしたくない。散歩の途中の光や、旅先で目に留まった形を残すために、持ち出したくなるカメラを選びます。好きなのは、画面のすみまで見てから切る一枚。小ささも、ファインダーをのぞく楽しさも、どちらも大事にしています。

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