要点
- 未使用の第3問を時間を計らず1題解く。時間をかけても選択肢の根拠を資料の中で指せないなら専用本を足す。根拠を指せるのに90分では第3問まで手が回らないなら予想問題集
- 第3問の解き方の手順を学ぶなら旺文社。例題前の章と、問題に重ねた赤文字が決め手
- 1つの文章と図表から始めるなら河合出版。買い足す1冊に迷ったら旺文社
第3問の解き方の手順を学ぶなら、旺文社の『共通テスト 現代文 第3問 実用的な文章・資料の問題』を選びます。例題前の章と問題に重ねた赤文字が決め手で、買い足す1冊に迷ったら旺文社です。買い足しても点が変わらないのが怖いなら、未使用の第3問を時間を計らず1題解きます。

私なら、例題の前に解き方の章がある旺文社から始めます(税込定価1,430円、2026年9月26日の旺文社の商品表示)。
未使用の第3問を1題解いてから買い足す
第3問で半分ほど落としたら、手元の予想問題集に残っている第3問を数えます。Z会の2027年用国語実戦模試には、オリジナル模試6回と過去問3回が入っています。各回が国語5題の形式なので、第3問は計9回分です。過去問3回分は、大学入試センターが公開している試験問題と重なります。
ほかの予想問題集なら、目次で未使用の第3問が何回分あるかを数えます。手元になければ、センターが公開する2025年と2026年の本試験・追・再試験で第3問を4回分解けます。さらに、第3問の位置を想定した試作問題の第A問・第B問も、正解表と設問ごとのねらいが書かれた概要とともに公開されています。まず時間を計らずに1題解き、選択肢の根拠を資料の中で指せるか試します。
北大志望の高3は全統共テ模試の第3問で4点/20点となり、解き方が分からず読み直したと知恵袋で相談しました(2026年5月)。時間をかけても選択肢の根拠を資料の中で指せないなら専用本を足します。根拠を指せるのに90分では第3問まで手が回らないなら、手元の予想問題集を90分通しで使います。
2026年本試験の第3問で17点/20点だった26歳の塾長は、第3問を予想問題集で演習したとnoteに書いています(2026年4月)。古文・漢文を先に解いて落ち着いて第3問に入るのが理想とし、第3問だけを10回分続けて解く方法は勧めていません。現役生が落ち着いて構えるのは難しい、とも添えています。
専用本を使う場合も、第3問だけを続けて解くのは手順を覚えるまでにし、仕上げは予想問題集を90分通しで解きます。
第3問の解き方の手順を学ぶなら旺文社
旺文社の商品ページの目次は、例題の前に第3問の解き方・考え方の章を置きます。その後は例題3題、練習4題、実戦3題です。練習4題は2つの題材をそれぞれ(1)(2)に分けた数です。解説では問題の上に赤文字を重ね、グラフや表のどこを見るかを示すと出版社は説明しています。
河合出版にも、公式試し読みの印刷3ページに第3問を解くときの注意点が4つあります。旺文社を選ぶ決め手は、例題前に独立した「解き方・考え方」の章があり、解説では問題の上に赤文字を重ねて見る場所を示すことです。
選ぶときに見る差 | 旺文社 | 河合出版 |
|---|---|---|
最初の進め方 | 解き方・考え方の章から例題3題へ | はじめに第3問の注意点を4つ示し、1つの文章と図表の問題を基礎編で3題続ける |
題の構成 | 例題3・練習4・実戦3 | 基礎3・発展5 |
解説・紙面 | 問題の上に赤文字を重ねて資料の着目点を示す。本冊152ページ(2色)と別冊56ページ(1色) | 図表のどの数値が根拠かを文章で説明する(試し読みの37〜39ページ)。152ページ(1色) |
税込定価(2026年9月25日) | 1,430円 | 1,210円 |
目次の各題を1日1つずつ進める予定なら、旺文社は10日、河合出版は8日で1周できます。1題の長さと復習時間は、この日数に含めていません。9月末から目次の題を進め、11月から予想問題集の90分通しに移る予定を組めます。旺文社が本番形式と案内するのは最後の実戦問題編3題です。
1つの文章と図表から始めるなら河合出版
両書とも最初は基礎から進みます。ただし旺文社の目次では、例題の1題目が図を含む文章、2題目はグラフ、3題目は表が中心です。河合出版の説明では、基礎編は図表つきの一つの文章を題材にします。1つの文章と図表の問題を3題続けて解けるのが河合出版の違いです。
河合出版の公式試し読みの目次は基礎編3題と発展編5題です。発展編は複数の文章と図表へ進みます。印刷37〜39ページの第5問の解説は、文章の下線部a〜eが図表1〜4のどの数値に当たるかを示しています。1題解いて図表の数値を読み違えていたなら、1つの文章と図表の問題を3題続ける河合出版から始めます。
1つの文章と図表から始めるなら、河合出版の『現代文② 第3問型』を選びます。税込定価は旺文社より220円低い1,210円です(2026年9月25日の河合出版の商品表示)。
評論・小説も同じ1冊で練習したいなら、駿台文庫の『短期攻略 大学入学共通テスト 現代文〈改訂版〉』です。全12題のうち第3問型は4題で、税込定価は1,320円です(2026年9月25日の出版社表示)。第3問に絞るなら、8〜10題ある旺文社か河合出版を選びます。
学校で配られた本も使えます。尚文出版の『新しい第3の現代文 集中完答11』は第3問型の予想問題11問を収めた学校採用品なので、手元にあれば先に未使用の問題を数えます。
専用本で手順を学んだら、2026年本試験で形式を試す
2冊の発売は河合出版が2024年10月、旺文社が2025年9月です。河合塾の2026年本試験分析では、2025年はグラフ中心、2026年は絵本を含む資料から得た情報の表現が問われたと説明します。同じ年の追・再試験では、朝食と仮眠のグラフと文章を組み合わせた資料が出ました。グラフを読む練習も引き続き必要です。
専用本を終えたら、大学入試センターの2026年本試験の国語で第3問を1題解きます。すでに解いたなら、2025年の本試験を使います。
本番形式を増やすなら、Z会の2027年用はオリジナル模試6回を90分・5題の通しで解けます。収録される過去問のうち2026年の本試験と追・再試験は、センターが公開する問題と同じです。11月から週1回なら6週間で終わり、2027年1月16日の本試験までに復習する時間も残ります。
今日の1題で、選択肢の根拠を資料の中で指す
手元に未使用の第3問があれば、時間を計らずに1題解きます。正解・解説と並べ、間違えた選択肢のどの語が資料と食い違うかを指します。手元になければ、大学入試センターの2026年追・再試験の国語で第3問を解き、公開されている正解と並べます。この正解表に解説はありません。解答番号21〜25の5つについて、正解の選択肢の根拠を資料の中で指します。
購入先
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- 向く人
- 第3問の解き方の手順を、例題の前の章と、問題に重ねた赤文字の解説で学びたい人。
- 確認すること
- 表紙の『現代文[第3問]実用的な文章・資料の問題』を見て選ぶ。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 1つの文章と図表の問題を基礎編で3題続けて解き、発展編で複数の資料へ進みたい人。
- 確認すること
- 表紙に『現代文② 第3問型』とある本を選ぶ。
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