要点
- 燃焼の水蒸気を部屋へ出したくない人は、石油暖房が必要で給排気工事ができる家ならFF式を選ぶ。燃やしてできた水蒸気を外へ出せます
- 今の暖かさと使い方に困っておらず、使用規約と換気を守れる人は手持ちを続ける。FF式でも料理や部屋干しの湿気は残るので、家の換気を続けます
- 迷ったら使用規約と工事の可否を先に見る。FF-VG42SKは寒冷地で木造11畳まで・コンクリート18畳までが目安で、工事・石油タンク・配管部材は別です

石油暖房が必要で工事でき、燃焼の水蒸気を部屋へ出したくない人に
コロナ FF式温風 FF-VG42SK(W)ナチュラルホワイト
FF-VG42SKの仕様を見る工事・タンク・配管は別選ぶ理由と注意点を見る ↓毎朝ぬれる窓を見て、燃焼の水蒸気を部屋へ出さない暖房に替えたい人は、灯油の暖房が必要で給排気管の工事ができる家ならFF式を選びます。燃やしてできた水蒸気は外へ出せますが、料理や部屋干しの湿気で結露することも。迷ったら使用規約と工事の可否を先に見ます。
こんな人は
- 石油暖房が必要で給排気工事ができ、燃焼の水蒸気を部屋へ出したくない人はFF式を選ぶ。
- 今の暖かさと使い方に困っておらず、使用規約と換気を守れる人は手持ちを続ける。
- 迷ったら使用規約と工事の可否を先に見る。

灯油を燃やすと熱と一緒に水ができる
暖房をつけると部屋は暖かいのに、朝には窓がびっしょり。石油ファンヒーターでは灯油を燃やすときにできた水蒸気も部屋にまざります。灯油に含まれる水素が空気の酸素と結びついて、水になるためです。
水蒸気は空気にまざった、目に見えない水です。ダイニチの説明では、灯油を燃やすと、およそ同じ量の水が水蒸気として生まれます。灯油だけで暖めているつもりでも水分を部屋へ足しているんですね。
水蒸気を含んだ空気が冷たい窓に触れると、水滴に変わります。これが結露。暖房の温風が出ていることと、窓がぬれにくいことは分けて考えます。
開放式の石油ストーブに替えても、灯油からできる水蒸気は部屋に出ます。どちらも開放式なら、出る水分の量は温風が出るかより、燃やす灯油の量で変わります。
開放式は部屋へ、FF式は外へ排気する
持ち運べるふつうの石油ファンヒーターは部屋の空気を使って燃やし、燃やした後のガスも部屋へ出す開放式です。工事をせずに置けるのは便利ですよね。その代わり、使う間は説明書どおりに、窓を開けるなどして空気を入れ替えます。
開放式で換気が足りないと、部屋の酸素がへって灯油がうまく燃えなくなります。そのため、一酸化炭素という毒のあるガスが出て、中毒になるおそれもあります。窓が凍って開かないなど、十分に空気を入れ替えられない場所では使えません。
外から空気を取り入れる管と、燃やした後のガスを出す管が付いているのがFF式です。この管を給排気管と呼びます。燃やしてできた水蒸気はその管を通って外へ出ます。
選ぶときの違い | 手持ちの開放式 | FF式 |
|---|---|---|
燃焼用の空気と排気 | どちらも室内 | どちらも屋外 |
設置と移動 | 工事不要。消火・冷却後に移動できる | 給排気工事が必要。置く場所が決まる |
燃焼のための換気 | 説明書どおりの窓開けなどが必要 | 屋外の空気を使う。家の日常の換気は続ける |
FF式でも温風で暖められるので、温風だけで見分けるのは難しいですよね。ファンヒーターという名前でも、方式の欄に開放式とあるかFF式とあるかで見分けます。
FF式でも家の換気を続ける
FF式で外へ出せるのは灯油を燃やしてできた水蒸気です。鍋からの湯気や部屋で干す洗濯物、人の体から出る水分は部屋に残ります。冷える窓や壁があれば、その水分で結露することも。
加湿器で部屋に足した水分も、FF式の管を通して外へは出せません。加湿器を使っている家は、買い替えの前に加湿をひかえ、窓のぬれ方が変わるかを見ます。
FF式に買い替え、二重サッシの家で使用
買い替えた後も朝の窓に結露が出た
Yahoo!知恵袋・2014年3月、型番不明
長府製作所も、FF式を使う家ではふだんの換気を続けるように説明しています。灯油を燃やすために窓を開ける換気と、暮らしの湿気を外へ出す換気は目的が別。家についている換気の設備は使い続けます。
この違いを知っておくと、FF式に替えた後に窓がぬれても、すぐに機器の失敗とは考えずに済みます。湿気と窓の冷えを調べたい人は窓の結露と断熱シートの選び方へ。ここでは暖房の設置を決める話に絞ります。
賃貸は使用規約、持ち家は工事の可否から選ぶ
賃貸では、開放式の石油暖房を使ってよいかと、壁に給排気管を通せるかが先です。持ち運べるから、どの部屋でも使えると思ってしまいますよね。使ってはいけないと決められた暖房は、換気を増やしても使えることにはなりません。
今の暖かさと使い方に困っておらず、使用規約と換気を守れる人は手持ちを続けます。 すでにエアコンなどで十分暖かい家も、その暖房で十分です。
暖かさは足りても、燃焼の水蒸気を部屋へ足す使い方を変えたい人は、灯油の暖房が必要で給排気管の工事ができる家ならFF式を選びます。私なら、窓が必ず乾くことを期待するより、灯油からできる水蒸気を部屋へ足さずに済む点を買い替えの決め手にします。工事ができない家で水蒸気の出る場所を変えたい人は、家に合う電気の暖房を選ぶのが先。
山間部の家でアグレシオを使用
季節ごとの片づけが減った。ネットで本体を買い、工事は自分で業者を手配した
片づけ収納ドットコム・2024年11月
トヨトミFF-36GTを自宅で使用
消火時のにおいが気にならなくなった。一方で、固定式なので後ろを掃除しにくい
個人ブログ・2020年1月
夏も置いておける場所と、後ろを掃除できるすき間を取れるかも選ぶときの条件です。
FF-VG42SKは本体と工事を合わせて見積もる
コロナのFF-VG42SKは別に置いた石油タンクから灯油を送る機種です。手で取り出して給油するタンクは付いていません。本体だけでなく、タンクと灯油を送る管もそろえて、家に取り付ける費用を見積もります。
寒冷地での暖房目安は木造11畳まで。コンクリートの建物では18畳までです。部屋の広さだけで足りると決めず、吹き抜けや隣の部屋まで暖める使い方も工事の見積もりに伝えます。
税込の希望小売価格は194,700円で、工事・石油タンク・配管部材は別です(コロナ公式、2026年10月14日)。
本体だけの値札と、家で使い始めるまでにかかる額は違います。手持ちの管やタンクがある家でも新しい機器で使えるかは別の話。先に本体を買ってしまうより、本体と工事をまとめて頼める見積もりのほうが、必要な部品をそろえやすくなります。
見積もりに入れる項目 | 書いてもらう中身 |
|---|---|
本体 | 型番、税込価格、家に合う暖房能力 |
給排気工事 | 壁の穴・給排気管・必要な延長部材・工事代 |
灯油の設備 | タンク・送油配管・既存設備を使える範囲 |
交換後の作業 | 古い機器の撤去・処分、不要な壁穴の処理 |
工事代は家によって変わるので、空欄を無料として足しません。
迷ったら使用規約と工事の可否を先に見る
- 家で使える暖房を決める賃貸の使用規約と給排気工事の可否を先に見る最初に
- 本体と工事の総額をそろえる部屋の広さと使い方を添え、表の項目を見積もる次に
- 家に合う型番を選ぶ給排気管・送油設備と暖める力が合うものを選ぶ購入前
灯油を燃やしてできる水蒸気を部屋へ出したくない人は、灯油の暖房が必要で給排気管の工事ができ、寒冷地の木造11畳まで・コンクリート18畳までの目安が家に合えばFF-VG42SKを選びます。下のボタンで仕様を開き、型番と上の表の項目を添えて、本体と工事をまとめて見積もります。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。
- 向く人
- 石油暖房が必要で給排気工事ができる家で、燃焼の水蒸気を部屋へ出したくない人。FF-VG42SKは寒冷地で木造11畳まで・コンクリート18畳までが目安で、この暖房能力が家に合う人向けです。
- 確認すること
- FF式でも暮らしの湿気で結露することがあるので、家の換気は続けます。本体とは別に石油タンク・配管部材・工事が必要です。賃貸は使用規約と工事の許可、買い替えは既存の給排気管と送油設備が使えるかを含めて見積もります。
仕様・利用条件を見る
- メーカー希望小売価格
- 194,700円(税込・2026年10月14日)。工事費別、石油タンク・配管部材等別売
- 寒冷地の暖房目安
- 木造11畳まで・コンクリート18畳まで
- 寸法・質量
- 高さ570×幅476×奥行310mm・15.0kg
- 給油方式
- 別置タンク式。石油タンクは別売
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