要点
- 授業と副教材が第2版の人は手持ちを続ける。文法の順番はほぼ同じでも、各課で初めて習う言葉が変わるため、版をそろえる
- 授業の指定がなく、新しくそろえる人や今の会話と配信音声を使いたい人は第3版。初級I・IIの本冊2冊は定価で計5,500円。文法解説と有料の練習音声は別売り
- 迷ったら授業の版を選ぶ。指定がなく新しく買う本は第3版。「会話」「問題」の音声はWebでもアプリでも無料で使える
第2版を持っていて買い直すか迷ったら、授業の版にそろえます。文法の順番はほぼ同じでも各課の言葉が変わるため、授業と副教材が第2版の人は手持ちを続けて大丈夫です。授業の指定がなければ、新しくそろえる人も、今の会話と配信音声を使いたい人も第3版を選びます。
こんな人は
- 授業と副教材が第2版の人は手持ちを続ける。
- 授業の指定がなく、新しくそろえる人や今の会話と配信音声を使いたい人は第3版。
- 迷ったら授業の版を選ぶ。指定がなく新しく買う本は第3版。

文法の順番を残して、話す場面を変えた
第3版で大きく変わったのは文の作り方を覚える順番より、それを使う場面。文の作り方を少しずつ学ぶ流れと、ひとつの課で学ぶ流れはほぼそのまま。はじめは初級I、その続きは初級IIで学ぶ分け方も同じです。
たとえば、人に何かをしてもらう言い方。初級Iの古い版ではタクシーに乗って、どちらへ曲がるかを伝える会話でした。新しい版では火事などに備えて逃げる練習の場面になり、ヘルメットをかぶるように伝えます。
文法がほぼ同じでもそれを使う生活の場面は変わる。 ここが買い直すかを決める理由です。いまの本で文の作り方を学び、新しい言葉を足して使うこともできます。
部分 | 第2版 | 第3版 |
|---|---|---|
初級Iの第7課の言葉 | ケータイ | スマホを学ぶ |
初級Iの第14課の会話 | タクシーで道案内 | 避難訓練 |
初級Iの第16課の会話 | ATMでお金を引き出す | プールを利用する |
初級IIの第38課の言葉 | はんこ、はんこを押す | サインを学ぶ |
初級IIの第49課の会話 | 小学校に欠席の連絡 | 再会した人に近況を聞く |
会話の変化は出版社の変更点と語彙の一覧で読めます。ATMの使い方は新しい版の解説に残るので、別の場所に移った話もあるのです。いまの本と比べるときは会話から消えたかだけでなく、ほかの所で学べるかまで見ること。
授業と副教材が第2版の人は手持ちを続ける
本冊といっしょに使う解説や問題集を、副教材と呼びます。先生と同じ教材を使うことは新しさより大切です。
初めて習う言葉が課ごとに変わると、問題を解くときに、手元の解説でその言葉が見つからないことがあります。出版社も第2版の副教材は同じ版の本冊と使うように勧めています。
本冊は主に日本語で練習をする本です。言葉の意味や文の作り方を、自分が読める言葉で学ぶために使うのが、別に売っている翻訳・文法解説。この組み合わせで本冊だけを替えると、同じ課を開いても言葉を探す手間が増えます。
私なら、授業の途中では手持ちを続けます。新しい言葉は今学んでいる課に関係するものからノートに足すやり方。初級Iではスマホやアプリなど、初級IIではサインなどの言葉が、出版社の一覧で分かります。
一覧で言葉の後ろに課の番号があるときは別の課から移ったという意味です。たとえば、パソコンは初級Iの早い課へ移った言葉。すでに習った人は、初めて学ぶ言葉として覚え直さなくてよいのです。
中古を見ている人も先生が使う版に合わせて選ぶのが先です。書き込みがあるか、答えの別冊やCDが付いているかで、届いてから使える所は変わります。表紙に第2版と書いてあっても、本冊と別冊がそろっているかは売っているページで見る所。
旧副教材を使い続ける資料には対象がある
第3版に替えた後も残せる副教材があります。聞き取りの本に聴解タスク25、読む練習の本に初級で読めるトピック25があり、このふたつが対象です。
新しい版の本冊といっしょに使うための資料は出版社のサイトから無料で読めます。初級I・IIのそれぞれにあるので、手持ちの本に合うほうを開くこと。
旧副教材と第3版を組み合わせる資料の一覧から、自分の本に合う資料を選べます。これは対象の副教材を使うための案内。ほかの解説や問題集を合わせたいときは同じ版の本冊と使うのが出版社の勧めです。
手持ちと無料の言葉の一覧で、今学びたい文法を練習できる人は買い直す本を増やさずに続けられます。授業の指定がなく、新しい会話を本文で読み、同じ会話の音声で練習したい人は、使う本冊を第3版にそろえます。
新しくそろえる人は第3版と必要な解説を選ぶ
授業で使う版が決まっていない人に第3版を勧める理由は、今の暮らしに合う会話から始められること。音声はスマホで聞けます。ただし、配信音声があることだけで買い直す必要はありません。
第2版でも本冊の会話・問題の音声を、無料でWebから使えます。第3版を選ぶ理由は新しい会話と配信音声を同じ版で使うこと。CDを聞くプレーヤーがない人はまず手持ちの版の無料音声を使うだけでも十分です。
オンラインで教える人には新しい版を手にしても大きな変化は感じず、授業に合わせて補う所があるという見方もあります。ひとりで学ぶときも授業を受けるときも問題を解いて、解説で意味をつかめる組み合わせが先です。
授業の指定がなく、新しくそろえる人が初めから学ぶときは初級I第3版から。今の会話と配信音声を使いたい人にも合います。定価は2,750円(税込・2026年10月11日、出版社表示)。
授業の指定がなく、初級Iを終えて後半へ進む人は初級II第3版を選びます。こちらの定価も2,750円(税込・同日、出版社表示)。
会話の音声は無料、練習まで聞くと費用が増える
「会話」「問題」の音声は第3版でも無料です。Webでは登録せずに再生やダウンロードができ、アプリでも無料で聞けます。初級Iには発音やあいさつなども。
買った人のレビューには無料で聞ける音声を見つけにくかったという声も。分ける所はどこで聞くかより、何を聞くか。文型・例文・練習や、文法解説のことばの音声まで使うと有料です。
アプリとWebの音声を使おうとした
有料の表示や無料音声の見つけ方が分かりにくかった。
楽天ブックス、2026年4月23日のレビューの要約
本冊と英語の文法解説をそろえる例で、いくらかかるかを分けると次のとおり。出版社の定価を足し、税も入れた額です。
買う範囲 | 初級Iだけ | 初級I・IIの両方 |
|---|---|---|
本冊と無料の会話・問題音声 | 2,750円 | 5,500円 |
本冊と英語の翻訳・文法解説 | 4,950円 | 9,900円 |
上の本に有料の全課音声も追加 | 10,450円 | 20,900円 |
2026年10月11日、出版社表示の税込定価。英語版を使う例。問題集や漢字の本は含めない。
別売りの音声は使いたい課を選んで買えます。Web版ではサイトにつないで聞くため、音のファイルをダウンロードして持ち出せません。
アプリではスマホに入れたあとはネットにつながずに聞けます。出かけた先でも練習できるのが良い所。
迷ったら授業の版、指定なしで買う人は第3版
まず、授業で使う版と手元の解説の表紙を並べること。授業と副教材が第2版の人は買い直すお金をかけずに、いまの本からまた始められます。
授業の指定がなく、新しくそろえる人はこれから学ぶ範囲の第3版本冊を選びます。初級Iから始める本代は定価2,750円(税込・2026年10月11日、出版社表示)。
同じく授業の指定がなく、初級Iを終えて次に進む人は初級II第3版。定価は同じく2,750円(税込・同日、出版社表示)です。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 初めて日本語を学ぶ人。授業の指定がなく、今の会話と配信音声を使いたい人が、初級の前半を学ぶときにも選ぶ。
- 確認すること
- 授業の指定がある人はその版にそろえる。独学では、読める言語の翻訳・文法解説も同じ版で用意する。会話・問題の音声は無料、文型・練習の音声は別売り。
書籍の仕様を見る
- 定価
- 2,750円(税込・2026年10月11日)
- 判型・ページ数
- B5・本冊248ページ、別冊54ページ
- 音声
- 会話・問題は無料。文型・練習の音声は別売り
- 向く人
- 初級Iを学び終えて、後半へ進む人。授業の指定がなく、今の会話と配信音声を使いたい人が、初級の後半を学ぶときにも選ぶ。
- 確認すること
- 初級Iの続きの本。授業の指定がある人はその版にそろえる。翻訳・文法解説は別売りで、会話・問題の音声は無料。
書籍の仕様を見る
- 定価
- 2,750円(税込・2026年10月11日)
- 判型・ページ数
- B5・本冊243ページ、別冊55ページ
- 音声
- 会話・問題は無料。文型・練習の音声は別売り
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