要点
- 2027年3月31日までに受ける人は手持ちの第13版・第14版で受けます。みんなが欲しかったでこれから始める人は第14版を買います
- 4月1日以降に受ける人は次の版で3つを足します。手形の4節は出なくなり、販売のつど売上原価、除却・廃棄、定率法の3つが入ります。第14版にこの3つは載っていません
- 受験日を決めていない人は3月31日までに100時間とれるかを数えます。とれる人は今の版で始めます。2月中に受けるなら、11月中旬までに始めます

2027年3月31日までに受け、みんなが欲しかったで始める人に
みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第14版
Kindle版は電子書籍です。購入先のサンプルで画面の見え方を確認し、対応端末や付録・音声の扱いも確かめて選んでください。
範囲が変わると聞いて本を閉じかけた人も、3月末までの試験は手持ちの本で受けられます。3月31日までの試験は今と同じ範囲で出すと、日本商工会議所(日商)が決めているからです。間違えやすいのは4月以降に受ける人で、手持ちの本には新しく出る3つが載っていません。
こんな人は
- 2027年3月31日までに受ける人は手持ちの版で受けます。みんなが欲しかったでこれから始める人は第14版を買います。
- 4月1日以降に受ける人は次の版で3つを足します。手形の節は飛ばしてかまいません。
- 受験日を決めていない人は3月31日までに100時間とれるかを数えます。とれる人は今の版で始めます。

3月31日までの試験は手持ちの第13版・第14版で受けられる
範囲が変わると聞くと、開いたばかりの本が急に古く見えますよね。でも、変わるのは4月からの試験だけです。日商は2026年7月末に新しい出題区分表を決めました。同じページで、年度末までの試験は今の表のままだと書いています(日商の出題区分表)。
出題区分表は級ごとに何を出すかを決めた表で、本はこの表に合わせて作られます。今の表は2022年度から変わっていません。『みんなが欲しかった!簿記の教科書』の第13版も第14版も、この表どおりに作られています。統一試験でもネット試験でも、そのまま使えます。
第13版を持っている人も買い替えはいりません。出版社の紹介では、第14版でおもに手を入れたのは預り金、小口現金、勘定記入の解き方です。章と節の並びは同じでした。
読んだ声でいちばん多かったのは今の本がいつまで使えるかという質問でした。
第13版で3月初めに受けるつもりだった
第14版が出て買い直すか迷った。範囲は変わらないので、第13版でも学ぶのに大きな問題はないという回答がついた。
知恵袋の質問と回答の要約
第13版と第14版でひとつ違うのは、本についてくるWebの特典です。模擬試験プログラムなどの期限を、出版社は「改訂版書籍の刊行月末日まで」としています。第14版が出たのは2026年2月なので、古い版の特典はその月の末で終わる扱いです。
模擬試験の代わりに使えるのは日商のサンプル問題です。本番と同じ形の問題が5組あり、無料で印刷して解けます。解答は同じページから案内されているTACの無料のPDFです。
3月末までに受けて、まだ本を持っていない人も今の版で間に合います。シリーズで迷っている人は先に2冊を比べた記事へ。そこでの答えは「迷ったらスッキリ」です。
みんなが欲しかったで始めると決めた人は第14版で十分です。まだ出る手形の節も入っていて、3月31日までの試験とずれがありません。定価は税込1,210円です(10月6日、TAC出版)。
4月からの試験で消えるのは手形の4節、足りないのは3つ
4月からは紙の手形がなくなるのに合わせて、手形の項目が試験から消えます。代わりに、今は2級で学ぶ3つが入ります。
約束手形を覚えたあとで廃止の話を聞いた
どちらで仕訳するか分からなくなったが、試験から手形が消えるのは2027年度からと知って安心した。
知恵袋の質問と回答の要約
手持ちの本の目次に当てはめると、次のとおりです。
節・話 | 第14版 | 4月1日からの試験 |
|---|---|---|
手形とは、約束手形(第4章) | 載っている | 出ない |
手形貸付金・手形借入金(第6章) | 載っている | 出ない |
受取手形記入帳・支払手形記入帳(第7章) | 載っている | 出ない |
普通預金(第3章)、クレジット売掛金(第2章) | 載っている | そのまま出る(区分表に言葉が入るだけ) |
販売のつど売上原価に振り替える方法 | 載っていない | 出る(2級から移る) |
固定資産の除却・廃棄、定率法 | 載っていない | 出る(定率法は簡単な形だけ) |
出なくなる4節は目次のページで数えると本文の7ページほど。覚えることが減るだけなので、困るのは足りないほうです。手形の代わりに使う電子記録債権の節は4月からも出ます。
足りない3つはどれも手持ちの本の目次にありません。巻末の参考にある「売上原価を売上原価勘定で算定する場合」は決算でまとめて売上原価を出すやり方。新しく入るのは売るたびに原価を記録するやり方で、「商品」という勘定を使います。
除却は使わなくなった備品などを帳簿から外すこと、廃棄は捨てることです。今の本の目次にあるのは備品を売ったときと買い換えたときの処理まで。
減価償却では、買った備品などの値段を何年かに分けて費用にします。今の範囲では、毎年同じ額を費用にする定額法だけを学びます。定率法では、まだ残っている額に毎年同じ割合をかけて、その年の額を出します。
日商の説明では、定率法の問題は毎年かける割合を問題文で示すなどの簡単な形に限ります。保証率のような込み入った計算は、この級では出しません。
4月以降に受ける人は次の版で3つを足す
4月以降に受けると決めた人は次の版で3つを足します。新しく入る3つのうち、日商の説明書に仕訳の例があるのは定率法だけです。残りの2つは手持ちの本でも説明書でも補えません。
手持ちの本も手形の節を飛ばせば、ほかの節はそのまま使えます。出版社の「法改正情報」にも、手持ちの版を補う無料の資料はまだ出ていません。
次の版はTAC出版の刊行予定にまだ載っていません。これまでの版はどちらも2月に出ています。
新しい範囲で学んでから受けたい、という声もあります。その場合は本代を二度払わずに済むので、次の版を待つほうが安上がりです。
受験日を決めていない人は3月31日までに100時間とれるかで決める
迷ったら、3月末までに100時間とれるかを数えます。これはTACが示す勉強時間の目安の多いほうで、もう勉強した時間は引いてかまいません。とれる人は今の版で始め、とれない人は次の版を待ちます。
TACが示す勉強時間の目安(80〜100時間)の多いほうで計算。10月7日に始めれば1月14日に届きます。2月中に1回目を受けるなら、11月中旬までに始めます。
私なら、最初の受験を2月中に入れます。落ちても、3月のネット試験で同じ範囲のままもう一度受けられるからです。受け直しまで今の範囲に収まるのが早めに受けるよさです。
2月の統一試験で届かなかった
そのあとネット試験の対策に切り替え、2026年中の合格を目指している。
YouTubeのコメントの要約
第14版の模擬試験プログラムも次の版が出た月の末で使えなくなるので、早めに解いておきます。ネット試験には休みの期間もあるので、予約の前に下の日程を見ておくと安心です。
- 10月7日手持ちの版か今の版で始める1日1時間のとき
- 1月14日100時間に届くTACの目安の多いほう
- 2月28日統一試験で1回目を受けるネット試験なら2月21日まで
- 3月4日〜ネット試験でもう一度受けられる2月22日〜3月3日は休み
- 3月31日今の範囲で受けられる最後の日4月1日から新しい範囲
受ける日を先に決めると、毎日の量も決まります。
迷ったら2月中の受験を目標に今の版で始める
迷ったら、2月中の受験を目標にして今の版で始めます。次の版を待つのは時間が足りない人だけです。
年度末までは今の範囲なので、本と試験がずれません。新年度に回すと、本の買い直しと新しい3つの勉強が増えます。
3月末までに受けて、みんなが欲しかったで始める人は手形の節まで今の範囲がそろった第14版を選べます。毎日1時間なら、100日で目安に届く計算です。定価はTAC出版の表示で税込1,210円です。
まず、3月末まで毎日何時間とれるかを書き出して、目安に届くかを数えます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。