要点
- 2025年度版で学べていて、法改正を補える人は旧版を続けます。書名の変更だけで買い直す必要はありません。
- これから1冊そろえる人は、補う法律が少ない2026年度版を選びます。新版にも取適法の説明は足します。
- 迷ったら手持ちの法務を開きます。情報流通プラットフォーム対処法と中小受託取引適正化法を、無料の公式資料で補います。

これから1冊そろえる人は2026年度版を選びます
2026年度版 スッキリわかる ITパスポート テキスト&問題集
「この本は今年の法改正に合っているか」と迷う人も、書き込んだ2025年度版で学べていて法改正を補えるなら、買い直さずに続けて大丈夫です。本の名前が変わる時期と、試験で出る内容が変わる時期は別だからです。迷ったら手持ちの法務を開き、下の表にある法律の説明を無料の公式資料で補います。
こんな人は
- 2025年度版で学べていて、法改正を補える人は旧版を続けます。
- これから1冊そろえる人は2026年度版を選び、シラバス6.5の補足も足します。

名前が変わっても学び方は引き継いでいる
黒とピンクのニュースペックを持っていて、新しい表紙にスッキリわかるとあると、別の本に変わったように見えますよね。TACの新刊案内はシリーズ名と表紙のデザインを変えるお知らせです。新版の商品ページにも、前の名前としてニュースペックテキストITパスポートが載っています。
**名前が変わったことと、中身をどこまで直したかは分けて見ます。**どちらも短い説明と図で用語を学び、続けて問題を解く作り。同じ単元の見本を比べると、説明と図のどこが共通か分かります。
たとえば、会社の活動を説明する見本のp.3〜4。ヒト・モノ・カネ・情報の表や、会社の組織を示す図は新旧で共通です。一方、新版のp.3の欄外には、会社が果たす役割・目指す姿・大切にする考えを表す「MVV」の説明が加わっています。
すべてのページや問題で、何がどれだけ変わったかまでは分かっていません。説明が合うかを試すときは、無料見本にある同じ所を読めます。
比べる点 | 2025年度版 | 2026年度版 |
|---|---|---|
表紙の書名 | ニュースペックテキストITパスポート | スッキリわかるITパスポートテキスト&問題集 |
対応する試験範囲 | シラバス6.3 | シラバス6.4 |
出版社が示す総ページ数 | 500ページ | 504ページ |
シラバスは試験で何を学ぶかを書いた公式の一覧です。本の年号と、この一覧の版は別のもの。2026年度版の表紙にも、対応する版は6.4と書かれています。
旧版に足すのは法令の変更
2025年度版が対応する範囲にも、生成AIに関わる言葉が入っています。ここは今の本で学べる所。その後に変わった法律の説明を足せば、古いまま覚えてしまうのを防げます。
今のIPAの試験範囲はシラバス6.5。旧版が出たあとに変わったのは、次の法律です。
試験範囲の更新 | 手元の説明に足すこと |
|---|---|
6.4:プロバイダ責任制限法の見直し | 情報流通プラットフォーム対処法。ネットの投稿で権利を侵害されたときの削除手続きなどが対象 |
6.5:下請法の見直し | 中小受託取引適正化法。仕事を受ける側への代金の支払いなどを守る決まり |
ネットの投稿に関わる決まりは、IPAのシラバス6.4の情報倫理(p.12)で補えます。削除を頼む手続きを早め、どう対応したかを分かりやすく示す仕組みが対象です。仕事を受ける側を守る決まりは、取適法と呼ばれます。
取適法では、話し合いを求められたのに応じず支払う額を一方的に決めることや、手形で払うことなどが禁止されました。名前だけを書き換えると、この中身が抜けます。公正取引委員会の改正点の案内で、どんなやり取りが禁止されたかを例と一緒に学べます。
**新版にも取適法の補足が必要です。**本が出たあとに試験で出る内容が変わったからです。TACが出している本の間違いを直す正誤表にも、取適法の説明は載っていませんでした(2026年10月11日確認)。
旧版で解き直せる人は手持ちを続ける
問題を間違えたとき、旧版の説明に戻って理由が分かる。追加した法令のメモも読める。その状態なら、買い直しより今の本で解き直すほうを選びます。
2025年度版と過去問道場を併用
文字やイラストの読みやすさで本を選び、通読後の演習で苦手な分野を読み直した。
noteの合格体験談の要約
2025年版と別のテキスト・問題集等を併用
1冊だけで誤って覚えた部分があり、別の説明も使って見直した。
ITパスポート試験ドットコムの受験記録の要約
後者のように、同じ説明を読んでも分からない所が残る人もいます。その場合は新しい表紙に替える前に、新版の無料見本の同じ単元を読んでみるのが先。説明を引き継ぐ所もあるので、年号だけでは読みやすさの問題は解決しません。
これから1冊そろえる人は2026年度版を選ぶ
これから1冊そろえる人には、中古の旧版を探している人も2026年度版を勧めます。旧版はシラバス6.3、新版は6.4対応なので、法律の説明を補う手間が少なくて済むからです。旧版では表の両方、新版では取適法の説明を足す、という違い。
これから1冊そろえる人は、説明と問題をまとめて使う2026年度版スッキリわかるを選びます。税込定価は1,650円(2026年10月11日確認、TAC出版)。表紙に「2026年度版」「シラバスVer.6.4対応」とある紙の本を選び、取適法の補足も足します。
迷ったら手持ちの法務を開く
私なら、法務にメモを添えたあと、ITパスポートの公開問題と予想問題集の使い分けの案内に沿って、無料の公開問題を解きます。間違えた問題は、手元の本に戻って、ほかの選択肢を選ばない理由まで分かれば十分です。
この記事は、今の試験範囲で受ける人向けです。来年度に受ける人は、IPAが出している新試験制度の案と、今後決まる内容を分けて考えます。来年度の本選びで使うのは、そのときに決まった範囲です。
- 手持ちの法務に新しい法律の説明を添える旧版は表の両方、新版は取適法。無料の公式資料で補う今日
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