要点
- 法令を自分で書き直せる人は旧版を続け、自分で書き直せない人は新版を選ぶ。
- 法令の基準日と別冊の公表問題が1年進む。新版にも正誤表の修正が要る。
- 迷ったら受験する種の2026年度版。変更を補えている人は買い足さない。
書き込んだ2025年度版を持つ人は、法令を自分で書き直せるなら使い続けます。体の仕組みの説明は覚え直すのに使えても、新版は1年新しい決まりで書かれているからです。自分で書き直せない人や迷う人は、受験する種の2026年度版を選びます。
こんな人は
- 法令を自分で書き直せる人は手持ちの2025年度版を続けます。
- 自分で書き直せない人は受験する種の2026年度版を選びます。
- 迷ったら受験する種の2026年度版。変更を補えている人は買い足しません。

旧版と新版の違いは法令の基準日
まず見るのは本を買った日よりも、どの日の決まりで書かれているかです。仕事の安全を守る法律や規則を、ここでは法令と呼びます。新旧の法令の基準日は表紙に書かれた年の年明けです。
比べる点 | 2025年度版 | 2026年度版 |
|---|---|---|
法令の基準日(第1・2種共通) | 2025年1月1日 | 2026年1月1日 |
別冊の公表問題(第1・2種共通) | 2024年4月・10月 | 2025年4月・10月 |
第1種のページ数・税込定価 | 380ページ・1,760円 | 388ページ・1,870円 |
第2種のページ数・税込定価 | 268ページ・1,540円 | 260ページ・1,650円 |
価格と版はTAC出版で2026年10月11日確認。第1種は少し増えましたが、第2種は少し減っています。ページ数には問題や図の配置も関わるので、厚さは目安にとどめます。
図や赤シートを使い、ひと区切りごとに問題を解き、一問一答で仕上げる流れはどちらも同じです。そのためだけの買い直しはいりません。いま持っている本への書き込みや、すぐ開けるページも残してよいものです。
なぜ去年覚えた答えを見直すのか
法令の問題では、同じ問いでも決まりが変わると答えが変わります。去年正しく覚えた答えにも今年の決まりで見直す所が出てくるのです。だから、よく覚えている人ほど、使う前に今の決まりと比べるほうがよいでしょう。
例えば、職場の熱中症を防ぐ決まりは2025年6月に変わりました。一定の暑さの中で長時間働く現場では、体調の異変を報告する仕組みと、悪化を防ぐ手順を作って一緒に働く人に知らせることが義務になっています。旧版を作るもとにした日より後の変更です。
これは法律が変わった具体例です。熱中症の話だけを足して済ませず、受ける種の法令をまとめて見直すことが旧版を続ける条件になります。
一方、第1種の立ち読みで血液と免疫の説明を比べると、本文2ページの図と説明は新旧で同じです。体の仕組みを覚えた所は手持ちのページで復習できます。残すのはすでに分かったこと、直すのは変わった決まりです。
旧版を続ける人は解説と問題の両方を直す
法令を自分で書き直せる人は旧版を続けてかまいません。ここでいう書き直しはいまの講習資料などで変わった点を追い、解説に加えて、問題の答えや説明にも書き込めることです。法令の名前を知っているだけでは足りません。
見る場所は受ける種で分けます。第1種には、体に害のある仕事についての章もあります。有害業務とはこの仕事のことです。
受ける種がまだ決まっていない人は、第一種・第二種はどっち?で、働く場所の業種と会社から指定された種をもとに選べます。
下の表は変わった点を探すときに、どこを開くかの案内です。手元に新しい講習資料がある人はそこに書かれた内容と、本のページを結びつけるために使えます。
受ける種 | 手持ちの本で見直す場所 | 直すときに残すメモ |
|---|---|---|
第1種・第2種 | 関係法令の章、温熱環境などの労働衛生の項目 | 変わった決まり、実際に使われ始めた日、解説と問題のページ |
第1種 | 有害業務の関係法令と労働衛生の章も追加 | 化学物質などの変更が、どの解説と問題に関わるか |
直した資料が手元にあり、いまの決まりで答えの理由も説明できる人は買い足しを止めて問題を解くほうへ進めます。新しく覚える所と、すでに分かる所を分けられるからです。付箋やメモを残せば、毎回同じ所を調べ直さずに済むでしょう。
足す問題は試験協会の無料の公表問題でそろいます。答えは付いていますが、詳しい説明は手持ちの教材で補う形です。協会は最新の掲載分にも、法令の基準日より後に変わった所を反映していないと注意しているので、よく解けることと、法令を直し終えたことは分けて考えます。
自分で書き直せない人は新版を選びます。忙しくて変わった所を追う時間が取れない、どの問題まで直すのか分からない、これから中古の旧版を買おうとしている。そんな人には解説と問題を新しい基準日でそろえるほうが早いはずです。
第1種を受ける、自分で書き直せない人は2026年度版です。TAC出版の税込定価は1,870円(2026年10月11日確認)。有害業務の解説と問題も同じ本でそろいます。
第2種を受ける、自分で書き直せない人は2026年度版の第2種用を選びます。税込定価は1,650円(2026年10月11日確認)。受ける範囲に合わせて法令を見直すための1冊です。
新版でも正誤表を先に直す
新版を買った後にも、誤りを直すための正誤表は使います。法律が変わった所を見直すことと、本に書かれたまちがいを直すことは別の話です。年号を新しくしても、買った後に直すページは残るのです。
新版の法令も年明けが基準なので、その後に変わった所は補って使います。
第1種の新版では、温度などを測る場所や、別冊の説明について、直す所が書かれています。例えば、ドライアイスを多く扱う屋内作業場で測るものは訂正後には気温と湿度です。買ったら新版の正誤表に書かれたページを直してから覚えるほうが、後で覚え直す手間を減らせます。
旧版を続ける人が使うのは旧版の正誤表です。こちらは本のまちがいを直すために使い、翌年までに法律が変わった所をすべて補うものとは分けて使います。
2025年度版の第1種を使用
公表問題とアプリも併用して合格。本番では初めて見る問題にも苦労した。
2025年5月の楽天ブックスの記録の要約
2026年度版の第1種を使用
別冊を解くと前に学んだ内容を忘れており、ユーキャンの問題集を追加して復習した。
2026年9月のnoteの記録の要約
版を替えても、前に覚えたことを解き直す時間は要ります。新版を選ぶ理由は法令を直す手間を減らすこと。解き直す問題を増やしたいだけの人はまず無料の公表問題で足りるか試すほうがよいでしょう。
迷ったら受験する種の2026年度版
私なら、法令で変わった所を自分で追えるか迷った時点で、受験する種の新版を選びます。中古の安さより、解説と問題を別々に直す手間を減らすことを優先するためです。これまでに覚えた基本はそのまま次の復習に使えます。
自分で書き直せない人が次にすることは購入先で受験する種の2026年度版の表紙を選ぶことです。第1種の税込定価は1,870円、第2種は1,650円(TAC出版、2026年10月11日確認)。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 法令を直す手間を減らして、第1種の解説と問題をそろえたい人。
- 確認すること
- 表紙の2026年度版・第1種を選び、正誤表の訂正を反映する。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,870円(2026年10月2日)
- 判型・総ページ数
- A5判・388ページ
- 付録
- 2025年4月・10月の公表試験問題。購入者向けダウンロードで一問一答。
- 向く人
- 法令を直す手間を減らして、第2種の解説と問題をそろえたい人。
- 確認すること
- 表紙の2026年度版・第2種を選ぶ。第1種用と間違えない。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,650円(2026年10月2日)
- 判型・総ページ数
- A5判・260ページ
- 付録
- 2025年4月・10月の公表試験問題。購入者向けダウンロードで一問一答。
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