要点
- 文法を基礎から学ぶなら『英検4級をひとつひとつわかりやすく。改訂版』。見開きの説明と予想問題で学び、巻末に模擬試験1回分があります
- 文法が分かり、通し演習を増やすなら『2026年度 英検4級過去問題集』。過去問5回分とチェックテスト1回分を収録。無料3回分と重なる過去問は1回分です
- 迷ったら無料過去問1回分から。無料3回分と学校教材で復習できるなら買い足さず続けます。第3回の個人申込は2026年10月30日開始、本会場試験は2027年1月24日です
英検4級を初めて受ける中1・中2は、文法を基礎から学ぶなら『ひとつひとつ』改訂版、文法が分かり、通し演習を増やすなら2026年度の過去問題集を選びます。決め手は、見開きで学ぶ構成と、過去5回分+チェックテスト1回分を通して解く構成の違いです。選び間違いが不安で迷ったら無料過去問1回分から始め、学校教材で復習できるかを見ます。

無料3回分と学校教材で復習できるなら、買い足さず続けます。 初受験というだけで2冊をそろえる必要はありません。まず英検協会の4級の無料過去問で、困ったところを見つけます。
無料過去問1回分で、文法・語彙・音声・時間を分ける
最初は、公式ページにある2026年度第1回の問題冊子を選びます。紙か画面で問題を開き、リスニングを再生できる端末、筆記用具、時計を用意します。リーディング35分、リスニング約30分で1回を通し、採点と復習の時間を別に取ります(英検協会の試験時間、2026年10月1日)。
リーディングは35分で止め、そこまでの答えを残します。その後、未回答だった問題を時間制限なしで解きます。リスニングは初回に途中で止めず、採点後に公式のリスニング原稿と聞き直した音声を使って復習します。
間違えた問題ごとに、下の表で最初に止まった原因を1つ書きます。文法と語彙の両方なら、ほかの原因もメモします。
最初に止まった原因 | 採点後に試すこと | 次にすること |
|---|---|---|
未習の文法 | 単語の意味を調べても、時制や語順、正解の理由を説明できない | 学校の教科書・ノートの同じ文法へ戻る。習っていなければ先生に質問する |
語彙 | 単語の意味を調べると文が読め、正解の理由も分かる | その語を教科書・手持ちの単語帳に足し、翌日に同じ文を読む |
音声 | 原稿なら意味が分かるが、初回は聞き取れなかった | 原稿と音声を合わせ、止まった部分を聞き直す |
時間 | 35分では未回答だったが、時間を外すと正解の理由を説明できる | 次の回で各大問を終えた時刻を記録し、時間を使った箇所を探す |
ノートは「問題番号/最初に止まった原因/戻る教材とページ/翌日に説明できたか」の4欄で足ります。原稿を読んでも意味が分からないリスニング問題は、音声より先に文法か語彙を復習します。
この表で分かるのは、今回の誤答をどこから直すかです。少数の問題から未習範囲の全体や合否までは分かりません。教材選びのために、正答率の線を引くより、学校教材で復習した後に同じ文を説明できるかを見ます。
文法を基礎から学ぶなら、ひとつひとつ改訂版
教科書やノートで復習しても文の組み立てが分からず、文法を基礎から学ぶなら、『英検4級をひとつひとつわかりやすく。改訂版』を先に使います。単語・熟語、文法、会話、読解、リスニングを項目ごとに学ぶ本です。
公式の見本の12〜13ページは、左に動詞と名詞を組み合わせた表現、右に予想問題があります。34〜35ページでは未来の表現を説明した後、隣の問題で使います。読んだ直後に同じ範囲を解く流れが、未習の文法を学ぶ人に合います(学研の商品ページ内の見本画像、2026年10月1日)。
ただし、見やすさは本人によって違います。改訂版の商品項目には、英検経験のない保護者が初受験の子どものために選び、内容を分かりやすいと感じた声があります。一方、中1の娘にはイラストや手書き風の紙面が読みにくかった、という保護者の声もありました(Yahoo!ショッピングの購入者レビュー、2025年1月・7月。投稿本文に使用版の明記なし)。
私なら、親の読みやすさより、受ける本人が見本の説明から隣の問題へ進めるかを優先します。読めない説明は学校の先生に質問し、分かるところから進めます。
文法を基礎から学ぶなら、表紙に「英検4級」「改訂版」とある本を選びます。英単語だけの同名シリーズや、中学英語の総復習本とは別書です。税込定価は1,540円(学研、2026年10月1日)。
文法が分かり、通し演習を増やすなら、2026年度の過去問題集
復習すれば正解の理由は分かるのに、時間内に最後まで進めない。音声を聞きながら選択肢を選ぶ流れに慣れていない。文法が分かり、通し演習を増やすなら、『2026年度 英検4級過去問題集』を使います。
収録は過去問5回分+合格力チェックテスト1回分です。基礎本の見開きを順番に進める使い方に対し、本番1回分を解き、解説から自分の弱点へ戻れます。公式の見本では、攻略ガイド、チェックテストの問題、解説と分野別の診断チャートを読めます(学研、2026年10月1日)。
基礎本にも模擬試験1回分があり、過去問題集にも解き方を説明する攻略ガイドがあります。音声も両方で使えます。だから、問題・解説・音声の有無ではなく、項目ごとに学ぶか、1回分を通すかで選びます。
基礎から始めた人が、後で過去問へ移る例もあります。小学5年生の保護者は、ひとつひとつで半年ほど学び、本番約1か月前に別の過去問を解いたと書いています(Yahoo!ショッピングのレビュー、2025年11月、改訂版の商品項目。投稿本文に使用版の明記なし)。この順番は参考になりますが、半年という期間を中学生全員に当てはめず、文法の理解と残りの演習で決めます。
過去問題集はA5判328ページです。冊子が小さく、実際の問題くらいの大きさがよかったという声もあります(楽天ブックスのレビュー、2026年3月、2026年度の商品項目)。字の大きさが気になる人は、公式の見本で問題と解説の並びを見ます。
文法が分かり、通し演習を増やすなら、表紙の「2026年度」「4級」を目印に過去問題集を選びます。税込定価は1,430円(学研、2026年10月1日)。
無料3回分に足すと、過去問4回分とチェックテスト1回分が増える
無料3回分と学校教材で復習できるなら、買い足さず続けます。2026年10月1日に英検協会で公開されているのは、2026年度第1回、2025年度第3回、2025年度第2回です。問題・解答・リスニング原稿・音声を使えます。
学研の2026年度の過去問題集には、2025年度第1〜2回と2024年度第1〜3回が入っています。無料と有料に共通するのは2025年度第2回の1回分です。
問題の回 | 協会の無料公開 | 2026年度の過去問題集 |
|---|---|---|
2026年度第1回・2025年度第3回 | 2回分 | 収録なし |
2025年度第2回 | 1回分 | 同じ1回分 |
2025年度第1回・2024年度第1〜3回 | 公開なし | 4回分 |
オリジナルのチェックテスト | なし | 1回分 |
無料3回分に本を足すと、初めて解く過去問が4回分とチェックテスト1回分増えます。合わせて過去問7回分+チェックテスト1回分で、合計8回分。3+6をそのまま足した9回分ではありません。この数は公開回が入れ替わると変わります。
同じ問題の解き直しは、間違えた理由を説明する練習に使えます。初めて見る問題を時間内に解く練習は、残しておいた別の回で行います。無料の1回を終えた時点で残り2回をすぐ使い切らず、本番形式の練習用に取っておくと、追加購入を急がずに済みます。
第3回は10月30日申込開始、1月24日本会場試験
2026年度第3回の国内の個人申込は、10月30日開始、クレジットカード以外は12月11日、クレジットカード決済のみ12月14日までです。本会場の一次試験は2027年1月24日。学校・塾で申し込む人は、団体内の締切と準会場の日程を使います(英検協会の2026年度日程表、2026年10月1日)。
10月30日から本会場試験前日の1月23日までは、両端を含めて86日あります。ここでは、最初の8週間は1日15分、次の4週間は週1回100分、最後の2日は各15分を取ると仮定します。100分の内訳はリーディング35分+リスニング約30分+採点・復習35分です。
期間 | ひとつひとつを選んだ人 | 過去問題集を選んだ人 | 予定する時間 |
|---|---|---|---|
10月30日〜11月26日 | 誤答の文法から説明と予想問題を進める | 攻略ガイドと解説で、誤答の理由を復習する | 28日×15分=7時間 |
11月27日〜12月24日 | 未習の項目へ進み、解き直す | 語彙・音声・時間の弱点を繰り返し練習する | 28日×15分=7時間 |
12月25日〜1月21日 | 巻末模試と残した無料過去問を通して解く | 未使用の回を通し、終わった回は解き直す | 4週×100分=6時間40分 |
1月22日〜23日 | 間違えた問題の印だけを見直す | 間違えた問題の印だけを見直す | 2日×15分=30分 |
学習時間の予算は合計約21時間10分です。全ページの習得や合格までの実測時間ではなく、1冊と無料問題を続けるための予定です。15分で1項目が終わらなければ翌日に続け、復習に35分以上かかったら次の日にも時間を取ります。
音声は、問題を解く前に再生できる状態にしておきます。小5の保護者の記録では、子どもが自分から音声を聞くのが難しく、親が手伝えるときに再生していました(家庭学習の記録、2023年8月、使用版は明記なし)。今の基礎本はCDを付けず、アプリ・二次元コード・MP3で聞けます。保護者は、教える時間より先に再生方法を一緒に試すと、練習を始めやすくなります。
4級の級認定に必要なのは、リーディングとリスニング
4級の一次試験にはライティングがなく、級の合否はリーディングとリスニングで決まります。任意のスピーキングテストは別に合否が判定され、4級の級認定には影響しません(英検協会の4級の説明、2026年10月1日)。
今回の4級合格に向けた1冊には、作文や3級以上の二次面接の本を足しません。話す練習もしたい人は、協会の無料のバーチャルスピーキングテストから流れを見られます。教材に付くオンライン英会話特典の有無も、この2冊の決め手にはしません。
本代は、ひとつひとつなら税込1,540円、過去問題集なら税込1,430円が定価の目安です(学研の基礎本・過去問題集、2026年10月1日)。送料・支払手数料は購入先、受験料は申込先で別にかかります。無料問題だけなら本の追加購入額は0円で、印刷や通信の費用は利用環境によります。
文法を基礎から学ぶなら、先に説明を読んで予想問題へ進めるひとつひとつ改訂版です。税込定価1,540円(2026年10月1日、学研)。
文法が分かり、通し演習を増やすなら、過去5回分とチェックテスト1回分を使える2026年度の過去問題集です。税込定価1,430円(2026年10月1日、学研)。
今日することは、無料過去問1回分を選ぶこと
迷ったら無料過去問1回分から。協会の4級ページで2026年度第1回の問題冊子を開き、解く日を決めます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 英検4級を初めて受ける中1・中2で、学校教材で復習した後も文法の説明が必要な人。見開きで説明を読み、隣の予想問題を解いて進めたい人。
- 確認すること
- 表紙の「英検4級」「改訂版」で選びます。英単語だけの本や中学英語の総復習本とは別書です。音声はアプリ・二次元コード・MP3に対応し、CDは付きません。
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- 判型・ページ数
- B5判・144ページ
- 発売日
- 2024年8月29日
- 向く人
- 学校教材で文法を復習でき、本番の時間と音声に合わせる練習を増やしたい人。問題の解説を読み、間違えた理由を自分で説明できる人。
- 確認すること
- 表紙の「2026年度」「4級」で選びます。無料3回分と学校教材で復習できるなら買い足さず続けます。A5判なので、買う前に公式の見本で文字の大きさを見ます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・328ページ
- 発売日
- 2026年2月13日
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