要点
- 新課程の追試までそろえるなら赤本。2025・2026年度の本試2回・追試2回と試作1回を解説つきで使える。迷ったら赤本
- 旧世界史Bを増やすなら河合レビュー。新課程4回の解き直しを済ませた人が、センター2017〜2020年度で知識を復習するために選ぶ
- 手持ちで直せるなら追加0冊。新課程4回は1回60分の演習と90分の復習で計10時間の予定。2冊の同じ本試を二重に買う前に、今の解説を使う
新課程の追試までそろえるなら、2027年版の赤本を選びます。2025・2026年度の本試2回・追試2回と試作1回を、解説つきで使えるからです。演習が足りないまま本番を迎えるのが不安でも、迷ったら赤本にし、手持ちで直せるなら追加0冊にします。

初めての1冊は赤本。新課程の追試まで解説と一緒に使う
私なら、最初は本試だけでなく追試まで1冊で復習できる赤本にします。 学校で解いた本試をもう一度買うだけで終わらず、同じ科目の別の問題に取り組めるからです。
赤本の正式な書名は『共通テスト過去問研究 歴史総合,世界史探究』です。2027年版は新課程4回に加え、2022年11月公表の試作1回も入っています。問題編は別冊なので、問題を開いたまま解説を読めます。
一方、ここで比べる黒本は『2027大学入学共通テスト過去問レビュー 歴史総合,世界史探究』です。河合の『共通テスト総合問題集』は模試を中心に収めた別のシリーズ。過去問集を買う人は、表紙の「過去問レビュー」を選びます。
新課程の追試までそろえるなら赤本を選びます。教学社の税込定価は1,430円(2026年10月3日確認)。購入先では「2027年版」と「歴史総合、世界史探究」の表紙を見ます。
赤本の13回と黒本の15回は、新課程と旧問に分けて読む
解きたい問題が増えるかは、合計の回数より科目名と実施回で分かります。次の表は、両社が案内する2027年版の収録を用途ごとに分けたものです。
買うときに分かれる収録 | 赤本2027年版 | 河合レビュー2027 |
|---|---|---|
新課程の2025・2026年度追試 | 2回、解答・解説つき | 商品の収録一覧に記載なし。目録も2025年度の地歴追試を収録対象から外している |
新課程の試作 | 1回、解答・解説つき | 収録一覧に記載なし |
共通テスト旧世界史Bの追試 | 2022〜2024年度の3回 | 収録一覧に記載なし |
センター世界史B | 目次に記載なし | 2017〜2020年度を掲載 |
問題と解説の開き方 | 別冊問題編と解答・解説編 | 商品説明に別冊問題編の案内はない |
両書とも2025・2026年度の本試を掲載しています。2冊を買っても、その本試2回は同じ問題です。河合レビューには2021年度の第1・第2日程と2022〜2024年度の本試も載りますが、2023・2024年度の科目内訳は商品説明だけでは分かりません。
赤本の13回は、新課程の実施済み試験4回、試作1回、旧世界史B8回です。黒本の表紙は10年15回分ですが、センター問題も含む総数です。両書の収録一覧に記載のない回は、実物の目次で内訳を見る必要があります。
今の試験の時間配分を練習するなら、歴史総合込みの新課程を使います。古い世界史Bは、出来事の年代や地域、因果関係を復習するために取り出します。
黒本の解説を重視する人も、新課程の追試までそろえるなら赤本
河合出版は講師による詳しい解説を特徴として挙げています。武田塾の一般的な比較でも、復習のしやすさから黒本を勧めています。解説を読み、誤りの理由まで説明する使い方には価値があります。
それでも初めての1冊に赤本を選ぶ理由は、新課程の追試2回と試作1回を解説つきでそろえられることです。新課程の追試までそろえるなら赤本という判断は、解説の詳しさを順位づけしたものではありません。同じ設問の解説は、書店で本文を見比べると違いが分かります。
河合レビューを学校で配られた人は、まずその本試を使います。足りない追試は大学入試センターの2025年度と2026年度の無料問題を使えます。学校の解説や先生への質問で復習できれば、赤本を買い足す必要はありません。
旧世界史Bを増やすなら河合レビュー。新課程4回の直し後に使う
旧世界史Bを増やすなら河合レビューを選びます。先に新課程4回の解き直しを済ませ、誤答の理由を説明できる人向けです。赤本の目次にないセンター2017〜2020年度を、知識の復習に使えます。
旧問の役割は、今の教科書の同じ時代・地域へ戻ることです。たとえばオスマン帝国の改革名を忘れた人は、その範囲の正誤問題を解き、選択肢のどこを直せば正しいかを説明します。歴史総合の日本史分野や資料を含む通し演習は、新課程の問題で続けます。
2025年度本試の第1問は、政治家や軍人の装いを図像と会話で扱います。問1ではオスマン帝国の改革名と方向性を組み合わせ、問2では清の辮髪と日本の洋装化から時期を考えます。旧世界史Bで覚えた世界史の知識を、現行科目では日本の歴史や資料と結びつけて使います。
新課程と旧問で点が違った
新課程では約85点、旧世界史Bでは約65点。旧問は私大向けの知識整理に役立ったが、今後も2026年のような共テの出題が続くなら、共テ対策には要らなかったかもしれないと振り返った。
2025年12月の知恵袋と2026年1月の追記の要約
黒本を試験前日に終えた
世界史は91点だったが、文章量や見直しに苦労し、黒本を本番で活かし切れなかったと感じた。予想問題も併用していた。
2026年4月のnoteの要約
前者の旧問への評価は、共テ対策と私大対策で分かれています。後者は黒本を解き終えても、本番で活かし切れなかったと振り返っています。旧問の追加は知識の復習、新課程は資料と時間配分の練習と使い分けます。
どちらも使用した本の版は書かれていないので、2027年版の評判としては扱いません。
すでに赤本があれば、そこにある旧世界史B8回を先に使います。
旧世界史Bを増やすなら、センター2017〜2020年度をまとめて使える河合レビューを選びます。河合出版の税込定価は1,430円(2026年10月3日確認)。購入先では「2027」「過去問レビュー」の表紙を見ます。
新課程4回の復習に10時間を取ってから、旧問の予定を足す
2027年の本試験は1月16・17日で、世界史を含む地歴公民は1科目60分です。演習60分と復習90分を1回分の予定にすると、新課程の本試・追試4回で計10時間になります。復習90分は、間違いと迷った正答を解説・教科書へ戻すための仮の時間です。
演習60分は地歴公民1科目の試験時間。復習90分は予定を作る仮定で、理解できるまで延ばします。
本試2回だけなら同じ計算で5時間、追試2回を加えるとさらに5時間です。試作1回も同じ時間枠で使えば、合計は12時間30分。平日は60分ずつに分け、通して解く60分と復習する日を別に取ることもできます。
手持ちの教材の状態 | 今日から確保する量 | 買う冊数と本代の目安 |
|---|---|---|
新課程の解説がなく、追試までそろえたい | 赤本の2026年度本試1回から。4回の演習・復習に計10時間 | 赤本1冊、税込定価1,430円 |
新課程4回の直しを済ませ、旧世界史Bを増やしたい | 河合レビューのセンター問題1回から。最初は正誤の理由を教科書へ戻す | 河合レビュー1冊、税込定価1,430円 |
手持ちで直せる | 今の問題・解説を使って、まだ説明できない選択肢を直す | 追加0冊、追加の本代0円 |
本代は2026年10月3日の出版社表示です。2冊の定価合計は2,860円で、送料・手数料は購入先により別途かかります。
4回を解き直したかは、誤答や迷った正答について、資料のどこを使うか、どの知識で選択肢を判定するかを説明してみると分かります。説明が止まる所は、まだ手持ちで復習する所です。解いたことのある問題で測れるのは理解の穴までで、初見の問題の得点は未使用の模試などで測ります。
過去問の復習を教科書へ記録した受験経験者も、間違いと曖昧な選択肢を拾い、用語だけでなくその見出しの範囲まで読み直していました。私なら、この戻り方を使います。新しい本を増やす前に、今の問題で説明できる所を増やすためです。
予想問題を新しく選ぶ段階なら世界史の2027年用予想問題集の比較へ。新課程を解き直しても同じ型で失点する人は難問集を足す条件で次の本を決められます。
今日、手持ちの目次で本試と追試を分ける
必要な問題と解説がそろえば、今日から1回を進めます。手持ちで直せるなら追加0冊です。解説つき過去問集を買う人は、使う問題を1つ決めてから選びます。
新課程の追試までそろえるなら赤本で本試1回から始めます。定価は1,430円(税込、2026年10月3日の教学社表示)です。
新課程4回の直しを済ませ、旧世界史Bを増やすなら河合レビューでセンター問題1回から始めます。定価は1,430円(税込、2026年10月3日の河合出版表示)です。
- 手持ちの目次で本試と追試を分ける2025・2026年度の本試・追試4回に印を付け、必要な解説が手元にあるかを見る5分の目安
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 初めて解説つき過去問集を買い、2025・2026年度の本試・追試4回と新課程試作1回を1冊で使いたい人。
- 確認すること
- 表紙は「2027年版」「歴史総合、世界史探究」。13回のうち旧世界史Bは8回です。手持ちの解説で復習できれば買い足さず、最初は2026年度本試1回から始めます。
書籍の仕様を見る
- 収録
- 計13回。新課程の本試・追試4回を含む
- 向く人
- 新課程4回の解き直しを済ませ、センター2017〜2020年度で時代・地域・出来事の知識を復習したい人。
- 確認すること
- 表紙の「2027」「過去問レビュー」で選びます。「総合問題集」は別シリーズ。最初はセンター問題1回を使い、歴史総合込みの60分演習は新課程の問題で続けます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・624ページ・2色(出版社の商品ページ)
- 発売日
- 2026年5月28日
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